教科書を使い尽くして学力を伸ばす8つの方法

こんにちは、ちゃママです。

あなたはお子さんの教科書やノートをチェックしていますか?

入学すれば誰でももらえる教科書。

教科書は小学生の勉強にとって、基本中の基本です。

教科書は、勉強内容を段階的に理解できるようにいろいろな工夫がされており、教科書を効果的に使えば、学力を身につけるための究極のツールにすることができるといいます。

テストの点数が悪ければ「何かしなければ!」と参考書の購入や入塾などを考えがちですが、学校のテストはすべて教科書から出ます

つまり、テストでいい点をとりたいのなら、教科書を徹底的に究めればいいというのです。

目次

親が教科書を見るときのポイント

これから何を学ぶのか知る

親が先に予習しておくことで、事前に知的好奇心を刺激する会話をすることできます。
すると、授業で習うときに「お母さんと話したことがある」などと子どもが授業に興味を持てるようになります。

いま何を学んでいるのか知る

授業で習ったタイムリーな話をすれば「あ、それわかる!」「知ってるよ!」などと知的好奇心が刺激されます。

どのように学んでいるのか知る

親が学校と違う教え方をすると、子どもは混乱してしまいます。手助けするときは、ノートも一緒に見て学校と同じように教えます。
(とくに算数は、昔よりもよりわかりやすく教え方が工夫されている場合があるそうです)

親子で教科書を使いこなす8つの方法

1.音読

国語の音読が苦手な子は、いくつかに区切って、各ブロックがきちんと読めるようになってから全文を通して読むのがいいそうです。

国語だけでなく、算数、理科、社会でも授業でやったページを音読するとおさらいになります。
漢字ドリルも読むことで、見てはいても実際には気づいていないことがたくさんあることに気づきます。

あらゆるものを音読していくことで、知識の定着が確実なものになっていくのだそうです。

2.なぞり書き

勉強させたい教科書のページを拡大コピーし、文字や図版をえんぴつでなぞり書きさせます。

1年生のうちに音読と並行してなぞり書きをすると、書くことがでなくなります。

学年が上がると簡単すぎるように思えますが、理科や社会のグラフや図は、ただ目で見ただけではなかなか頭に入らないものです。

一度でもなぞり書きをすれば、いろいろなことに気づき、記憶の定着もはるかによくなるのだそうです。

3.視写

なぞり書きの上級編が、見て書き写す「視写」です。
教科書を一字一句間違えず、ノートに書き写します。

段落が変わるときは一字下げる、主語のあとに「、」を打つ、文の終わりには「。」をつけるなど、文章を書くときの基本ルールが自然に身についていきます。

算数、理科、社会などの図やグラフもポイントを書き写すうちに、どんどん慣れてきます。

大切なのは、正確に絵を描き写すのではなく、内容を理解するために的確に簡略化して図を描き写すことなのだそうです。

4.穴埋めクイズ

授業でやっているページや習い終わったばかりの教科書のページをコピーし、覚えたい漢字やキーワードを修正テープで消します。
その後、「( )」を記入し、問題形式にします。(答えが書きやすいようにもう一度コピーします)

あらかじめ「ここから穴埋めクイズを出すよ」と予告します。

クイズに答えられなかったり間違えたりすることが多ければ、すぐにやる気がなくなってしまいます。
子どもの意欲や理解度をよく見て、選択肢を用意するなどハードルの高さを調節することが大切なのだそうです。

また、子どもに親向けにクイズを作らせてみると「難しい言葉はどれか」「親が間違えそうなところはどこか」と念入りに読むことになります。

5.文章ジグソー

教科書の文章をコピーして段落ごとに分け、正しい順番で並べさせる方法です。

たとえば、国語の文章を切り分け、「正しい順番に並べてごらん」と言うと、文章のピースを一生懸命読み始めます。
最初はすでに、何度も音読したものから始めます。様子を見て、初見のものにも挑戦させます。

子どもが常に正解できるやさしいものから始めることで、文章の読解力が身についていくそうです。
段落ごとでは簡単すぎる場合は、一文ごとのピースにするとかなり難しくなります。

理科や社会でも説明文を真剣に読むので、学習内容の定着に効果があるそうです。

6.写真・図の並べ替え

教科書に載っている、理科の植物や昆虫の成長過程、実験の手順、社会の農作物の生産過程や工業製品の製造工程などを説明している写真や図をコピーし、1プロセスごとに切り分けます。

