子どもにイライラしてしまう7つの原因とその対策とは

こんにちは、ちゃママです。

空気が乾燥し、家事で指先が荒れ、指紋認証がうまくいかない季節になってきました。
濡れた手のまま使えるハンドミルク…気になります。

今年こそ、指先にひび割れを作らないぞ!

ん?話題の顔認証のスマホにすればいいのかな?なーんて♪

 

さて、これまで、

など、怒りについていろいろと書いてきました。

そもそもイライラはどんなことが原因で起こるのでしょうか?

今日は、イライラの主な原因7つその対処法を紹介します。

原因がわかれば対策ができるっ!結果が変わる!

目次

急いでいるとき

【時間の感覚】子どもの「テキパキ動く力」を育てる3つの方法でも書きましたが、親と子どもの時間の感覚は違います。

子どもは「今」という世界に生きていて、まだ大人のように先を見越した行動をすることができません
そのため、親が家事や仕事に追われているときに、のんびりしている子どもにイライラしてしまうのです。

こんなときは、「早くしなさい!」「何やってるの!」ではなく、

「子どもは”急がなければいけない理由”がわかっているのかな?」

と考えます。すると、

「あと10分で出かけるけど、まずは何をすればいいかな?」

などと、子どもに”自分で考える力”を与える声かけをすることができます。

そして、「出かける準備、ママとどっちが速いか競争!」と言えば、子どものやる気スイッチが入ります。

周りの子どもと比較してしまうとき

つい、わが子は人並みにできているのか心配するあまり、周りの子と比べてしまうものです。
言葉にしなくても、ため息や表情で子どもに伝わってしまうこともあります。

子どもの個性はそれぞれ異なります。発達の度合いも異なります。

こんなときは、「〇〇くんは100点なのに」「〇〇ちゃんは上手に書いているのに」ではなく、

「この子が自分らしく生きるのと、誰かの人生をマネして生きるのと、わたしはどっちをのぞんでいる?」

と考えます。すると、

「わが子は自分らしく生きているんだ」

と思えて、周りの子と比較することは意味のないことだと思えます。そして、

「よその子だったら、わたしはなんて言うかな?」

と考えることで、「ユニークだね」「〇〇ちゃんらしくていいね」などと、おおらかな気持ちで子どもを認めることができます。

周囲の言葉に、敏感になりすぎているとき

夫や両親、義両親、先生やママ友など、周りにはあれこれとアドバイスや意見を言ってくる人がいます。
そんな声が、自分の子育てに対する評価に聞こえ、不安になってしまうことがあります。

不安になると、「いつもすごく元気だよね」という褒め言葉さえも「落ち着きがないっていうこと?」などと、悪くとらえてしまいがちです。

こんなときは、「ちゃんとやってよ!」「何度言ったらわかるの!」ではなく、

「子育てに正解を求めすぎていないかな?」
「わたしは誰のために子育てをしているの?」

と考えます。

すると、「あと何が欠けているか」とイライラしたり心配したりするよりも、

「子育てに正解はない」
「周囲に褒められるために子育てをしているのではない」

ということに気がつきます。

そして、お母さんの中にその答えはあります。
お母さんが自信を持つことで、リラックスして子どもに接することができます。

理想と現実のギャップを感じるとき

わが子を、自分の人生経験や理想というメガネをとおして見てしまい、つい理想像と現実のわが子とのギャップに落胆し、思いどおりにならない不甲斐なさを感じてイライラしてしまいます。

子どもに対して理想の姿を描くことは、決して悪いことではありませんが、お母さんだけが決めた理想では、子どもはついていくことはできません。

こんなときは、「もう〇歳なのに…」「男の子なのに…」ではなく、

「その理想はだれの理想なの?」
「いつまでに成果が必要なの?」
「実現のためにできることはなに?」

と考えます。

そして、理想の姿をわが子と共有することから始めます。
子どもとじっくり話し合って、一緒に理想像を作り上げていくことで、具体的に「やること」がわかります。

子どもが小さい場合は、夫婦で「理想像」を話し合うことで、お母さんの独りよがりになっていないか気づくことがあります。

見通しが立たないとき

何度注意しても直らなかったり、こうなって欲しいという理想の姿までほど遠いと感じたりすると、見通しが立たず、未来が見えない状況になるので不安になってイライラしてしまいます。

