こんにちは、ちゃママです。
今日は息子とサイエンスイベントなどに行ってきました。
さて、”歳には逆らえない”とわかっているけれど、“なるべく若さは維持したい”ですよねw
遺伝要因はわずか25%!100まで生きる「センテナリアン」の秘密はこれだ!では、体の炎症(急性炎症と慢性炎症)の話を紹介しました。
2017年7月11日(火)放送のたけしの家庭の医学では「老化を進める悪玉物質を減らす方法」が紹介されていましたので、ビデオを消す前に書いておこうと思います。
目次
老化のカギを握るのは悪玉物質
昨年11月にある論文が発表された。
アメリカの権威ある医学研究専門誌に掲載され、世界から注目を集めた。
その論文を発表したのが、慶應義塾大学医学部循環器内科准教授 佐野元昭先生。
「老化に伴う、しわやシミ、動脈硬化、がん、認知症、骨粗鬆症など、幅広く影響を及ぼす悪玉物質を制御できれば、老化自体を遅らせることができると期待している」
将来的には、ある悪玉物質を減らすことで、ありとあらゆる老化の進み具合をコントロールできるかもしれないというのです。
番組では、研究が始まったばかりの、老化のカギを握る悪玉物質について、現在までに分かっている情報を紹介しました。
悪玉物質「オステオポンチン」
オステオポンチンとは、骨を作ったり細菌を殺すのに必要なたんぱく質の一種。
過剰に分泌させると全身に炎症を引き起こす。
一般的な炎症とは、虫歯で歯ぐきが腫れたり、風邪でのどが腫れたりするのが典型的な炎症。
オステオポンチンによる炎症は、目に見えない小さなもので、誰にでも日々起きている、治ることのない、老化を進める炎症。
センテナリアン(百寿者)の体内では、炎症があまり起きていない。
体内の炎症が多いほど、老化が早く進む可能性がある。
炎症を起こす物質はたくさんあるが、オステオポンチンは炎症を起こす物質の総元締め的な役割を果たす物質だとわかってきた。
免疫細胞の異常で増加
同年代なのに、オステオポンチンの量に差が出るのはどうしてなのか。
佐野先生
「オステオポンチンの濃度は、免疫細胞の状態によって大きく変わる。免疫細胞の状態を調べると違いがわかる」
免疫細胞とは、体内に侵入した病原体を退治する細胞のこと。
佐野先生の研究でわかってきたのは、免疫細胞の機能低下とはまったく別に、免疫細胞そのものが異常な状態になってしまうことが問題だという。
異常をきたした細胞はオステオポンチンを過剰に分泌し始め、全身に広がってしまったオステオポンチンが身体のあちこちで炎症を起こし、老化を進めると考えられるのです。
つまり、異常をきたした免疫細胞が多いほど、老化が進んでしまうということ。
内臓脂肪が細胞に異常をきたす
まだメカニズムは詳しくわかっていないが、内臓脂肪が多いほど、免疫細胞に異常をきたしやすいということが解明され始めている。
佐野先生
「マウスを太らせると、異常な免疫細胞が増えて、オステオポンチンが増える。
そのマウスにダイエットをさせて内臓脂肪の量を減らしたら、元に戻るのかという実験をした。
ひとたび体の中にできてしまった異常な免疫細胞はそのまま留まっていて、オステオポンチンの血中濃度はなかなか下がらないということが明らかになった。
メタボの人ほど、オステオポンチンの濃度が高い」
オステオポンチンを減らす3つの方法
まだ研究が始まったばかりで、有効な手立てはわかっていないが、次の3つを実践すれば、免疫細胞の状態が改善され、オステオポンチンが減る可能性があるという。
油
食事の油を、動物性油からオリーブ油などの不飽和脂肪酸が多い油に変える
ストレス
ストレスをできるだけ溜めないようにする
腸内細菌
発酵食品などを摂って、腸内細菌のバランスを整える
ちゃママまとめ
内臓脂肪を増やすのは良くないのですね…
最近朝の散歩ができていないので、お腹がポッコリしてきたような;
そして、結局のところ健康のためには、食生活、運動、睡眠、ストレスフリーが大事という話ですね!
※油の摂り方に関しての話はこちら↓
【美と若さの新常識】「オメガ3脂肪酸」が美肌と健康にこんなに効く!!
※ストレスに関しては、以前NHKスペシャルで見た「キラーストレス」がとても興味深かったので、一度見てみることをオススメします。
(紹介するの2度目かもw)
第1回 あなたを蝕(むしば)むストレスの正体~こうして命を守れ~
第2回 ストレスから脳を守れ~最新科学で迫る対処法~
※睡眠に関しての話はこちら↓
【睡眠負債】睡眠を削ることは命を削ること!質のいい睡眠とは
※寿命に関する遺伝子の話はこちら↓