こんにちは、ちゃママです。
2018年4月17日放送の美と若さの新常識では「美女のヒミツは骨にあり」と題して、骨の重要性について取り上げられました。
顔のほうれい線や目尻のシワなどには「骨」が関係しているというのです!
目次
骨密度は「若さ」のバロメーター
骨密度とは、骨の体積にどれくらいカルシウムがつまっているかの指標です。
骨密度が低いと骨粗しょう症になる危険が高くなります。
骨密度が高くなるピークは20歳前後。やがて年齢とともに下がっていきます。
実験の結果、見た目が若い女性の腰椎の骨密度は、同年代の平均値を上回っていることがわかりました。
「シワ、たるみ、ほうれい線」と「骨密度」は関係があったのです。
骨密度がシワを生む
若い世代は、眼窩(眼球のおさまる頭蓋骨のくぼみ)の拡大が小さいですが、年をとってくると左右前後に拡大してくぼみが大きくなります。
骨密度が減ると、骨自身も縮んで小さくなり、そのぶんくぼみが大きくなるのです。
顔の土台として支えている骨が縮小すれば、顔のあちこちで表面の皮膚との間にすき間ができます。
そのため、あまった皮膚は深いシワになったり大きなたるみをつくるのです。
顔はカラダのなかでも特に骨密度が高い場所です。
その中でも下あごの骨密度は、真っ先に減ってしまいます。
ほうれい線、マリオネットライン、下あごのたるみは、いずれも下あごの骨密度の低下が原因だったのです。
シワ予防のための骨密度対策とは
一般的な女性の骨密度は、成長期に増加し、20代にピークを迎えます。
このピークを思いきり高くしておけば、その後の人生も骨密度を高く保ててシワ予防につながります。
しかし、無理なダイエットなどでピークが低いまま成長期を終えてしまうと、その後も低いレベルをたどり、若い年代から骨粗しょう症になってしまう危険性があります。
宇宙飛行士はわずか1か月のあいだに骨密度が急速に減少します。
宇宙飛行士でも運動を欠かせないのは、骨に力をかけることが大切だからです。
あごの骨も咀嚼の力が弱ってくると、骨の作りも落ちてきます。
骨密度を保つためには、適度な力で噛むことが大切です。
ガムを“1日10分噛む”のがオススメなのだそうです。
※このあと番組内で行われた“2週間ガムを噛む実験”では、効果が見られませんでした。ガムは長く継続する必要がありそうです。
全身の骨密度対策とは
バレーボール
ジャンプして着地するときにかかる足への衝撃が、顔の骨やシワにも関係があるといいます。
骨の中にある骨細胞は、衝撃を感知するセンサーです。衝撃を受けると“骨を作れ”という命令物質を出します。
衝撃は全身に伝わり、命令物質も全身に広がります。足の衝撃でも顔の骨が作られるのです。
つまり、顔のシワ対策には、足に衝撃を与えるのがいいのです。
かかと落とし
立ったままかかとだけを上げて、ストンとかかとを落とします。
ポイントはかかとに衝撃を与えること。
その場でジャンプ
高さの目安は床から10㎝程度。足の裏全体で着地するのがポイント。
回数は1日30回。何回かに分けてもOK。
その場で足踏み
浅く座り、つま先を上げた状態でかかとから地面に足を下ろします。
1日30回、3セットが目安。
いずれも続けることが大切だそうです。
オステオカルシンこそ美と若さの土台
骨に衝撃を与えたときに骨の中で作られるホルモン「オステオカルシン」。
オステオカルシンには、脂肪細胞を小さくする働き(ダイエット効果)があり、活性酸素を防ぐ力があることがわかりました。
動物実験では、神経細胞の働きを高めたり、免疫機能を高めたり、筋肉の量を増やしたり、男性の精力を高めたりする作用があることもわかっています。
自分で運動して骨に刺激を与え、オステオカルシンを増やすことが大切です。
骨にいい食べ物を食べることも大切です。
カルシウム:牛乳、魚、チーズ、ヨーグルト、小松菜、チンゲン菜、いりゴマ、ひじき、切り干し大根など
大豆イソフラボン:納豆、豆乳、枝豆、油揚げ、きなこ、味噌など
実験の結果、大豆イソフラボンは、キウイフルーツと合わせると骨に良い効果があることがわかりました。
骨がよりしなやかで骨折の危険が減ったのです。
キウイフルーツの中のビタミンKが作用したと考えられるそうです。
最後に、和田明日香さんの料理レシピが紹介されました。
「骨太カレー」の作り方はこちら↓
http://www.nhk.or.jp/beautyscience-blog/2018/120/295303.html
ちゃママ感想
先日レポした番組では、肌は「紫外線・筋力の低下・糖化」に注意!と紹介していました。
(⇒顔を老化させる「しみ・しわ・たるみ」の3つの要因とは)
でも、おおもとの「骨」が一番大切かもしれませんね。
運動や食べ物で、骨密度をできるだけ維持することが若さにつながる。
納豆は、大豆イソフラボンもビタミンKも含まれている発酵食品なので、積極的にとろうと思いました。
ちなみに、わたしは昨年9月に骨密度を測定していました。
Zスコア(年齢別平均の骨密度に対する標準偏差値):103%
Tスコア(若年成人平均値に対する標準偏差値):104%
でした。
平均よりは良かったので、これをできるだけ維持したいと思います!
女性は、10代のときに骨密度をできるだけ上げることが大切です。
無理なダイエットは骨に影響を与えるだけでなく、「無月経」を引き起こす場合もあります。
女の子の成長期に気をつけたい話はこちら↓
※プラス1分で納豆の予備知識
(2018年4月20日追記)
過去に録画していた「林修の今でしょ!講座」を見ていたら、たまたま「納豆」を取り上げた回でした。
骨は3ヵ月から半年ほどで新しい骨に生まれ変わっていき、5年ほどですべての骨が生まれ変わるのだそうです。
カルシウムが骨にしっかりと沈着するためには、骨タンパクの一種「オステオカルシン」が必要です。
このオステオカルシンの働きを活発にするのがビタミンK2。
ビタミンKの推奨摂取量は、1日250~300マイクログラムと言われています。
納豆は1パック(50g)あたり、300マイクログラムのビタミンKが含まれているので、1日1パック食べるのがオススメなのだそうです。
ちなみに、納豆の中でも「ひきわり納豆」が小粒や大粒のものよりも1.5倍、ビタミンKが含まれているそうです。
納豆は、血管にも骨にも腸にも脳にもいい食材なんですね☆