こんなときは、「こんなこともできないなんて…」と不安になるのではなく、

「子どもの10年後をイメージしてみよう」
「10年後の自分から今の自分へ声をかけるなら、なんて言う?」

と考えます。

すると、「あの頃は、こんなことで悩んでいたな~」「落ち着いて、大丈夫だよ」と、懐かしく思い出している自分もイメージできます。

「このままで大丈夫なんだ」と思えれば、見通しが立たない不安も解消されます。

また、不安というイライラは、自分が行動するべきことが決まればなくなります。

情報を集める、誰かに相談するなど、外部の力を使って一歩前に進むことでイライラが軽くなります。

イヤな部分ばかり目につくとき

子どもが大切だから、「もっとよくなって欲しい」と強く願い、よくない部分やイヤな部分ばかりがクローズアップされてしまいます。これも愛情ゆえのことです。

こんなときは、

「世の中はすべて解釈でできている」

と考えます。解釈は「とらえ方」「見方」と言い換えることもできます。

イヤな部分も見方を変えれば、才能になります。

たとえば、「すぐに泣く」は「感情が豊か」、「気が散りやすい」は「好奇心旺盛」など、置き換えればその子のいいところになります。

そして、他になにか得意なことがあるはずだと探してあげれば、思いがけない才能が見つかるかもしれません。

自分の体調が悪いとき

人は誰でも体調が悪ければ、気持ちも沈みますし、不安にもなります。イライラもします。
お母さんだって、365日元気でがんばり続けられるわけではありません。

体調だけでなく、心の調子がダウンすることもあります。

こんなときは、

「わたしを助けてくれる人は誰だろう」
「わたしの味方になってくれる人は誰?」

と考えます。

子どもを夫に任せたり、実家やベビーシッター、自治体や保育園での一時預かりなど、元気なときに時間をとって「自分の子育て応援隊リスト」を作っておきましょう。

リストを作ることで、わたしにはいつも味方になってくれる人がいると安心します。

周りの人に助けを求めることも、お母さんの仕事のひとつだと思います。

ちゃママまとめ

あなたがイライラするシーンはありましたか?

言葉はときに感情に任せて出てくるものですが、宝物にも凶器にもなるエネルギーが含まれています。

だからこそ、感情的なマイナスの言葉を発する前に、自分がイライラするのはどんなときなのかを知っておくことで、”もう一人の自分”が状況を客観的に見てくれるようになります。

 

今日の記事は、この本を参考に書きました。

イライラしたときについ口に出してしまう言葉と、その変換後の言葉がたくさん載っています。

わたし自身はなんでもポジティブな言葉に変換してきたほうなので、目新しいものはありませんでしたが、「ついマイナスな声かけをしてしまって後悔する」「変換するのが苦手」という方にはオススメの本です。

親の声かけが変われば、子どもも変わりますよ☆

余談)息子にもアンガーマネジメントを教えたい

昨日、宿題を終えて「雪遊びする!」と出かけた息子。

しばらくすると、帰ってきました。

一緒に遊ぼうと思った友達が、汗をかいてシャワーをしていたり、宿題が終わっていなかったりで、誰も遊ぶ人がいないと。

スキーやソリを出してと言われたけれど、物置に入れていてすぐには出せないし、スキーは一人で着脱できないし、わたしは夕飯の支度があるし…

という話をしたら、

「じゃぁもういいっ!」

と、玄関のドアをバタンっ!!と力強く閉めました。

「ちょっと、、、物には当たらないでね」

「当たってないよ!」

「ママは感情的に怒ることは嫌いだから」(※アイメッセージ)

「じゃあ何に当たればいいの!?」

「ん~、どうしてもって言うならバランスボールなら叩いてもいいよ」

そう言ってわたしは台所に戻りました。

息子は手を洗うと、座ったままイライラが収まらない様子。

「(誰かと遊びたかったんだな…)」
「(もしかしたら、お腹もすいてるんだろうな…)」

そう思って、買っておいたシュークリームを

「食べない?1つずつ一緒に食べよう?」

と出しました。

最初は目にイライラが残っていましたが、しだいに落ち着きました。

「明日はもう少し気温も高くなるから、一緒に遊べたらいいね」

「明日じゃ雪がとけちゃうよ」

「アパートの裏ならそのまま残ってるから大丈夫だよ」

「そうかな?」

 

怒りの根っこの部分には、必ず第一感情がある。

息子も感情的に怒るのではなく、のちのちは怒りをコントロールできる人になって欲しいと思った出来事でした。

 

※アイメッセージに関しては、こちらの記事へ↓

親が変われば子どもも変わる「子育てコーチング」のススメ