これを正しい順序に並べ替えます。

実際に工場見学などをするのがいちばんですが、すべては体験できません。
手を動かして能動的に試行錯誤するので、記憶の定着がよくなり、教科書のおさらいにいいそうです。

7.〇×クイズ・三択クイズ

教科書を元にした「 〇×クイズ」や「三択クイズ」を作って子どもに解かせる方法です。

教科書の文章を利用すれば、簡単に作ることができます。
とくに理科や社会はグラフや資料を読み取るコツがつかめるようになってきます。

ポイントは、必ず本文の中に書いてあるクイズを出すことです。

自分の考えや思い込みだけで答えるのではなく、証拠を探してそれを元に答えることが大切だと学ぶことができるそうです。

8.拡大ポスター

教科書には、さまざまな情報がイラスト化、図版化、表・グラフ化されていて、小学生のあいだに知っておきたい内容が、子どもが覚えやすいようにとことん工夫されて載っています。

拡大カラーコピーして普段子どもが目にしやすい場所に貼っておくことで、いろいろなことに気づいたり、自然に内容が頭に入ったりします。

家の中に貼っておけば、家族みんなが目にするので、話題にすることもできます。
ときどき貼り替えることで、新鮮さが子どもの学習意欲を刺激するそうです。

ちゃママ感想

なぞり書きでもクイズでも、小さなことには目をつぶって、子どもを褒めること、肯定的な言い方をすることが大切だそうです。
(「~しなさい」ではなく「~するといいよ」、「〇〇をがんばってるね」「だんだん〇〇ができてきたね」など)

そして、

教科書は「使う」「使いこなす」「使い尽くす」。

すでにある教科書、ノート、ドリル、辞書、地図帳、資料集など、限られたツールを徹底的に使い尽くすことで、学力を伸ばすことができる。

子どもがどこかでつまづいているときは、教科書のどこがわからないのかピンポイントで見つけて修正する。

元財務官僚、東大首席卒の弁護士でタレントの山口真由さんは、塾や家庭教師に頼らず、教科書の「7回読み学習法」をしていたことで有名ですよね。(もちろん、わからないときはわかるまで読むそうです)

親子で教科書を使い尽くす

テストでいい点数がとれる

子どもが勉強に自信を持てる

勉強への意欲が出る

この理想のサイクルにハメたいですね♪

 

今回の記事は、↓の本を参考に簡単に書きました。
詳しいやり方は、本を参考にしてくださいね。

余談)怒ることか、怒らないことか…

ママ友から、

「昨日スキーウェアの上下を着せて登校させたら、ランドセルの底が雪まみれで帰ってきたから『雪山にのぼったでしょ!』と聞いたら『転んだ』と明らかな嘘をつかれたから、また怒ってしまいました」

とLINEがきました。

「怒りながら、あ、また自分本位に怒ってる…とは思ったけど、反応にイライラしてしまって…」

と。

嘘をついても怒られる、嘘をつかなくても怒られるなら、あなただったらどう答えますか?

わたしは学校からも、”登下校中の雪遊びはダメ”と言われているけど「雪国の小学生あるある!?」と思っていて「防水の手袋をつけたら絶対に雪玉は作っちゃうでしょ笑」くらいに思っているので、多少は仕方がないと思っています。

思っていますよ?

でもね、昨日は息子も吹雪のなか帰宅しましたよ。

息子が帰ってくる少し前に、アパートの前の雪かきをしておいたのですが、

「ただいまー!」

と玄関を入ってきたら、帽子は雪で真っ白なあげく、全体的に雪まみれなのです(笑)

しかも、

「アパートの前の雪山にのぼったら、長靴が脱げなくなって、あせったー!」

と。。。

長靴を脱いだら、中に雪がゴロゴロ入っているのです!!

「えぇーーーーっ!!?」

「だって~雪山が…(どうのこうの)」

「とりあえずここでズボンも靴下も脱いで!」

とわたしは黙々と後片付け。
ランドセルを開けたら雪が散らばり、ずぶ濡れだったので拭いていました。

「うわっ!ここのすき間にも雪が!」

「しょうがないじゃん」

「……ランドセル、6年間使えるのかな?」

「……(し~~ん)」

もちろんこんなことで簡単に傷んでしまうランドセルではありません(笑)
わたしもやんちゃな女の子でしたが、6年間使えました。

でも大切に使って欲しいからわざと言いました。

怒るのではなく、考えさせたつもりだけど…
今日も長靴に雪を入れて帰ってくるのかな?(+_+;

↓中の雪で、ミニ雪だるま作れるよ(笑)