こんにちは、ちゃママです。
全国学力テストで10回連続トップ級の学力を誇る秋田県。
一部の勉強ができる子だけががんばってもトップは取れませんよね。
秋田県の子どもたちは、学力の基礎が身についているということなのでしょうか。
学力のアップは簡単にできるものではなく、毎日の積み重ねが大切ですよね。
今日は、秋田県の子どもたちが取り組んでいる「家庭学習ノート」について書こうと思います。
目次
「家庭学習ノート」とは
秋田県の多くの小学生は、授業で使うノートとは別に、個人でノートを1冊用意するように言われています。
学年に合った使いやすいマス目のノートで、たいていは宿題とは別に毎日提出するそうです。
国語なら文字の練習、教科書の書き写し、読んだ本の感想など、算数なら計算問題、時計の問題、ドリルや問題集などをノートに書き、終わったら自分で丸つけをしたり、家族がコメントしたりします。
家庭学習ノートのメリット
勉強グセを習慣づける
各自のスタイルに合わせて、たとえ短時間であっても毎日一定の時間、一定の分量をこなすことで習慣づけのトレーニングになる。
基礎力のアップ
計算問題、漢字練習などと繰り返すことで、粘り強い姿勢と、学力の基礎づくりに役立つ。
創造性と自主性がアップ
何をやるか自分で決めて取り組むことの繰り返しによって、自分の力で考え、行動する力が身につく。
プレゼンテーション能力が磨かれる
他者(担任や親など)に見せることを前提にしたノートは、見やすさ、わかりやすさを心がけ、一歩進んだ資料の活用、表現方法を工夫するなどのトレーニングになる。
子どもの学習進行度が把握できる
自分の子どもが、学校でどの単元まで進んでいるのかを把握するのに役立つ。
子どものコンディションが把握できる
子どもの気分がどんな状態にあるのかが、その日のノート(文字やまとめ方)にあらわれる。
コミュニケーションツール
親や担任が、子どもの取り組みに対してコメントを返すことで、「自分を見てくれている」「気にかけてくれている」というメッセージになり、安心感を与えられる。
ノートのすすめ方のポイント
必要な道具をそろえておく
ノートや筆記用具はもちろん、辞書や教科書、ドリルなどをそろえておくことで集中できる。
学年に応じた目標時間の設定
学年×10分が目安(低学年はこれに+10分程度)。
静かな場所で、姿勢よく、集中して
テレビを消す、余計なものは置かないなどの環境づくりをする。
日付や問題の番号を記し、見直しやすいように
文字はていねいに書くのが原則。見直しがしやすいように、見やすさを意識する。
「めあて」を書く
自分がこれから何を勉強するのか、どのように進めるのかなど、その日の「めあて(目標)」を明確にする。
復習と答え合わせをしっかり、間違いを必ず直す
わからなかったところをそのままにしない。そのつど弱点を克服する。
終わったら「ふりかえり」
その日の勉強について、どこが難しかったか、「めあて」が達成できたかを書く。
また、「ふりかえり」とともにその日の出来事を書くことで、要点をまとめるトレーニングになる。
家族のチェック
その日どんなことをしたのかを必ずチェックし、できる範囲でコメントを書いてあげる。
スタンプや丸、花丸などをつけてやる気アップにつなげる。
ちゃママまとめ
子どもは待っていてもやる気になるということはありません。
やってみて「おもしろい」「たのしい」と感じること、行動してそこになんらかの気づきがあることで、初めて次の段階へ進む意欲=やる気につながるのだそうです。
やってみようと行動を促すためには、家族のポジティブな言葉がけが必要です。
でも、いきなり子どもにノートを渡して「好きなことをやってごらん」と言われても、子どもは何をやったらいいのかよくわからないと思います。
まずは気楽に、ノートに親しむこと。
毎日ノートを開いて何かを書くことから始めるといいそうです。
何かお手本を用意して、真似ることからはじめるとスタートしやすいですよね。
今回参考にした本↓には、実際の秋田県の子どもたちのノートの写真が、低学年、中学年、高学年に分かれて載っていて、たくさんのヒントが得られますよ♪
どのノートも字がきれいで見やすくて感心しました。
ちなみに、息子の小学校では2年生から「一人勉強スタート」ということになっています。
習慣づけは早いうちからがいい気がするけど…
ひとまずこの本を本人にも見せてみたいと思います。
↓こちらも参考にしてください☆