こんにちは、ちゃママです。
あなたは小、中学校の友達と今でも交流がありますか?
2017年11月12日放送の林先生が驚く初耳学を見ました。
番組の冒頭、林先生の白熱教室のコーナーは、「小中学校の友人なんてクソみたいなもの」というテーマでした。
これは、ネット記事のタイトルで、その記事に林先生が共感したといいます。
一体、どういうことなのでしょうか?
目次
”小中学校の友人”なんてクソみたいなもの
こんな乱暴なタイトルの文章が硬派なビジネスサイト、PRESIDENT Onlineに掲載されたのですが、林先生は一体どこに共感したのでしょうか。
林先生
「まず、働いている方にひとつキーワードを示しましょう。
スタッフにお願いしてデータをとってみました」
40歳の男女に聞きました。
40歳というのは、社会に出て約20年、社会人生活があと約20年続く節目の年。
小学校の同級生と会う回数は?
会わない 59人
ほとんど会わない 6人
10年に1回 1人
5年に1回 4人
3年に1回 4人
2年に1回 4人
1年に1回 15人
1年に2回以上 7人
林先生
「友達との関係がうまくいっている場合は、それを壊せとは言っていない。
なぜこの記事に共感したかというと、中川さんの記事のメインテーマは、学校のいじめ問題。
いろんな原因があるにしても、友達関係の悩みで不登校になるとか、自殺するというケースがあるならば、今のデータが示すように、その友達は大人になったら1年に1回も会わない人たち。
たまたま同じ地域にいて、たまたま同じ年齢で40人の枠の中に放り込まれて…」
千原ジュニアさん
「シーンで見るとそうですけど、ストーリーで見るとという」
林先生
「おっしゃる通りで、人生は長いストーリーですよね。そこにはその人しかいなくても、次のシーンに移ったら別の人が出てきますよね。
そのことは、子ども自身は気づきにくい。
だからこそ、少し強い言葉で大人にこういう考えがあることを伝えようというメッセージなんですよ」
中島健人さん
「でも、幼なじみの方と結婚する人もいる」
林先生
「結婚するって決めるのは、大人になってから。状況を考えたうえで、子どもの時の恋愛の延長線でそのまま結婚することはない。
僕なりにこの意見に少し付け加えると、都会ではわりと簡単。ただ、地方だと人間関係がより濃密なだけに、簡単にクソだと言いづらい面があるので、より慎重な判断が必要だとは思います」
子どもに教えるべきこと
社会人になると、友人に割く時間は限られ、家族や職場の上司、同僚、取引先のほうが密接になる。
だからこそ、小中学生に教えておくべきことがあるという。
「実際、社会に出たらドロドロの関係に持っていったら逆にまずい。ドライな関係の中で、共通の目的に向かって一緒にタッグを組んでいけるチームみたいな形になればいいわけです。
大人になったらドライな人間関係でやっていくのだから、今もドライに考えていいよ、親友や仲のいい友達がいなくてもいいんだよと子どもに伝える。
この記事で一番共感したこと、中川さんご本人もおっしゃっていることを書きます。
絶対自分の人生にとって大切な人ではないので、その人との人間関係はどうなってしまってもいい。
もしいま、人間関係に苦しんでいる子どもがいるならば、伝えてあげて欲しいなと思います」
ちゃママ感想
子どもにとっては学校がすべてで、その狭い人間関係の中で悩んでいる。
林先生の言うとおり、本当に”たまたま”同じ地域の同じ学年の同じクラスなだけだったりするんですよね。
実際にドライに付きあうことは、子どもには難しいかもしれません。
でも、親は「学校に行くのは当たり前」「友達とは仲良くしなければいけないもの」などと押しつけるのではなく、「学校だけがすべてではない」「合う人もいれば、合わない人もいる」「世界は広い」などと伝えることも大切だと思いました。
余談)息子に教えていた話
長くブログを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、息子も小学校に入学して慣れてきたころに、友達関係で悩んでいました。
さすがに「クソ」とは言っていませんがw
そのときはまず、息子の話をたくさん聞いて、わたしの小学生時代の話をしたり、無理に関わる必要はなく、一人でいたほうがいい場合もある、などとアドバイスしました。
このあたりの記事ですね↓
【悩】自分を「からかう子」から身を守る方法を教える 子どもに「いじめられたらどうしたらいいの?」と聞かれた話その後も「おでこが広い」「頭がデカい」などいろいろ言われることがあるようですが、
「オレはぜんっぜん気にしてない」
と言い、今ではちょっとたくましささえ感じます。
わたしも「(どうしてそういうことを言う子がいるんだろう…)」と思いながら、
「おでこが広いのはね、前頭葉が発達してるから頭がいいってことなんだよ」
「頭が大きいのは、脳みそがいっぱい入ってるっていうことなんだよ」
なんて言っています。
(脳の容量は、だいたいみんな同じだけど;)
誰かに言われたひと言で、コンプレックスを持たれたら最悪なので、わたしはこれくらい言っちゃいます(笑)
大人になっても人間関係で悩むことはあるけれど、心の持っていき方や切り返し方、やり過ごし方を教えることは、子どもの助けになるかもしれません。