失敗しない「投資信託」を選ぶ!見るべき3つのポイントとは

こんにちは、ちゃママです。

2018年1月19日放送のBSジャパン「お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学」を見ました。

「投資信託 実践編!」と題して、失敗しない投資信託の選び方のコツが紹介されました。

司会は高橋真麻さん。ゲストはファイナンシャルプランナーの合田菜実子さん

 

「長期投資が報われる 山一破綻20年、積み立て増加」
(日本経済新聞電子版2017年11月24日掲載)

山一証券の経営破綻から20年が経過し、ようやく日本株市場では長期投資が報われるようになってきました。

昨年10月以降の株高で、個人投資家の間でも「積み立て投資」で長期の資産形成を目指す動きが広がっていると記事には書かれています。

 

真麻さん
「たしかに、株に一喜一憂するのはしんどい。長い目で見た積み立て投資はいいなと思う。証券会社の口座を作ったので、投信から始めてみたい」

合田さん
「投資信託の仕組みは覚えていますか?」

真麻さん
「1つ1つの株や債券をおかずに例えるなら、投資信託はいろんなおかずが入っている幕の内弁当で、混ぜ合わせているのでリスク回避ができるというものですよね。銘柄が6,000もあるので、選ぶのが難しそう」

合田さん
「たしかにみなさん悩むところ。今日は選び方のコツをお伝えします」

目次

投資信託の2つの型

合田さん
「投資信託は大きく分けて2つの型がある」

インデックス型 アクティブ型
日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動 インデックス型以上の運用成果を目指す
ファンドマネージャーがいない ファンドマネージャーが運用
手数料が安い 手数料が高い

合田さん
「わたしのオススメはインデックス型。手数料が安くてわかりやすい。そして実は長い目で見ると、インデックス型のほうが運用の成績がいいものが多い」

インデックス型選びの3つのコツ

さっそくインデックス型にどんなものがあるのか調べてみます。

合田さん
「証券会社のサイト。”条件から探す”というところで、『インデックス』を選んで選択します」

真麻さん
「304件ヒットしました」

合田さん
「ポイントは3つあります。1つ目は手数料。2つ目は純資産。3つ目は運用実績

手数料

合田さん
「手数料は3つある」

  1. 購入時→購入時(販売)手数料
  2. 保有しているあいだ→運用管理費用(信託報酬)
  3. 解約時→信託財産留保額

購入時手数料は、購入する証券会社や銀行に払うもの。

たとえば、楽天証券の「ニッセイ日経225インデックスファンド」という日経平均株価に採用されている代表的な225銘柄に投資するもの。

詳細を見ると、購入時手数料も解約時手数料も無料

このように、インデックス型ファンドには手数料が無料のものが比較的多くあります。

 

合田さん
「一番ちゃんと見ていただきたいのは2つ目の信託報酬。これは運用しているあいだずっとかかる手数料。このファンドだと、ファンドの管理費用(信託報酬)は0.27%

真麻さん
「普通はだいたいどれくらいなんですか?」

合田さん
「インデックス型の場合は、0.5%以下のものを選んだ方がいい」

純資産

合田さん
「純資産とは、そのファンドに組み込まれている株式や債券の総額のこと」

真麻さん
「純資産はたくさんあったほうがいい?」

合田さん
「多いほうがいい。たとえば純資産が少なすぎると入ってくる信託報酬が少なくなるので、ファンド自体を維持していくのが難しくなる。また、ある程度まとまったお金があるほうが運用しやすい」

真麻さん
「いくら以上だったらいい?」

合田さん
「だいたい目安としては10億円以上あればいいかなと」

真麻さん
「さっきのニッセイ日経225インデックスファンドだと…1258.24億円!すごい」

合田さん
「かなり大きなファンドですよね。純資産という点では安心ということ」

運用実績

合田さん
5~10年くらいは運用実績のあるもののほうがいい。サイトを見ると、チャートがある。

ここでわかることは、過去5年間の純資産を見ると増えてきている。資金がどんどん入ってきているということ。

大きな事件やリーマンショックのようなもの、政治の変化などで株価はアップダウンするが、右肩上がりに上がってきているならば良いファンドと言える」

真麻さん
「逆に5~10年経っていないものは、やめたほうがいいということ?」

合田さん
「短い期間で右肩上がりになっているものもある。必ずしもそれが悪いというわけではないが、あまり短すぎると判断しづらい。一時的なものなのかもしれない。

なので、ある程度歴史があるもので、純資産が増えているもののほうが安心かなと」

インデックスファンドの選び方のおさらい

  • 購入時の手数料が無料!
  • 信託報酬が0.5%以下!
  • 純資産が10億円以上!
  • 運用実績が5~10年以上!

さらに合田さんのオススメは、投資の基本「分散」を最大限に活用したこんなファンドです。

合田さん
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)。8つの資産にきれいに分散してくれる。

真麻さん
「国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リート。まさにこれは豪華幕の内弁当ですね」

合田さん
「株が良かったら株が増えたり、リートが悪かったら下がったりするが、それをリバランスと言って、常にきれいに8分散になるように自動的にバランスをとってくれる」

 

投資信託は、長期投資と分散でリスクを回避しながらしっかり増やしましょう。

ちゃママ感想

一番やってはいけないことは、銀行の無料相談などに行って、銀行員にすすめられた金融商品を買うことです。

証券口座はネットで開設し、自分がわからないものは買わないこと。

 

【クローズアップ現代+】”先行き不安病”を斬る! わが家のマネー防衛レポという記事でも、出演された山崎元さんが「間違った投資が多すぎる」「手数料に注意!」と話していました。

山崎さんの本は初心者向けのわかりやすいものが多いです。

「投資って言われても何から学べばいいの?」「保険料が高いんだけど、このままでいいの?」など、お金のことをもっと勉強したいというかたにはオススメです。

自分がお金の勉強をするために本を買うことも、自分への投資ですよね♪

 

また、投資に関してはヤフーファイナンスの「初心者のためのやさしい投資のはじめかた」もわかりやすいと思います。

https://info.finance.yahoo.co.jp/beginners/