こんにちは、ちゃママです。
2018年2月8日放送のBSジャパン「お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学」を見ました。
「株式実践編~数字オンチの株式投資①」と題して、お宝株の見つけ方が紹介されました。
司会は高橋真麻さん。
ゲストはファイナンシャルアカデミー講師の藤川里絵さんです。
藤川さんは、主婦業のかたわら投資の勉強を重ね、いまや株式投資スクールの講師として活躍しています。
真麻さん
「こんな記事がある。『2017年の株高 主役は「女性の美」だった』という」
(日本経済新聞電子版 2017年12月13日掲載)
藤川さん
「たしかに、特にアンチエイジング関係、年齢が上のかたがお金をかけて美容品を買うというのがすごく流行った」
日経平均株価が26年ぶりに高値をつけた2017年。
中でも株価上昇率の高さが目立ったのが女性の美に関する銘柄。
健康食品や美容品を扱う北の達人コーポレーションは、1年でなんと、株価が9.1倍に。
その背景には、働く女性が増えて自由に使えるお金が増えたことがあるそうです。
真麻さん
「ビューティー株だと身近な感じがするが、でも株はハードルが高い感じがする」
藤川さん
「そう思っている女性は多いが、全然そういうことはない。わたしも数字が苦手で数字オンチ。でも5年で資産を10倍にしました」
真麻さん
「えっ!?…最初はいくらで始めたんですか?」
藤川さん
「100万円です」
真麻さん
「それも一握りであって、損している人が多い気がする」
藤川さん
「好奇心さえあれば誰でもできると思います」
以前、番組で株選びのポイントとして挙げたのは3つ。
- 何をしているかわかる
- 儲かっている
- 自分で買える値段
そのときのレポは↓を見てください。
今回、藤川さんが教えてくれる数字オンチの投資術とは?
目次
その1 流行品を見つける
藤川さん
「最近だと、去年”ローストビーフ丼”がすごく流行った。わたしは自分の会社が原宿にあるので、ローストビーフ丼のお店の前を通ると毎日のように行列がある。
『あ、このお店をやっている会社は上場していないのかな?』と調べた。
そのお店を経営する会社自体は上場していなかったが、お肉を卸している会社『スターゼン』を買って、2ヵ月で30%くらい上がった」
真麻さん
「すご~い」
藤川さん
「女性って並ぶのが好きですよね。並んでお金をそこで使うだけじゃなくて、それをお金に変えるチャンスがある。行列を見ると必ずチェックします」
真麻さん
「ちなみに行列店以外では、どこで流行を見つけるんですか?」
藤川さん
「たとえばスーパーに買い物に行くと、売り場面積が広がったりとか、自分がなんか最近よく買うなと思うもの。少し前になるが、フルーツグラノーラの売り場がすごく広がったなと思った。その前はコンフレークなどだった。グラノーラでシェアを取っているのはカルビーなので、カルビーを買って上がったりとかした」
行列の店や、日常スーパーに足を運んでいるなかで、流行に敏感になっておけばいいということなんですね。
その2 セール品を見つける
藤川さん
「もう1つは数字」
真麻さん
「数字がダメなのに?」
藤川さん
「買い物をするときに、同じ商品で正規の値段とセール品があったら、どっちを選びますか?」
真麻さん
「同じ商品ですよね?そしたらもちろんセール品」
藤川さん
「ですよね、わたしもセール品を選ぶ。株は株価がついていて、いまセールの価格かどうかはわからない」
真麻さん
「わからない。とくに上場したてのときは高くついてるし」
藤川さん
「それを知るための1つの目安となる数字がある。たとえばヒラキという会社。これはママ友に聞いたが、ものすごい激安靴の通販会社。
その正規の値段に対してどうかというのは、このPERという数字を見る。PERの単位は倍」
真麻さん
「どういうものだと思えばいいですか?」
藤川さん
「その株価の割安さをはかる1つの指標。日本株の平均PERは15倍と言われていて、15倍よりも下だったら割安、高ければ割高という1つの目安」
PER(株価収益率) =株価÷1株あたりの利益
たとえば、現在の株価が1,000円で、1株益が100円だった場合、PERは10倍。
藤川さんの話で株を買う目安、PER15倍ということは、1株あたりの利益が100円の会社であれば1,500円くらいが妥当の株価。
