今さら聞けない「ベーシックインカム」とは?

こんにちは、ちゃママです。

あなたは「ベーシックインカム」を知っていますか?

 

2018年2月1日放送のBSジャパン「お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学」を見ました。

番組の最初のほうで「ベーシックインカム」を取り上げていたのですが、子育て中の友達3人ほどに知っているかを聞いたら「何それ??」と言われました。

というわけで、ネット上ではチラホラ見かけるようになってきましたが、今日は短くレポします。

 

司会は高橋真麻さん
ゲストは政府の働き方改革の委員を務めた少子化ジャーナリスト・作家の白河桃子さんです。

目次

ベーシックインカムとは

最低生活保障、欧州で実験
「豊かな人生」の意味、問題提起  (『日本経済新聞』2017年3月13日掲載)

 

政府がすべての人に生活に必要最低限のお金を配る「ベーシックインカム(BI)」という制度が世界的に脚光を浴びています。

仕事の有無や裕福かどうかに関係なく、例えば10万円をみんなに一律に毎月支給する仕組みです。

 

フィンランドでは2017年1月からBIの効果を試す社会実験を始めました。2,000人の失業者に月額560ユーロ(約6万8,000円)を支給しています。

働いて収入を得ても支給額は減額されません。

働いたぶん、減額されてしまう失業手当を配る場合にくらべ、失業者を減らせるかを2年間かけて検証します。

 

現地からの報道では、「これで新しいスタートを切れるのではないか」と期待する失業者の声が取り上げられていました。

オランダの一部都市などでも実験の計画があります。

BIが脚光を浴びる理由

1つは、資本主義が限界にきていること。

会社がもうかれば収入がアップし、消費が増え、社会が豊かになるというサイクルが上手くいかなくなってきているのです。

もう1つは、AIやロボットなどの技術革新があって、近い将来、労働人口のおよそ半分の職業が無くなる危険があることです。

ベーシックインカムはこれらの問題を解決する手段とも言われています。
(出典:野村総合研究所)

 

真麻さん
「生きているだけでタダでお金がもらえちゃう制度?生きてるだけで丸儲け」

白河さん
「まさにそう。ただ気になるのは財源
全部の日本人に支給したら、年間115兆円必要になる。
(出典:『ベーシックインカムのある暮らし』古山明夫-著)

でも、さまざまな社会保障の事務経費がかなり削減される。

いまアメリカでもすごい議論されている。
ハワイはベーシックインカムに対しての法律ができた。

カリフォルニアでは2つの実証実験が始まる。
そのお金を出しているのはなんと、民間企業。

やはりAIなどを進化させたいところがある。

Facebookの(創業者)マーク・ザッカーバーグもベーシックインカムは必要だと言っている」

真麻さん
「もしBIが導入されたら、どうしますか?」

白河さん
「働き方を変えると思う。いまライスワーク(食べるための仕事)とライフワークというのがある。その比率を変えると思う。

本当に働くことは食べるためだけなのか、働かざる者食うべからずなのかというと、お金にならないけど大事なことはある。

たとえば芸術。食えない芸術家はいっぱいいる。

新しいことをやりたい、チャレンジしたいけど、来月の家賃があるからそれにチャレンジできないみたいなことで、けっこう進歩が止まってしまっている。

そういうことがよりできやすくなること、起業しやすくなること。

お金を得るだけの働きじゃない方向に、みんながシフトしていかないといけない時代なのかなという気がする」

真麻さん
「働くという定義が変わっていくのかもしれない」

白河さん
「それがすごく問われているのかなと」

真麻さん
「実験結果が楽しみ」

ちゃママ感想

資本主義の限界、富の再分配、人口減少、AIでなくなる仕事、残る仕事…

必要最低限の生活が保障されたら、あなたは何にチャレンジしたいですか?

 

息子が大人になるころ、世の中はどうなっているんだろう?

スマホがなかった時代があったように、これから世の中に初登場して、みんなが当たり前に使うようになるものも出てくるのでしょうね。

 

最近は、志望する仕事がAIに代替されるかどうかを気にする就活生が増えているそうです。

日本経済新聞のウェブサイト「わたしの仕事、ロボットに奪われますか?」では、数十項目の質問に答えると、あなたの仕事の何%が自動化の対象になるかを推計してくれます。

vdata.nikkei.com/newsgraphics/ft-ai-job/

(ちなみに専業主婦はできません。。家事を全部奪ってくれたらいいのにw)