こんにちは、ちゃママです。
あなたは、仮想通貨・ビットコインを知っていますか?
2017年7月27日放送のBSジャパン「お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~」を観ました。
その中で「仮想通貨・ビットコイン」の部分をまとめてみました。
司会は高橋真麻さん。ゲストは、明治学院大学経済学部教授の佐々木百合さん。
今日は、今さら聞けないビットコインの話です!
目次
ビットコインって何?
2017年7月21日、こんなニュースが。
ビットコイン、取引停止23日に前倒し。
仮想通貨、ビットコインの取引量が増えたことで、処理が追いつかなくなり、その取引量を拡大させるための方策を巡って、運営事業者が大きく3つの陣営に分かれて争っている。
どうしてこんなことが起こってしまったのでしょうか。
真麻さん
「ビットコインって怖いというか、騙されているようなイメージがあった」
佐々木さん
「誤解を恐れずに言えば、ビットコインはやはり通貨。ドルや円と同じお金と思っていい。ただ、まだどこでも使えるわけではない」
ビットコインは、仮想通貨。
つまりはお金。
手に取れる形がないだけで、円やドルと同じなのです。
通貨の単位も、ビットコイン。
今だと、1ビットコインおよそ30万円の価値。
そして、100分の1ごとに、ミリ・ビットコイン、マイクロ・ビットコインとなります。
佐々木さん
「最後の“サトシ”という単位。
このビットコインの生みの親と言われているのが、ナカモトサトシさんという日本人」
ビットコインの歴史
2008年、ナカモトサトシという名前で、
「こうやれば、世界を大きく変える仮想通貨が作れる」
という内容の論文が発表されました。
それを元に、エンジニアたちがシステムを組み、およそ2ヶ月後、インターネット上に初めてのビットコインが登場。
世界中に広まったのです。
みんなが価値を信じるとお金
真麻さん
「仮想コインって、すぐパッて消えちゃいそう。
実は違法でしたとか、価値が無くなりましたとか言われそうで、保証がないと怖い」
佐々木さん
「仮想通貨は、円やドルのように国の法律で定められていたり、中央銀行がちゃんと計画して発行していたりする通貨とは違う。
ただ、国が発行しているお金もただの紙。
日本が法律で定めているから大丈夫だと信じて受け取ってくれるから取引が成り立っている。
それと同じで、仮想通貨もみんなが価値を認めて“使える”“便利だ”ということになれば、お金になり得る」
真麻さん
「電子マネーとはちょっと違う?」
佐々木さん
「電子マネーは仮想のマネーではなく、現実の円やドルを電子決済しているだけ」
一見、同じようなものと考えがちですが、ビットコインと電子マネーは全く別物。
電子マネーはあくまでも取引の方法なのです。
ビットコインを使う場合
まず、オンライン上で“ウォレット”というお財布を作ります。
そして、外貨を買うのと同じ感覚で、ビットコインを購入します。
自分のウォレット内にあるビットコインを使って、オンライン上で取引をします。
ビットコインのメリットは?
佐々木さん
「海外の物を買う場合、通貨が違う。
オンライン上で買うときも、円、ドル、ユーロなどそれぞれ変わる。
ビットコインという共通の1つの通貨があると、いつでもどんな国でも共通の単位で取引ができるようになる。
ビットコインは世界共通。取引の多い人はビットコインさえ持っていれば、世界中どこでも使える。
もう1つのメリットは、手数料」
真麻さん
「外貨に両替するだけで、1ユーロあたり3円などかかっていると聞いた」
佐々木さん
「例えば、銀行を通して口座間で送金しようとすると、結構高い。
特に、少額の取引をするとき、例えば2万円の送金をするとき3〜4,000円の手数料がかかってしまう」
ビットコインを送るときは、手数料がかからない。
それは、独特の管理体制があるから。
独特の管理体制
実はその独特の管理体制が、今回の取引停止の発端にもなっているのです。
佐々木さん
「ビットコインは、会社や国が発行しているのではなく、みんなの技術で保っているもの」
ビットコインは、1つの組織で管理するのではなく、コンピュータネットワークを使い、世界中のみんなで管理しています。
ネットワーク上には、1つの台帳があり、すべての取引データが書き込まれています。
実は今回の問題の原因は、この管理体制。
取引が多くなったところで、書き込まれるデータ量が増え、送金などの処理に支障が出るようになってしまいました。
そこで問題を解決しようとしましたが、ひとつの組織が管理しているわけではないので、問題解決の方法を巡って、揉めてしまったのです。
佐々木さん
「円やドルは国の保証があるからこそ、みんなが価値を信じやすく、取引しやすい。
ビットコインはそういう機関がなく、いろんな人で支えているとなると、他の通貨よりも信用が低くなるので、そういう意味ではリスクが高いということが言える」
意外な弱さを見せたビットコイン。
今はじっくりと見守る方がいいようです。
ちゃママ感想
ビットコインの値段は、高騰したり下落したりするので、投機商品として利用している人もいるようですね。
ビックカメラでは、今月26日から全店でビットコインでの決済を開始しました。
でも、ビットコインの利用を禁止している国もあるようです。
たまにニュースに出てくるビットコイン。
世界中のたくさんの人に広まれば、すごく便利で数十年後には当たり前になるのかもしれないけれど、とりあえずこんなものがあるというのを把握しておいて、静観するのが良さそう??