今朝は育児の話はお休みして、健康の話です。
ちゃママは昔から「体にいい」と言われることには興味がありました。(実際にやるかやらないかは別w)
今日は以前、NHKスペシャルやゲンキの時間で取り上げられた話を、わたし自身が忘れないようにまとめてみました。
目次
センテナリアンとは
センテナリアンとは、1世紀、つまりワンセンチュリー、100年以上生きる人のことです。
最新の研究で、寿命を決めるのは遺伝要因が25%、環境要因が75%で、環境によっては誰でも100歳まで健康で幸せに生きられることがわかったのだそうです。
身体に起こる2つの炎症
私たちの身体は、何らかの有害な刺激を受けた時に炎症が起こります。炎症には急性炎症と慢性炎症の2種類があります。
急性炎症とは、切り傷ややけど、風邪などのウイルスによる喉の腫れなどのことで、長くても数週間で治る炎症のことです。
一方、
慢性炎症とは、身体の中の細胞が老化したり壊れることで起こる炎症のことです。
細胞が老化すると細胞から炎症物質が放出されて、周囲の細胞に炎症が広がります。
内臓の炎症には痛みがなく自覚症状がないため、気がつかないうちに身体をむしばんで全身に広がることもあるのです。
1,500人の血液検査から、慢性炎症が少ないほうが生存率が高いということがわかったそうです。
この3つが慢性炎症の原因だ
老化による慢性炎症を早めてしまうのは、次の3つが原因だそうです。
肥満
内臓脂肪が増えると臓器の血流が悪くなります。すると、炎症を起こす物質が分泌されて慢性炎症が起こります。
ぜんそく
気管支などの空気の通り道に炎症が続くため慢性炎症が起こります。
歯周病
歯と歯肉の境目に入った菌により、炎症物質が作られて慢性炎症が起こります。
慢性炎症は全身に広がって、動脈硬化や脳卒中など命にかかわる大きな病気につながります。
100歳以上の人には、動脈硬化や糖尿病の人は少ないことがわかっています。
慢性炎症を抑えるかどうかが、健康長寿への分かれ道になるのだそうです。
どのような生活をすればいい?
では慢性炎症を抑えるにはどうすればいいのでしょうか?
1.食生活の改善
生魚を食べる。毎日魚を食べる。肉を食べる。
魚はオメガ3系不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが豊富に含まれています。
EPAやDHAは血液中の中性脂肪やコレステロールを調整して慢性炎症を抑制する働きがあります。
魚を中心に肉もバランスよく摂ることで、慢性炎症を抑えて健康長寿につながります。
2.定期的な運動
定期的な身体活動は、体重のコントロールや内臓脂肪の減少効果があります。血液循環がよくなることで、全身に栄養がわたり、慢性炎症を起きにくくします。
散歩や体操など軽い運動でいいので、定期的に動くということが重要です。
85歳以上の人の約70%以上の人が毎日30分以上歩いているそうです。
炎症の具合はわかる?
健康診断などで測定するCRPは炎症の目安になるそうです。
CRPの基準値は0.3以下です。
風邪を引いたり熱があるなどの急性炎症でも数値が高くなるので、一度測って高くてもすぐに慢性炎症とは考えずに、健康な時の値を数ヶ月、一年単位で比べるのがいいそうです。
老年的超越とは
幸福感、ポジティブな感情、ネガティブな感情、人生に満足しているかなどを16年に渡って500人に調査したところ、約80%のセンテナリアンが「いま幸せだ」と答えたそうです。
年をとると「家族が元気にしているな」「病気がなくて良かったね」などと思うことや、感情の高まりをあまり起こさないことが幸福感の重要な要素になるそうです。
年をとるに連れて変化する物質の捉え方や考え方を「老年的超越」といいます。
老年的超越が高まっていくと身体の悪い状況が気にならなくなるそうです。
悪い状況に関心を向けなくなることで、幸福感が高まると考えられています。
身体的な衰えを気にせず、暮らしの中で楽しみを見つけ、好きなことに没頭する・・・そんな前向きな精神が共通しているそうです。
幸福というのは量ではなく質なのです。
テロメアを維持する
テロメアとは、細胞の中の核にある染色体の末端部分のことで、染色体を保護する役割があります。
細胞分裂することで短くなり、限界に達すると分裂が停止します。これが細胞の老化と考えられています。
つまり、テロメアが短ければ短いほど細胞は老化が進んだ状態であるということになります。
センテナリアンの人は、テロメアが短くなりにくいということがわかっています。
テロメアが短くなりにくいということは、細胞レベルでの老化が起こりにくいということです。
そのテロメアの長さを決めるのが、食事、運動、精神である可能性が高いのだそうです。
ちゃママまとめ
身近な人が病気になったり亡くなったりすると、自分や家族の健康、食生活が気になりますよね。
テロメアを長くして老化を止める研究も進んでいますが、年相応というのがなくなるのも怖いし、不老不死になるのも恐ろしいような・・・
「幸福は質」というのが心に響きました☆
「あまり長生きしなくても、ある程度で惜しまれつつ逝きたい」と言っていた友達がいたけど、老年的超越・・・どんな気持ちか少し体験してみたいかも?