あなたはお子さんにお手伝いをさせていますか??
お手伝いをしてくれたら「ありがとう」って言っていますか?
おこづかいはあげていますか?
なんと!
お手伝いをすることは、計算の基礎が養えたり、社会や理科の興味を広げることができたりと、子どものさまざまな成長につながるというのです!
以前にも登場した汐見先生、諸富先生の本を参考にまとめてみました。
目次
お手伝いで得られるもの
自尊心を育てる
家族の役に立つことで「自分は役に立っている」と感じ、家族の中での存在感を手に入れることができます。
お手伝いがだんだん上手にできることで、親に評価され、感謝されて自分に自信を持つことができます。
自尊感情の高い子どものほうが、成績の伸びがいいという研究結果があります。
社会性が育つ
スーパーなどへおつかいに行ったり、郵便局や宅配便を出しに行ったりすることで社会との関わりをもつ体験ができます。
そこから社会性の芽が育ちます。
家庭生活のスキルを学ぶ
料理、洗濯、掃除、片づけなど、訓練すれば小学生でもできるようになります。
まめな性格が育つ
人生において欠かすことのできない力です。
親子の会話が増える
子どもが成長するにつれて、親子の会話は少なくなります。
お手伝いが日常化していれば、一緒にいる時間が増え、必然的に会話も増えます。
子どもは子ども扱いされず、大人の会話ができたことの喜びを心に刻んでいきます。
おづかいやご褒美をあげてもいいの?
子どものお手伝いにご褒美をあげることは、そう悪くはないそうです。
「みんなの役に立つこと(お手伝い)」をすれば、「自分にいいこと(お小遣い)」が返ってくる、という世の中の法則を実地に学ばせることができるからです。
どんなごほうびのあげ方がいいの?
「トークン・エコノミー」という方法がオススメです。
これは、行動療法という手法で用いるやり方の1つで、子どもが望ましい行動をとったとき、お金に替わる代替貨幣(トークン)として、シールを貼ってあげたりします。
それが一定量たまると、ご褒美と交換し、望ましい行動を強化するというしくみです。
たとえば、お手伝いをしたら表にマルをつけたりシールを貼ったりして、10枚貯まったらチョコレート、30枚貯まったらゲームを1時間というように、ご褒美と交換できるようにします。
お手伝いに対して直接お小遣いやご褒美をもらうよりも、ポイントやシールを集めるほうが楽しいし、子どものやる気を引き出せます。
最初はご褒美をもらうためにやっていたお手伝いであっても、習慣化していくうちに、自発的にできるようになっていきます。
トークン・エコノミーは使い方次第で、子どもに達成感(ぼくにもできた!)を与えながら、お手伝いの習慣をつける大きな武器になるのです。
命令口調は禁止
「なんで手伝わなきゃいけないの?」と聞かれたら、子どもの中では「家事=お母さん(女性)の仕事」という図式がすでにできあがっている証拠です。
すると、お手伝いは「本当はお母さんがしなきゃいけないことを代わりにさせられている」との思いが強くなるので、どうしても腰が重くなってしまいます。
家族という一つの共同体を担う一員として「あなたをあてにしている」ということが伝われば、子どもも「家族の一員なんだから手伝わなくちゃ」と思います。
子どもを指示、命令、禁止で動かすのではなく、「これを手伝って欲しい」「~だけはして欲しい」などと、お願いするように頼みましょう。
なお、男の子は仲間のために働くとき、脳の働きが活性化するといわれています。
男の子は生まれつき「仲間=チーム」のために働くことが好きなようにできている生き物なのだそうです。
感謝を伝える
サボったり、うまくいかないことが続いたら、どこかに無理があるのかもしれません。
そのときは一緒にやりながら少しずつ慣らし、徐々に任せていくようにしましょう。
そして「助かったよ」「ありがとう」の言葉を忘れずに伝えましょう。
ちゃママまとめ
上手にお手伝いの世界に誘い込み、いろいろな体験をさせることで、学力の基礎や生きる力の基礎を育てることができるのですね!
ちゃママは息子が幼稚園のころに「お風呂洗い10円だよ~」なんて誘ってみましたが、「10円いらなーい」と言われました(爆
そして、いちいち小銭で誘うのも面倒なのでw、今年から毎月1日に100円というお小遣い制を始めました。
いまのところ「布団を敷く」という特定の任務はあるものの、買い物などその他のお手伝いをどれだけしても月100円で納得している息子w
おこづかいをあげるときに、
「先月は〇〇をしてくれたり、〇〇をしてくれたりして助かりました。今月も頼りにしています!がんばってください!」
などと言いながら渡します。
すると、
「100円もらってるから手伝わないと悪いかな~と思って」
なんて言いながら手伝ってくれます☆
有名大学に入学した、大企業に入社したけれど、「自分のことは何にもできなーい」では困りますよね!
「少し難しいかもな~」「自分でやったほうが早いし」と思うことでも、少しずつ挑戦させていきましょう☆
余談・・・
昨日初めての宿題が出ました!
自分で宣言したとおり、帰宅後すぐに取りかかりました。
プリント1枚と音読だったのですが、天井を突き破るような大きな声で読んでいましたw
姿勢も本の持ち方も良かったので◎でした☆
ん?
適度な声の大きさで読むことも大事なのか??
ま、宣言どおりやったことが大事ということで、初日はどんなことをしても◎でいいでしょ♪(←親バカ)