【美と若さの新常識】断食はダイエットにあらず体質改善レポ




こんにちは、ちゃママです。

2017年9月14日放送の「美と若さの新常識」では、「断食はダイエットにあらず体質改善スイッチ」と題して、断食の効果や体質改善できる仕組みなどが紹介されました。


実はこの回、2017年6月1日に一度放送されたのですが、レポは書いていませんでした。


結論から言いますと、医師の指導なしで個人で何日もやるのは危険ということでしたが…

医師がいる断食道場で断食体験をした2人の体質は明らかに変わったのです!


司会はフットボールアワーの2人、スタジオゲストは高橋真麻さん、藤吉久美子さん、虻川美穂子さん。

※緑色は医師や専門家の発言です。

「断食」って何?




医学的に定義をするならば?

「お腹の中に吸収するべきエネルギー減が全くない、空っぽになっている状態」

30日間の「不食」で驚きの変化!

俳優の榎木孝明さん(61)は、おととし、30日間何も食べない「不食生活」を実践しました。

病院に泊まり込み、医師の診断を受けながら、仕事も普通にこなし、山登りもしました。

榎木さんの体重は、80㎏から71㎏に減り、体調が良くなったといいます。

世界が注目!断食の効果

2011年、アメリカ心臓病学会でインターマウンテン医療センターが発表した研究。


アメリカのユタ州。

キリスト教の一派であるモルモン教徒は、毎月最初の日曜日に祈りを捧げるとともに、24時間、水以外は口にしない断食をおこないます。




そこで、同じ町のモルモン教徒一般の住民と、病気の発症率を比べてみると、

心臓病は39%、糖尿病は52%も発症が少ないことがわかったのです。

さらに、動脈硬化の指標となる数値も、断食をしている人のほうが13%も成績が良かったのです。

断食で体質改善?

慶応義塾大学医学部伊藤裕さんの研究チームが、行ったマウスの実験。


若い元気なマウスを2つのグループに分け、一方のマウスには通常のエサを毎日与えます。

もう一方のマウスは、まず3日間の断食を行い、その後の3日間はエサを与えるという食生活を1ヵ月続けます。




そして、今度はエサを脂肪分が多い高カロリーのものに切り替え、両方のマウスに毎日同じ量だけ与え続けると、




断食をしなかったマウスに比べ、断食を繰り返したマウスは体重の増加が13%も抑えられていたのです。

なんと、断食を経験したことで、太りにくい体質に変化していたのです。


断食期間が1日だけでは体質の変化は認められませんでした。

3日間の断食を経験したマウスだけに、こうした現象が起きていたのです。


「体に対して、ある一時的な危機感、食べ物が少ないという危機な状況を知らせるということ。
断食はかなりショック療法に近い。過激なことを体に与えるため、一時的でも体に残りやすいということだと思う。
われわれは、”断食のメモリー”と言っている」



マウスの実験では、1か月の断食を終えたあと、通常のエサに戻してからも3ヵ月以上も体質改善の効果が継続した

太りにくい体に変わる!断食のメモリー

<スタジオ>

どうしてそういう機能が備わっているの?

「何でも食べられる時代は最近のこと。長い人類の歴史では、物が食べられないことが多かった。それを生き延びるためのしくみが体に備わっていった。われわれは本当は伝家の宝刀を持っているけど、使っていないだけ」


断食の新常識とは?

「断食をすることによって、”眠っているスイッチをONにする”ということ」


断食の期間が長いほど断食メモリ―は記録される?

「マウスでは3日で初めて出てきたので、恐らくある程度の期間がないとONにならない。マウスは4日断食すると死ぬ。3日間はマウスでいうギリギリの期間」


人間でいうとどのくらいになる?

「かなりぎりぎりのところまで持っていかないと、すごいチカラを引き出すことができない」


断食中でも頭がすっきりするのは本当?

「少しならボーっとする。そこを突き抜けたときにスカッとしてくる」


性欲はどうなるの?(真麻!笑)

「恐らく、食べられない時代は、性欲よりもまず自分が生き残ることが大事だった。食べ物が手に入るまでは、恐らく性欲が抑えられる」

断食は最強のアンチエイジング

アメリカ、ウィスコンシン大学での老化研究。

生まれたばかりのアカゲザルを80匹以上集め、20年以上飼い続けている。

現在サルは、みんな24歳。人間でいうと、75歳ほどのお年寄りです。


2匹のサル。

1匹は年相応に皮膚にはシワが多く、たるみもあって、たくさんの毛が抜けています。

ところが、もう1匹のサルは、皮膚はハリがあって毛並みもツヤツヤ。お年寄りとは思えない若々しさがあります。


同じ年齢でなぜこんなに違いがあるのか。




成育環境はまったく同じです。違うのは食事の量だけ


実は、若々しく見えたサルには、通常の食事の量より30%少ないエサを与えてきたのです。




つまり、ずっとカロリー制限をしていたのです。


寿命にも明らかな差が出ていました。

通常の食事を与えられたサルが、老化によって50%に達した時点で、カロリー制限をしたサルは、まだ80%も生き残っていたのです。

魅惑の”若返り遺伝子”

