こんにちは、ちゃママです。
息子と図書館に行きました。
息子のカードで10冊借りられるので、2~3冊は私が読ませたい本や読みたい本を選びます。
残りは息子が気になる本を選びます。
今回息子が選んだ本の中に、この本がありました。
学研のまんがでよくわかるシリーズなので、基本的にマンガで書かれています。
帰ってきてさっそく一人で読んでいたのですが、
「ママ!13日に迎え火たこう!」
と言いました。
お盆でお父さんの実家へ帰省する部分を見たようです。
もちろん、うちには仏壇がありません。
主人は次男なので、将来お墓を持たない可能性の方が高いです。
(ひとりっ子の息子をお墓で縛りたくないというかなんというか…難しいですね)
目次
ちゃママの小さいころの話
わたしは生まれたときから家に仏壇がありました。
父は長男。
祖父は父が小学生のときに亡くなっていて、50回忌も終えています。
母は毎朝、神棚の水、仏壇のお水とお茶を取り替え、仏壇にはご飯をお供えしていました。
毎週日曜日と祝日にはお膳を作って仏壇にお供えしていました。
わたしは小さいころからそんな姿を見ていたので、少しずつ手伝うようになりました。
そして、高校を卒業して実家を出るまでずっと、毎朝必ず神棚と仏壇を拝んでから朝食を食べていました。
祖父にはもちろん会ったことも、話したこともありませんが、相当怖かったらしいです。
でも毎朝手を合わせている遺影の顔は、いつもみんなを見守ってくれている包容力と優しさを感じます。
何かでピンチなときに「おじいちゃん助けて~」なんて心の中で思うと、祖父が守ってくれる気がしました。
なんだかんだいって、いろんなことがうまくいくのは、小さいころから拝んできたからかもしれないとさえ思います。
(ただ、時間が解決したり、プラス思考なだけかもしれないけどw)
それにしても、祖母が「もうごはんだけでいいよ」と言うまで毎週日曜日や祝日にお膳を作っていた母。
何十年も「よくやっていたな…」と尊敬します。
お盆や彼岸は必ずお墓参りに行った
お盆には、母は朝からお膳をつくり、 キュウリの馬とナスの牛を供え、お花を生けたり、 季節の果物を供えたり、いわゆる「精霊棚(盆棚)」をつくっていました。
13日の夕方には玄関の前で迎え火をたき、 16日の夕方には送り火をたいていました。
お墓用のお膳も作って折に入れて持って行き、お墓にお供えしていました。
お彼岸には、おはぎを作って行って、お供えしたあと食べるのが楽しみの一つでした。
それが当たり前だと思ってやってきました。
でも、最近は、
「お墓へのお供え物は、お持ち帰りください」
と、お寺で決められています。
カラスが来て荒らすし、処分や掃除など大変なのでしょうね。
それならばと、両親も最近はだんだん簡素に済ませるようになったと言っていました。
年中行事ってどうなっていくの?
「お盆に海水浴をすると、足を引っ張られる」なんて聞いたことがあったけど、「お盆休みだー!」って海に遊びに行く人もいるし…
「旦那の実家は田舎で虫が多いので、私たちは帰りません」なんて、ワイドショーのインタビューに答えている母娘もいるし…
お盆やお正月で休みだから海外へ旅行に行くという人もたくさんいます。
そもそも仏教ではなかったり、宗派や家庭によって全然違うんだろうけど、核家族化して、全体的に簡素化してきて、将来はどうなっていくんだろう?
できる限り「お盆にはこういうことをするんだよ」と息子に教えていくだろうけど、息子が大人になったころには…?
ちゃママまとめ
「先祖や親を尊ぶ心が 自分や子孫の幸福を産み出す元である」
カレンダーにそんな標語が書かれていたことがありました。
誰にでも父母2人の両親がいて、それぞれまた両親がいて、そのまた両親がいて、十代前では1,024人、二十代前では…100万人以上のご先祖さまがいます。
その中の一人でもいなかったら自分はいませんよね。
いま自分の命があることに感謝の気持ちを表すことも、お盆の意味なのかな?と思います。
去年は
「遠いからお墓参りめんどくさーい」
と言っていた息子。
本のおかげもあってか、今年は行く気マンマンです!
この本は、仏教という宗教のことだけでなく、お寺や仏像、年中行事などのことに加え、豆知識もたくさん載っているので、大人でも勉強になりますよ。
愛犬の死を乗り越える女の子のマンガも、息子の心に何か響いたようです。
余談・・・
どうして息子がこの本を借りたのか…
たまたま目に入って、パラパラめくったら「ブッダ」の話が出てきたので気になったようです。
息子が4歳のときに、わたしが手塚治虫のブッダを借りて夢中で読んでいたことがありました。
「これ読んで」
と息子が言いましたが、出てくる言葉が難しすぎるし、ちょっと絵が…子どもには刺激的な所もあり?読んでもまだ意味がわからないだろうと、
「ブッダ♪ 終わり♪」
と表紙のタイトルを見せて、すぐ裏表紙を見せてごまかしていましたw
そして、
「中学生くらいになったら読んでみてね」
と話しました。
大人でもまだ読んだことがない、話を知らないという方にはオススメです!
読んだだけで、自分がレベルアップするような、悟りの境地に近づいた気持ちになれます。
もう一度読みたくなってきた…