逃してはいけない子どもの脳の「黄金期間」とは

こんにちは、ちゃママです。

子どもの脳には、「伸びやすい時期=黄金期間(ゴールデンタイム)」があるそうです。

それを知らないと、ピントはずれの教育に資金を投じ、無駄になってしまうとか…。

脳が伸びる時期に適切な教育をする。

では、いつ、何を学ばせるのがいいのでしょうか?

目次

脳神経ネットワークはまるで道路

「頭がいい」「記憶力がいい」とは、どういうことなのでしょうか。

それは脳の働きで考えると、脳神経細胞のネットワークが効率的につながり、情報を素早く的確に伝達できている状態といえます。

脳神経細胞ネットワークの発達は、道路建設に例えるとわかりやすいそうです。

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、いわばまっさらな原野。

外界から刺激を受けることで、次々と道路がつくられますが、そこにはある特徴的なパターンが見られます。

そのパターンとは、

たくさん道路をつくる

つくった道路を使ってみる

使わなかった道路はどんどん壊す

というものです。

赤ちゃんは何にでも興味を示しますが、それは脳にたくさんの道路をつくるため。
すべての能力はこのしくみによって培われていきます。

いつ、何を学ばせるかが重要

子どもの脳は、年齢に応じて成長します。

音楽や運動に関する道路が整備される時期や、語学に関する道路が整備される時期があり、それを「黄金期間」といいます。

学びの適齢期が過ぎてしまうと、同じように勉強しても吸収力は各段に低下するとか。

それは、ある時期から脳神経細胞ネットワークの整理が始まるからです。

よく使う道は幹線道路として広く頑丈に整備される一方、あまり使わない道路は壊されていくのです。

脳の成長に合わせて子どもの能力を伸ばす

視覚や聴覚の発達は、生後すぐからハイスピードで進みます。

この時期に絵や写真などをたくさん見せ、読み聞かせもしましょう。
音楽を日常的に流したり、親子で楽しめるコンサートなどに参加したりするのもよいそうです。

次に3~5歳は、巧緻性や運動能力が発達する時期です。
絶対音感や相対音感も身につきやすいといわれているので、楽器や運動を始めるのに最適です。

8~10歳には言語の発達がピークを迎えます。
語学の総合力が伸び、急に大人と変わらない話し方をするようになります。

このタイミングを逃さず、リスニングとスピーキングを集中的に学習できる環境をつくってあげてください。
語学教育は、早すぎても遅すぎても効果が薄くなります。

最後に発達するコミュニケーション能力は、社会人になって最も求められる力といっていいかもしれません。

10歳ごろから思春期にかけて、子どもは急速に社会性を獲得し、大人と同等にまでなります。

友達と遊ぶことや、部活動などで仲間と切磋琢磨することはもちろん、年下の子の面倒をみたり、目上の人と接したりすることが、子どものコミュニケーションスキルを向上させます。

ちゃママまとめ

絵本や図鑑、音楽など視覚や聴覚に訴えかけるものは0歳から、ピアノなどの楽器や運動3~5歳語学8~10歳、人とのコミュニケーションを積極的に促すのは、10歳から思春期にかけておこなうのが適しているということですね。

2020年度から小学校3年生は外国語活動が始まりますが、脳的には理にかなっているということ。

 

音楽に関しては、以前の記事(【悲報】脳には、モノによって「臨界期」があるっ!)で、

幼児期からの楽器演奏などの練習・訓練は脳に変化を起こすが、この変化は一定の年齢を過ぎると生じにくくなる。

と紹介しました。

また、運動に関しては、以前の記事(遺伝ではない!子どもが「運動オンチ」にならない方法)で、

6~10歳ころに体をよく使っていれば、一生ものの運動神経が身につく

と紹介しました。

年齢に応じた脳の発達を知り、この黄金期間を意識することで、子どもの能力を効率的に伸ばしてあげられそうですね。

 

ちなみにわたしがエレクトーンを習い始めたのも4歳でした。
そのときの話はこちら↓

子どもの習い事は「辞めどき」が大事!エレクトーンから学んだこと