実際に、カロリー制限で人間も若返るのかという研究をしている、金沢医科大学教授古屋大祐さん

30~60代の男性4人に、通常の必要摂取カロリーから25%制限した食事を7週間続けてもらい、その結果を調査したのです。


すると、サーチュイン遺伝子が増えていました。

サーチュイン遺伝子は、”若返り遺伝子”とも言われています。




サーチュイン遺伝子は、誰もが持っていて、全身の細胞に存在しています。

普段は眠っていますが、カロリー制限をすると、サーチュイン遺伝子からサーチュイン酵素が作られます。




この酵素が、別の遺伝子のスイッチをONにする役割を果たすのです。

免疫細胞をおとなしくさせ、血管の老化を抑えたり、傷ついた遺伝子の修復をしてくれたり、100以上の方法で老化にブレーキをかけてくれるというのです。




その結果、肌や血管、筋肉などの若さが保たれるのです。


古屋さんの行った実験結果。

色が濃いほど、サーチュイン酵素が働いていることをあらわしています。




7週間のカロリー制限でサーチュイン酵素が、最大で10倍になっていました。


2014年、カロリー制限よりももっと短期間で行う断食の実験を行いました。

すると、48時間の断食で、2~4倍のサーチュイン酵素が働き始めることが確かめられたのです。




断食はカロリー制限よりも、アンチエイジングのスイッチを短時間でONにできる近道かもしれないのです。

徹底検証!5日間の断食生活

兵庫県淡路島。

30年もの歴史がある断食道場を運営する、医師の笹田信五さん

医学的なサポートをしながら、これまで2万人以上の断食を見守ってきました。

今回体験してもらうのは、お笑いタレント松丸ほるもんさん(31)と光美さん(29)


まずは健康診断

断食は一時的とはいえ、体に大きな負担がかかるため細かくチェック。

最後に問診を行います。

2人とも問題なし。




午前9時、断食スタート!


断食中かかせないのが水分補給

普段は必要な水分の3分の1は、食事からとることができますが、断食中は1日最低2リットルの水分を飲むようすすめています。


午前中は体操の時間。

断食中は不整脈を起こす危険があるため、激しい運動は厳禁です。

筋肉を維持する程度の軽い運動をします。




開始から2時間半。はじめてのお昼です。

口にできるのは、1日3回の特製ドリンク(100㎉)のみ




断食中のたばこは厳禁。ヘビースモーカーの光美さんは禁煙もすることに。




8時間経過。待ちに待った夕食のドリンク。




そして、体にはさまざまな変化が。




断食2日目の朝。

光美さんが38度2分の発熱。




ところが先生は、

「これも1日、2日したら、楽になってきます。このまま進んでいきましょう」

笹田さんのこれまでの経験から、少し様子を見てみることに。


断食3日目。

「(夜)12時くらいには熱が下がっていて、そこからだんだん体調がよくなっていった」




「熱が出たときは、ご飯を食べて栄養をつけないとという概念があったけど、何も食べず、薬も飲まず、水と1日3回のジュースだけでここまで良くなるんだと驚く」


松丸さんの食欲は?

「全然(お腹が)すいてなくって、さっきハンバーガーのCMを見たが、食べたいと思わなかった」


好みでなかったドリンクの味は?

「牛乳というより、キャラメルみたい」



「3日、4日、5日目にくると、食べ物のことも消えるというさわやかな朝がくる。”なんで今日はこんなにさわやかなのか”、”なんでウキウキするのか”となる」





<スタジオ>

断食でカラダに何が起きている?

「熱が出るのは全員ではない。たぶん、かなり悪い生活をしていたからカラダがもとに戻りたいと熱が出た」

「2日目になるとボーっとしてきたり、無気力になったりする。それを過ぎるといい作用が出てくる」


熱が下がるのはなぜ?

「自分のカラダの中から、抗炎症作用が出てくる」

「宗教的に見えるが、カラダに起こっている科学的な変化」

世界の研究者が注目!ケトン体のヒミツ

普段わたしたちが食べたものは、腸で吸収されエネルギー源のブドウ糖となって全身に運ばれます。




ブドウ糖は、何も食べないと通常8時間ほどですべてなくなると言われています。

つまり断食とは、エネルギー源がゼロになる、生命の危機なのです。

すると、中性脂肪が肝臓に集まってきます。




肝臓で脂肪が分解されてできるのが、ケトン体です。

このケトン体は、新たなエネルギー源として、カラダのさまざまなところで働くことがわかってきました。




さらにもう一つの重要な働きをしていることで、世界中の研究者が注目しているのです。

「ケトン体はエネルギー源として魅力的なだけではなく、遺伝子の働き方を変える作用があるというのがわかってきた。これがいわゆる”エピゲノム”
われわれは、遺伝子は変えられないが、遺伝子の働き方を変えることはできる」

遺伝子の働き方を変える!ケトン体

伊藤さんの考える仮説です。

ケトン体の一種であるβヒドロキシ酪酸が、遺伝子の発現をつかさどる部分と反応します。

すると、細胞の中にあるミトコンドリアの力を呼び覚ますスイッチがONになります。




その結果、ミトコンドリアは効率よく次々とエネルギーを作り出すようになるのです。




つまり、細胞内では脂肪がエネルギーとしてどんどん使われるので、太りにくいカラダになるのです。


このスイッチは、断食がある一定期間続くことでONになります。

その後ケトン体がなくなってもONの状態は保たれます


つまり、生命の危機状態が記憶されるのです。

これこそが、伊藤さんが考える断食メモリ―の1つ。


太りにくい体質になるのもこうしたメカニズムがあるからだというのです。


<スタジオ>

飢餓状態とはだいたいどれくらいの時間?