もし現在の株価が750円くらいなら、価値があるのに割安な50%オフのセール品の可能性が高いということになります。
藤川さん
「なので、ヒラキだったら、11.50%なので平均よりも割安という判断ができる」
真麻さん
「チャートの見方がわからない」
藤川さん
「5分足、日足、週足、月足というのがあるが、週足を見ると」
真麻さん
「全体的に上がっていってる」
藤川さん
「移動平均線が右肩上がりになっていることがポイントになる」
真麻さん
「まさにこのヒラキは右肩上がりだから、お宝株?」
藤川さん
「お宝株だと思います」
藤川流・株購入のコツ
真麻さん
「藤川さんはいま何銘柄くらい持たれているんですか?」
藤川さん
「だいたい10~15くらい」
真麻さん
「そうなんだ、もっといっぱい40、50くらい持っているんだと思った」
藤川さん
「わたしは株を1つのスポーツのチームみたいに考えていて、わたしが監督。目が行き届かなくなってしまうと、言うことをきかなくなる。だから、チームのメンバーは10人から15人編成で、それ以外に補欠を用意しておく。補欠は50~100くらい。調子が良さそうな2軍を用意しておく。スタメンで調子が悪そう、ケガをしたとなったら入れ替える」
真麻さん
「それは全部同じ業種の銘柄?」
藤川さん
「いえ、例えばサッカーで言うと、シュートがうまい選手ばかりでは試合にならない。シュートがうまい人もいればディフェンスがうまい人もいてというふうに、タイプを分ける。つまり、業種を分けて投資する」
真麻さん
「最初に100万円からスタートしたと言ったが、もしいま私の手元に100万円があったとしたら、どうしたらいいですか?」
資金100万円があった場合の株式チームの持ち方
藤川さん
「たとえば100万円を持っていたら、5銘柄くらいに分散する」
実は、1つの銘柄の買い方にもコツがあるのです。
藤川さん
「2,000円の株を100株買うのではなくて、1株1,000円以内の株を200株買う」
200株買うのがコツ。
株価が下がった場合は、半分の100株を売ることでリスクを軽減。
逆に残りの100株を残しておくことで再び株価が上がったときに、グンと利益を生んでくれるというわけです。
藤川さん
「上がっても半分持ってるし、下がっても半分しか持っていない。ダメージも軽減できる」
真麻さん
「今年は何系の株が?」
藤川さん
「わたしも含めなんですけど、周りもすごいのは婚活。マッチングサービスで上場している会社もあって、すごい上がっています。
たとえば最近だと、飲食だけの人材を紹介する会社などニッチなリクエストをマッチングさせる、それが人材派遣だったり婚活だったり、そういうサービスを持っている会社がなんとなく伸びる気がする」
真麻さん
「楽天証券も開いたわけだし、そろそろ買わないと」
藤川さん
「ぜひぜひ。よく100万円を1億円にというが、それは普通の人にはとてもリスクが高い投資だと思う。たとえば給料が20万円の人だったら、月に1~2万でもアップできればいいと思う」
真麻さん
「自分の興味があるものを買って応援するのがいいのかなと」
藤川さん
「それがいいと思います」
株式投資はコツをつかめば怖くない。
まずは、街中の行列店探しから楽しんでみましょう。
ちゃママ感想
行列の店は田舎ではほぼないので、テレビで取り上げられるころにはもう手遅れ感があるかもですが、スーパーやドラッグストアで売れているものや、自分が使ってみていいものはわかりますよね。
ただ、流行には廃りもあるので売り時にはお気をつけを?
PERに関しては、15倍以下なら大丈夫というわけではなく、その業界によって違うので、同業他社と比べることも大切?と思いますが、どうなんでしょう?(←勉強不足;)
ちなみにわたしもスタメンだけでなく、補欠も15銘柄くらい追いかけています。
最近は株価が乱高下していますが、投資歴が長くなると「また来たか~」という感じで動揺しなくなりました。
『節分天井の彼岸底』なんていう格言があるので、まだ下がるのでしょうかね??
いま配当が欲しくて狙いを定めた銘柄があるけど、まだ様子見…
未来は誰にもわかりませんが、わたしは「1年で12万円増やすことができれば、1ヵ月あたり1万円の自分のお小遣いができるんだ」と思っているので、基本的には長期保有です。
「好奇心さえあれば、だれでもできる」
たしかに。でも、投資は自己責任で!ですね。