こんにちは、ちゃママです。
あなたは、子どもに骨付きの魚を食べさせていますか?
ついつい、骨がなくて食べやすい切り身を使ったり、魚よりも肉料理が中心になっていませんか?
脳のためには、「それダメー!」です。
食べ物と子どもの成長との関係にくわしい女子栄養大学名誉教授渡邉早苗さんによると、子どもの食生活を見直してみると、当たり前になっている習慣に意外な盲点があるといいます。
今日は、なんとなく”子どもに良くない”と思いながら、ついつい容認しがちな8大ダメ食習慣を紹介します。
目次
ダメ1.骨が危ないので骨付き魚は避けている
理由:箸で細かい作業をすることで脳がどんどん発達するのに、その機会を奪う。
脳というのは、3歳までに7~8割までできあがり、その後、実際に手足を動かすなどしてさまざまな機能を獲得します。
このときに欠かせないのが指先からの刺激です。
お箸を使って魚を取り分けるという細かい動きは、脳を発達させるのに良い刺激になります。
ところが、骨のない切り身ばかりを使っていたら、その機会が奪われてしまいます。
豆を箸でつかむといった動きもできるようになれば、脳が発達した証拠。
小学生になってもスプーンやフォークで食べさせるのはやめましょう。
ダメ2.カレーやハンバーグなど軟らかいものばかり
理由:唾液が出ず、消化に悪い。咀嚼も少なく脳の刺激にならない。
現代の日本人が一度の食事で噛む回数は約600回。
この回数は戦前の半分以下です。
食事が軟らかいものばかりでは噛む回数も少なくなり、脳の発達も活性化しません。
うどん、パン、ホットケーキなど小麦粉でできた食べ物は、糊状なので「糊食」と言われています。
お手本にしたいのは、昔ながらの和食です。
ゴボウやレンコン、切り干し大根などの食物繊維が多い野菜を煮物などにして、それをおかずにご飯を食べれば、噛む回数はおのずと増えます。
しっかり噛めばアゴが発達し、唾液もたっぷり分泌されて消化を促します。
食べた栄養が余さず吸収されることにもなります。
ダメ3.夜食にコンビニスイーツやスナック菓子
理由:油脂が多いため、消化に悪く、胃にもたれてしまう
塾から帰ったあとや夜遅くまで勉強するときの夜食には、歯ごたえのあるものではなく消化のいいうどんのようなものが向いています。
油脂が多くて高カロリーの夜食は、食べ続けると肥満の原因になり、コレステロール値も高くなって生活習慣病を引き起こしかねません。
脂質は胃での滞留時間が長く、寝る前に食べると胃もたれする可能性も。
夜食は消化のいいものを、寝る2時間前までにしましょう。
ダメ4.「食べるまでテレビを見ちゃダメ」と無理やり子どもに食べさせようとする
理由:食事のときの気分がよくないと、消化が悪くなり栄養吸収も悪くなる
「食べるまで席を立っちゃダメ」などと強制すると、食事をすること自体がイヤになります。
楽しい気持ちで食べると消化酵素の出が良くなりますが、ネガティブな気持ちで食べると消化酵素の出が悪くなります。
食事の場で子どもの成績や生活態度を指摘したり、一人で寂しく食事をさせたりせず、できるだけ家族で食事をとるようにしましょう。
ダメ5.子どもの好物ばかり出す
理由:偏食の原因になる。子どもの味覚が広がらない。
子どもが偏食になるのは、3つのケースが考えられます。
1つ目は、親が偏食の場合。
親が嫌いなものは食卓に上がりませんから、その食べ物は子どもにとって未知のものになります。
知らない味を遠ざけるのは人間の本能。
自分が嫌いでも料理をして、体験させることが大切です。
2つ目は、子どもの好物ばかりを作っている場合。
3つ目は、間食が多くてお腹がすかない場合。
空腹でないと、自分の好きな物だけつまんで終わってしまいます。
最近の小学生は「お腹がすいた」という感覚を知らないといいます。
お腹がすけば、多少嫌いなものでも食べるはずです。
ダメ6.食前に100%ジュースを飲ませている。
理由:血糖値が上がって満腹になり、食事が入らなくなる。
「果物はカラダにいいし、ジュースならお腹にたまらないだろう」と容認しがち。
実は、甘い飲み物は糖分によって一気に血糖値が上がり、刺激を受けた満腹中枢から「おなかいっぱい」という信号が送られてしまい、肝心の食事が進みません。
特に胃の小さい小学校低学年の子どもや食の細い子は食事前のジュースは避け、食後に飲ませましょう。
ダメ7.コーヒーを飲むのを許している。
理由:砂糖入りで甘くても、カフェインは興奮作用がある。
小学校高学年になると、眠気覚ましにとコーヒーを飲む子がいますがよくありません。
子どもが飲むのはブラックではなく、加糖タイプが多いので、糖分が気になります。
なによりカフェインには興奮作用があるので、夜に飲んでしまうと寝付けないことも考えられます。
ダメ8.体にいいからと、市販の野菜ジュースを飲ませている。
理由:砂糖が多すぎる場合も。手作り野菜ジュースがいい。
市販の野菜ジュースは糖分が高いものが多いです。
糖の取りすぎは、肥満につながります。
栄養面でもおいしさでも家庭の手作り野菜ジュースが一番。
飲みやすいように砂糖、はちみつを少し加えてもOK。
ビタミン、ミネラル類は、食べ物の栄養をエネルギーに変えるのに欠かせない栄養素です。
朝食で1杯飲むと午前中のエネルギーになるので、効果的です。
ちゃママまとめ
「食事でも野菜ジュースでも『手作り』であることは、子どもへ愛情を伝えることになります」
と書かれていました。がっ!
そうはいっても、現代は親も子も忙しいですよね。
お惣菜類や簡単レシピなど、頼れるものに頼りつつ、余裕のあるときにはぜひ骨付き魚を。
その前に、まずは「この習慣はやめよう…」と気づくことが大切だと思いました。
ちなみに、わたしは梅干しや漬物類をまったく食べませんが、息子は梅干しもカレーの福神漬けも大好きです。
梅味のお菓子や梅酒、漬けてない野菜は何でも食べられるんだけど、、
わたしって偏食に入るのかな?セーフですよね??(汗;