「8時間くらいでお腹がすいてくるが、それを超えて1日くらいたつと、しっかり(ケトン体)が出てくる」

徹底検証!断食で驚きの変化

いよいよ断食最終日(5日目)。

変化は体型にもあらわれていました。




あごが出てる!




2人とも、心もカラダもすっかり軽くなった様子。

そして、ついに断食終了


2人の体型には、明らかな違いが出ていました。

リバウンドを防ぐ「回復食」

この断食の効果を維持するのに大切なのは、これから。

回復食といわれる、断食を終えたあとに口にする食事です。


急に元の食事に戻すと血糖値が急上昇し、カラダは慌てて脂肪を作り出そうとするため、リバウンドの原因になるのです。


5日間断食した二人は、あと4日間、ここで回復食を食べなければいけません。

豆腐で作ったパン、野菜スープ、ヨーグルト。
わずか167㎉。塩分は0.3g。




2食目は三分がゆ。おかずも素材の味を生かした薄い味付けです。これで、230㎉。




回復食は、一日目は600㎉

徐々にカラダを元の食事に慣らしていくことで、リバウンドを防ぐのです。



「リバウンドをさせないというのが、絶食療法では絶対に大事です。今回はお二人ともうまくいったような感じがします」

体質改善は起きたのか結果発表

回復まで9日間の断食体験。

2人の体質はどう変わったのか。



断食のメモリーとサーチュイン遺伝子は働いているのか、結果発表!


光美さんのケトン体が急増!




「ケトン体はあれくらいのことをやると大きく変わる(1,000を超える)」

「ケトン体は3,000μmol/Lくらいまで増えても、健康な人は大丈夫」


松丸さんは、サーチュイン遺伝子が1.22倍に。




「サーチュイン遺伝子は活性化している」

断食から3週間後の変化は?

3週間後なのに、光美さんの体重はほぼ変わらず、ウエストサイズは減っています!




「脂肪が燃える体質に変わっているということ」


松丸さんもキープしています。




「ケトン体は元に戻るけれど、カラダは覚えている。これが断食メモリー

「断食のいいところは、我々の考え方、脳が変わるということ。飢餓状態にすると、サーチュイン遺伝子やホルモンの関係も変わるので、すべてのことがケトン体で説明できるわけではない」

ケトン体が出る?ウサギ方式とカメ方式

ウサギ方式/断食を取り入れた生活

ウサギ方式を実践するのは、高木俊和さん(43)。

高木さんは先ほどの道場に、年に2~3回通い続けています。

そして、自宅では週に1回、半日の断食をしています。




断食を始める前は66㎏でしたが、断食をはじめて5㎏減量。しかも、8年間同じ体型を維持できているのだそうです。

カメ方式/毎日カロリー制限

カメ方式を実践する日暮若菜さん(26)は、毎日カロリー制限をしています。




ご主人と一緒の夕食は、炭水化物を抜いておかずだけ食べます。




ケトン体の数値は?




1週間の総摂取カロリーは3倍以上も違うのに、ケトン体の数値はあまり変わりませんでした。


「日暮さんのやり方は危ない。1日約700㎉しかとっていないと慢性的に栄養不足」

「月に5日ほどならいいが、毎日続けると筋肉量が落ちて不健康な痩せ方になる」

適正カロリーの7割くらいでサーチュインは十分出るので、1200~1300㎉はとらないとダメ。高木さんは半日だけでケトン体が上がっている。がんばるときはがんばるけど、あとは寝ているウサギ方式のほうがいい」


高木さんは、1年に2~3回あの道場に行っている。

そのメモリーが元に戻らないように、週に1回やっているということを忘れてはいけない。

断食の注意点は?

個人でやるには、どれくらいの期間なら大丈夫?

高齢者、心臓病、腎臓病、糖尿病、脱水症状のある方は、ケトン体が上がると呼吸困難、昏睡等の危険がある。

ちゃママ感想

わたしたちが簡単にできるのは、腹八分!!

これがサーチュイン遺伝子(若返り遺伝子)を増やし、老化にブレーキをかけます!

断食では体質が変わり、断食を終えたあともその効果が続くというのはすごいですね!


番組で真麻さんも言っていましたが、断食数日後の空気がおいしい、味覚に敏感になるなどのつらさを超えた先にある快感を味わってみたいです(笑)


そして、カメ方式は健康的ではないので絶対にやめましょう!