子どもの「協調性」は多くの人とのさまざまな体験で育つ



こんばんは、ちゃママです。

昨日は秋田に大雨が降りましたが、無事に大曲の花火大会が開催されましたね。


わたしも見に行ったことがありますが、新作や素晴らしい花火をたくさん見られるので感激しました。

息子はまだ“花より団子”的なところがあるので、行くのはもう少し成長してからかな?


さて、最近息子が、わたしが思っているよりも他人の気持ちやその場の空気を読めるようになってきたんだなぁ…と感じた出来事がありました。

目次

年下の子への優しさ

昨日、外遊びから帰ってきた息子が、なんだか疲れていました。


「はぁ~…もうMくんとYちゃんは一緒に遊ばないほうがいいかもな…」


近所に住むMくんは年中さん、Yちゃんは息子と同じ小学校1年生です。


「何かあったの?」

「MくんとYちゃんって、幼稚園のときは仲が良かったんだって」

「同じ幼稚園だって言ってたもんね」

「でも今はいっつもケンカになるの」

「ケンカ?」

「うん。MくんとYちゃんが自転車で競争してたんだけど、いつもMくんが負けるから、Mくんが”勝ちたい、勝ちたい”って泣いちゃって」

「そっか…」

「そしたらYちゃんがMくんの自転車をドンッて押したんだよ」

「あらま」

「だからオレが”ひどい!Mくんに優しくしようよ”って言ったんだよ。そしたらYちゃんが”悪者扱いしてるの!?”って」

「え?自転車ドンッはね…」

「他にもいろいろ悪い言葉言ったりしてて」

「そうなんだ…」

「あと走って競争したときは、Mくんを勝たせてあげようってオレはかなり手加減してあげてるのに、Yちゃんが1番になっちゃって、結局Mくんが2番になっちゃうんだよ」

「あらら…(手加減・笑)」

「もういい加減にしてよーって感じ。かなり気を使うんだけど

「遊ぶのに気を使ってるんだ(笑)」


こうやっていろんな年齢の子と遊ぶことで、譲ったり優しくしたり、どうやったらみんなで仲良く遊べるかを考えたり、だんだん相手の気持ちを考えて行動できるようになっていくのでしょうね。

その場の空気を読む力

先日、Tくんというママ友の息子さんを半日預かることになりました。


「みんなで人生ゲームやろう!」


と、さっそくプレイ。

Tくんは少し頑固で負けず嫌いというのは知っていました。


息子とわたしは何度もやったことがあるので、ルールはもちろんコツみたいなものがわかっています。

Tくんは初めてなので、ゲームの途中で


「いま誰が一番?」


と何度も聞きます。


「最後までわからないんだよね」

「でも今のところママじゃない?」


そう言われたわたしは、所持金は多いものの、最初から職業に就けずフリーター

やっと転職したのに、すぐに「自分探しの旅に出る」に止まってしまい、またフリーターに。

そして、一番高い家を買ったのに、息子と家を交換

さらに、息子はその家を火事で失うっていう(笑)


Tくんは、ゲームの途中のギャンブルコーナーで負けたときや、大きい額の支払いがあると、自分の頭を両手でガンガン叩き始めました

そんなことをする子は初めて見たので、わたしはビックリ!


「頭叩くと痛いよ!」

「痛くない!」

「脳みそがビックリしちゃうよ〜」


などと、なんとか止めました。

そして、まだゲームの途中なのに、


「もうやめたい…」

「あ~つまんない、つまんない」


などと小さな声で言っていました。

それでも息子は何も言わず、


「つぎTくんの番だよ♪」


などとゲームを進めます。

いよいよ決算日を終えて、ゴールまであと少しというとき。

Tくんがルーレットを回すと、一番止まってはいけないマスへ…


「宇宙旅行へ行く。25万ドル払う」
(↑このゲームの最高支払金額・爆)


(あぁ・・・どうして神様は勝たせてあげたい子をこういうマスに止めるんだろう…;)


Tくんが銀行係のわたしに渡したのは2万5000ドル

息子は、


「それは2万5000…25万は~」


と、Tくんの所持金から25万ドルを徴収


(そこはやっぱりルール通り取るんだね・笑)


そして、Tくんは1位でゴール、わたしが2位でゴール。

進むのが一番遅かった息子も「宇宙旅行」に行ってしまい、25万ドルの支払いをしてゴール


最終的に所持金を数えたら、1位わたし、2位Tくん、3位息子になりました。


「あぁ~せっかく(給料がいい)スポーツ選手になったのに、負けた~」


Tくんはビリではなかったのでホッとしたのか、それなりに楽しかった様子で終了しました。


(昔は息子も負けたら泣きそうになってたなぁ…)


その日の夜、


「今日はTくんと遊んで楽しかった~。でも人生ゲームの途中で”つまらない、つまらない”って言ってたのがイヤだった

「ん~そうか…。Tくんは初めてやったから、わからないところもあっただろうね。株とか保険とかは難しいし」

「でもまたTくんと遊びたい!」

「うん、そうだね」


(息子はイヤな気持ちになったけど、明るく振る舞って、その場を楽しくしようとしてたんだな…)


人生ゲームのあとも、段ボールで「秘密基地を作ろう!」と、二人で「あ~だ、こ~だ」と切ったり貼ったり工作をして遊んでいました。


※息子は、そういう一から作り上げる遊びが好きなので、いつでも工作ができるように廃品(ラップの芯やお菓子の箱など)はある程度捨てずに置いています。

ちゃママまとめ

協調性があるというのは、“相手の立場になって考えてみる心のゆとり”があることだと思います。


いつも妥協したり、自分の意見を言わないで相手に合わせたりするのではなく、お互いに前向きに伸びていけるような”ポジティブな協調性”を身につけて欲しいと思います。


そのためには、心が柔軟な今のうちにいろいろな子と遊んで、子ども同士で提案したり、譲ったり、たまにイヤな経験をして、相手の立場になって考える体験をたくさんして欲しいと思いました。

余談・・・

Tくんを送っていく車の中で、二人が学校の話をしていました。


「うちの担任の先生、超怖いよ」

「うちの先生も怒ると怖いよ」

「もうオニババみたいに怖いよ」

「そうなの?」

「オニババって言っても、20代なんだけど」

「うちの先生はおばさん」

「おばさんって何歳くらい?」

「うーん、40歳くらい?」

「40じゃ、ママとあまり変わらないよ?w」

「もっと上かな?でもたぶん40代」

(子どもにとって何歳からおばさんなの!?)




「さぁ、そろそろ2学期が始まるね!」

「あ~掃除マジ大変。乾拭きしたら足痛くなるし、筋肉痛になるんだよな」

「うちも教室の床は食べこぼしがあるから最悪」

「最初にほうきしたら大丈夫だよ」

「ほうきの人がかけそびれてるんだよ」

「教室掃除で一番好きなのはほうき」

「オレも。でもいまはトイレ掃除してるんだよ、最悪」

「えー、トイレ掃除なんてないよ。教室だけだよ」

「いいなー」

(”超”とか”マジ”とか普通に使うのね…)




そういえば、幼稚園に入園するまではとてもきれいな言葉使いだった息子。

幼稚園に入園してから「バカ」とか「アホ」とかはもちろん、いろいろ覚えてきました。


それだけ、息子が外の世界に触れ、人間関係が広がって、いろいろなことを吸収しているということなのですよね。

相手に不快な思いをさせるような言葉、人前で言うべきではない言葉は注意していこうと思います。