こんにちは、ちゃママです。
2018年7月22日放送の「東大王」を見ました。
視聴者からの質問に東大王がズバッと答えてくれる「東大王の作り方」というコーナー。
小2の息子にはまだ早い内容ですが、備忘録的に。
短いコーナーなので前回と合わせて2回分まとめて書いておこうと思います。
目次
東大王オススメの本
今回の質問は、13歳中学生からの質問。
これまで読んだなかで、傑作だと思う作品は何ですか?
鈴木光さん
「ルポルタージュ(現地におもむき取材した作品)が好き。今まで読んだなかで良かったのは『名誉の殺人』」
「名誉の殺人」とは、主にイスラム文化圏を中心に、婚前交渉などを行った女性を一家の名誉をけがしたものとして家族が殺害する風習のこと。
その実態を描いたルポルタージュ。
鈴木光さん
「犯罪を起こした側にクローズアップするものは、書籍としてなかなか無い。加害者がどうしてそうならざるを得なかったのか、写実的に描写していてバイアス(先入観)がかかっていない」
山里亮太さん
「相談してる人…13歳だよ?」
鈴木光さん
「そうですよねw」
水上颯さん
「ぼくが中学生のときに読んで面白かったのは、北村薫の『空飛ぶ馬』という作品」
直木賞作家・北村薫のデビュー作『空飛ぶ馬』。
女子大生と落語家が、日常に潜む謎を解く人気シリーズ。人の死なないミステリーを軽快な文章で描いている。
伊沢拓司さん
「これが(読書の)入門というか、入り口になるので、まずはわかりやすくて文章がきれいな作家を読んだ方がいい。
太宰治とかは無頼派といって、江戸時代のちょっと笑いが起こるようなものを下敷きにしたような本を書いている。
太宰治だと『駈込み訴え』がオススメ」
※無頼派…既成文学を批判し、新たな作風を示した作家の総称。
イエス・キリストを裏切った弟子ユダを主人公にした創作小説。愛と憎しみが入り混じったユダの心情を独白という形でつづっている。
伊沢拓司さん
「太宰作品はどれもスッと読めるものが多い。意外となじめる。何よりも文章が上手」
東大王オススメ英語本
前回(6月24日放送)は、オススメの参考書が紹介されました。
水上颯さんがオススメしたのはこちら↓
水上さんや鈴木さんが通っていたという鉄緑会は東大受験専門の塾で、東京と大阪の2校しかないにも関わらず、去年の東大合格者数は418人。
そんな鉄緑会が編集し、一般にも発売されている「鉄壁」。
水上颯さん
「けっこう分厚いが、言葉の語源やイメージが書かれていて読みやすい」
伊沢拓司さん
「イラストが入っている。フックがたくさん入っているのが良い単語帳。量はあるがみんな使っていた」
鳥取出身で大きい塾がなかったという鶴崎修功さんがオススメしたのはこちら↓
鶴崎修功さん
「1冊だけを完璧にやる。複数やろうとすると時間が足りないので、最後まで1冊やりきる」
通信教育、教室などの授業を行っているZ会発行の速読英単語。
まず、あるテーマの英文が書かれていて、ページをめくるとその文章中に出てきた英単語を深く学べるという形式。
鶴崎修功さん
「それが僕には合っていた」
伊沢拓司さん
「ぼくは読んで単語を覚えるというよりは、要約のための文章。要約のトレーニングに使っていた」
鶴崎修功さん
「まずは英文を読ませる。その文章の流れの中で単語の使い方を覚えるために使っていた」
伊沢拓司さん
「いろんな使い方ができた。そういう参考書だと複数のことが学べる」
ちゃママ感想
東大受験専門の塾なんてあるんですね…(無知;)
地方に住んでいると、いかに良い参考書に出会えるかが大切な気がします。
そして、中学生でこのような本を読んでいたということは、それまでも読書をする習慣があったということですよね。
小学校時代はどんな本を読んでいたんだろう?って、これは番組宛てに質問したほうがいいですね(^-^;
齋藤孝さんは、小学生でも名作・名文に触れることを勧めています。
親子で一緒に音読したり、一行ずつ交互に読んだりして、無理やりにでも本を読ませるべきとも話しています。
子どもはどんな文学作品がいいのか自分で選ぶことができません。
以下の本など、夏休みにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね♪
【東大王】東大王が語る「勉強に最適な場所」とは 【本紹介】本当の国語力を親子で伸ばす方法とは 「音読」を活用する方法と小1の宿題の話 教科書を使い尽くして学力を伸ばす8つの方法