こんにちは、ちゃママです。
毎日怒りたくないのに怒ってしまう…
とくにイヤイヤ期はそうなりがちです。
そんなあなたのために、以前、
2歳児には「おうむ返し」が効く!子育てコーチング(1) 2歳児には「ポンピングブレーキ」が効く!子育てコーチングで乗り越える(2)という記事で、ちゃママの実体験(実験済みのエピソード)を紹介してきました。
今日はそれに続く、第3弾です。
目次
アイメッセージを使う
ガミガミ言いたくなったときに感情的に怒っても、子どもには伝わりません。
そんなときは、主語を二人称の「あなた」から、一人称の「わたし」に変えて、自分の気持ちをそのまま伝えるようにします。
これを「アイメッセージ(わたしメッセージ)」と言います。
「命令」ではなく「お願い口調」
子どもにして欲しいことがあるときは「~しなさい」「~やりなさい」という命令ではなく、「お願い口調」で話すことで、グッと話を聞いてくれるようになります。
これは子どもに気を使っているとか、子どもを持ち上げているとかではありません!
ママの気持ちをそのまま伝えたほうが、子どもに伝わりやすいのです。
子どもにお願いするときは、
「ママは~してくれると本当にうれしいな」
「ママは~してくれると本当に助かるな」
「ママは~されると困っちゃうな」
「ママは~してほしくないな」
と自分の気持ちを伝えます。
大好きなママがうれしいことはやりたいし、嫌がることはやめようと思うのが子どもなのです。
することを「肯定語」で伝える
子どもは「~しないで」「~したらダメ」「やめて」と否定語で伝えると、親はやっている行為を叱ったつもりでも
「ぼく(わたし)はダメな子なんだ」
と、自分自身がダメなんだと思いかねません。
これでは一番育ててあげたい”自己肯定感”が育ちませんよね。
また、人間は本能的に“自分が責められた”と感じたときには、攻めた相手を攻撃したくなります。
攻撃は最大の防御。
ますます話を聞いてくれなくなって、親は強い口調になって注意して…というのは悪循環です。
「スーパーに入ったら歩いて行こうね」
「ママは一緒に買い物したいから、そばにいてね」
「電車の中には疲れている人とかいろんな人がいるから、おしゃべりせずに、静かに座っていようね」
と、どうして欲しいのかを具体的に伝えます。
また、
「〇〇(名前)なら~できるよね!」
「〇〇(名前)は、ちゃんと片づけできるもんねー」
「片づけたらごはん食べようね!」
などというポジティブな声かけも、子どもは
「自分はやればできる」
「ゴールのためにがんばる」
という気持ちになります。
おうむ返し+アイメッセージが最強
以前紹介した「おうむ返し」。
2歳児には「おうむ返し」が効く!子育てコーチング(1)わが家の場合、2~3歳のころはこのおうむ返しとアイメッセージを組み合わせるのが最も効果的でした。
まだ言葉がうまく話せず、気持ちを伝えられない2歳児は、誰よりもママに気持ちを分かって欲しいのです。
「〇〇はイヤだ!~がいい!」
と言われたときは、わがままではなく「自己主張」です。
「そうだよね、〇〇はイヤだよね、~が良かったよね。ママも~のほうがいいと思うもん。でもね、今日は~(理由を簡単に説明)」
などと、根気よく主張した気持ちを受け止めつつ、ママ自身の気持ちを伝えて、
「今度は絶対~にしよう!」
などと約束して、ポジティブに持っていく。
子どもは気持ちをわかってもらえたらうれしいし、ママのそのままの気持ちを知ることで、
「こういうときにママはこういうふうに思うのか」
「今日は仕方がないけど、また次の機会があるならいいか」
などと、自分で考えられるようになります。
「ダメ!」だけでは、行動はやめるかもしれませんが、自分で考える頭は育たないのです。
ココロ貯金を貯める
ここで、子育てコーチングの本を書かれている東ちひろさんの本から「ココロ貯金」の話を紹介します。
ココロ貯金が貯まると、こんな子どもになっていきます。
- やる気と自信がある子ども
- 兄弟姉妹、友達に優しい子ども
- 不安感が少なく、心が安定している子ども
- 傷つきにくく、立ち直りが早い子ども
- 相手の長所を見つけやすい子ども
- 他人の考えを受け入れやすい子ども
- 我慢する力がある子ども
子どもを抱っこする、頭をなでる、手をつなぐ、名前を呼ぶ、微笑みかける、話にうなずく、ちょっとした変化や目に見えたことを言葉で伝えるなど、普段からプラスの触れ合いを増やすことで、子どものココロの貯金箱に「ココロ貯金」が貯まっていきます。
(1日3回子どもの身体に触れるのを心がけるといい)
貯まったときは、子どもの表情が明るい笑顔になったり、はにかんだりします。
一方、叩く、けなす、無視する、にらむ、イヤミを言うなどのマイナスの触れ合いは「ココロ貯金」がどんどん支出されてしまいます。
すると、困った行動が増えていきます。
そして、プラスの触れ合いがもらえなかった子は、「ないよりはマシだ」とマイナスの触れ合いでもいいから欲しくなるのです。
つまり、叱られてもいいからこっちを向いて欲しいと思うようになってしまいます。
ココロ貯金をコツコツ貯めると、子どものココロの体質が改善します。
特別すごいことをしなくても「いっぱい遊んだね」「いっぱい食べたね」「たくさん寝たね」などという当たり前のことでも、子どもにとってはうれしい言葉なのです。
「叱られてもいいからこっちを向いてほしい」なんて悲しいです。
たしかに、愛情は貯められるもの、貯まっていくものなのかもしれませんね。
(そして、減ることもあるのね( ..)φメモメモ)
子どもとは、プラスの触れ合いを増やしていきましょう!
ちゃママまとめ
子育ては根気がいります。
「ダメ!」「やめて!」は手っ取り早いけれど、自己肯定感のような土台は3歳ころまでにある程度出来上がってしまうものです。
【実例】その否定語で自己肯定感が低くなるかも?何度も書いている気がしますが、まずは共感(傾聴、承認)から始めましょう☆
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