【息子、トミカを買う…】自分で選び、自分のお金を使う体験で学ぶ

こんばんは、ちゃママです。

夏休みも後半に入っていますね。

さて、日本には昔から、お金は不浄なものと考える傾向があります。

でも、子どもが大人になってからお金の管理ができなかったり、お金のトラブルに巻き込まれたりしたら大変ですよね。

子どもに早くからお金に関するしつけをすることは、とても大切だと思います。

今日は、息子自身が買いたいものを選び、息子自身のお金を使う体験をした話です。

目次

お店に入れば買いたくなる

約1週間前。

大型のアスレチックがある少し遠くの公園まで行くことにしました。

でも、雨がポツポツと降り出し、行っても遊べないと判断。

「じゃあ〇〇に行って、貴重なトミカがないか見に行こう?」

「んー、、このまま帰るのもね…」

と、息子が好きなトミカ(中古)が売っているお店に行きました。

たくさんあるトミカの中から、古そうなのを一緒に探しました。

「これは?」

「それは90年代」

「これは?」

「それは86年」

「・・・」

トミカ超図鑑デラックス愛読書なのでw、とても詳しいです…。

そして、わたしがCDコーナーを見に行っているあいだに見つけた古いトミカを5台並べ、悩んでいました。

1974年のセリカだとか、1977年のマツダコスモAPだとか・・・

「え?買うの?」

「うぅ~ん、どうしようかと思って」

「見たから欲しくなったな?w」

「でも今日って誕生日でもクリスマスでもないんだよね」

「そうだよね」

「でもな~!古いトミカ見つけちゃったんだよ」

「うぅ~ん…まぁ貯金箱に貯めたお小遣いはあるよね」

貯めてきたお小遣い

ちょうど2~3日前に、どのくらい貯まったのか貯金箱を開けて数えました。

なんだかんだで、2,100円くらい貯まっていました。

「ちなみに1台400円だから、5台だと2,000円だよ?」

「えっ!いっきにそんなに無くなるのはな…」

「買うなら、ママが立て替えるけど」

「でもな…どれにするかっていうのでも悩むんだよ」

「(1台は買う気だな…)これは諦めてもいいっていうのは?(←消去法を伝授)」

「ん〜〜コレとコレかな…」

「じゃぁこの3台の中で考えたら?ていうか、本当に買うの?w」

「あ゛ぁ~どうしよう…」

幼稚園のころは「今日は見るだけだよ」「買っても買ってもキリがないよ」などと説得して、息子も納得していました。

でも1月からお手伝いをしてくれる報酬として、月に一度100円をあげていました。

その他、何かのご褒美やワークを1冊終わったご褒美でお金をあげることもありました。

もらったお金をすべて貯金箱に入れてきた息子。

自分で選んだ一台のトミカ

結局悩みに悩んで、1台だけ選びました。

ホンダS800Mさんでーす!

中古なので、多少傷は仕方がない?

レジに持っていくあいだも、

「この車で良かったかな?」

「あ~買っても良かったのかな?」

などと、悩んでいたので、

「たまには、がんばって貯めた自分のお金で好きな物を買うのはいいんじゃない?」

と言いました。

帰りの車の中でも、ずっと手に持って帰り、部屋につくとさっそく開封して遊んでいました。

そして、夜になり、改めてじーっと買ったトミカを見ながら、

「いや~、ホンダS800を買ってなかったら、いまの人生変わってたかも」

「じゃあ、いい買い物をしたっていうことだねw」

息子にとって、大満足な買い物になったようです。

今日は我慢した息子

今日も2人で遊びに出かけていました。

帰りに、別のリサイクルショップに寄ってみようという息子。

「寄るとまた欲しくなるんじゃない?」

「いや、今日は探すだけにする」

「じゃぁ滞在時間を決めようか。30分でどう?」

「うん、いいよ」

そして店内へ。

ここのお店には、息子曰はく、とっても貴重な?トミカがありました。

トミカは、発売された1970年~1984年までは黒と黄色の箱でした。(通称、黒箱トミカ

その黒箱トミカの1971年のクラウンタクシーや、1983年のスバル3601,280円で箱入りで売っていました。(中の状態は未確認)

いろいろある中で、箱入りではないけれど、ホンダ1300クーペ9が気になった息子。

「うわっ!これ欲しいな~、でもこの前買ったばかりだしな…」

「う~ん、たしかにね」

「欲しいな…」

「……」

「…ママの言いたいことは検討ついてるけどね」

「言いたいこと?」

「うん、1日か2日考えたらって」

「はははw」

「でもな、誰かに買われたらどうしよう?」

「そのときは運命で、あきらめるしかないよ」

「うん…」

他にも掘り出し物がないか探し、そろそろ約束の30分。

「そろそろ時間だよ?」

「よし!今日は買わないで、1日考えることにした。後ろのほうに置いておこう…」

「ははは…みつからないようにねw」

ちゃママまとめ

お金の使いかたは、学校では教えてくれません。

わたしは、お金は貯めてばかりいてもいけないと思っています。

たまには息子のように「自分が幸せになるために使う」から、また「不要なものは買わないで貯めよう」という気持ちになるのではないかと思います。

大人でさえ、欲しいと思ったものを買うか買わないか悩むことはあります。

何かを決めたり悩んだり、(今回は30分でしたが)短い時間で決断したりする体験を繰り返すことで、だんだん選択する能力もつくのかな?と思います。

小さいころの失敗は、すべて経験になりますしね!

頭がいいということには、記憶力、分析力もさることながら、短時間のうちにさまざまの要素を的確に比較検討し、選択、決断する能力が必要な条件とされますが、その力を身につけるのは早いほどいいのです。(多湖輝さんの本より)

確かに大人になってもデキる人は、的確な判断をし、決断が早い気がします。

子どもに選択させることは、自分で考える頭を作るのかもしれません。

【経過】ご褒美効果で自分から勉強する子に育つのか?

<2017年10月18日追記>

息子が買わずに我慢した黒箱のトミカは、復刻版だったと判明!

1970年発売のものがそんなに安い値段で売ってるわけがないですよねー、、ははは;