こんにちは、ちゃママです。
2018年3月25日放送の「林先生が驚く初耳学2時間SP」を見ました。
今回は「林先生が認めた偉大なる日本人女性」と題して、さまざまなジャンルで活躍している女性が紹介されました。
その中でわたしが注目したのは、第3位「世界にただ1人 心を持つAIを作る研究者」。
そのときに、林先生がゲストの芦田愛菜さんなど、今の中学生も知っておいたほうがいい話をしました。
育児中のわたしたち親も知っておいたほうがいい話だと思うので、その部分を書こうと思います。
知らないとヤバい?AIの最新事情とは!?
目次
心を持つAIを作る研究者
人工知能、いわゆるAIの研究者たちが大勢集まる「人工知能先端研究センター」。
その中に、世界的にも例を見ない独自の研究で異彩を放つ女性がいる。
東京大学大学院卒、坂本真樹さん(48歳)。
彼女が研究している人工知能は、心を持つAI。
AIといえば、囲碁や将棋で人に勝ったり、車を自動運転したりというイメージが一般的だが、
坂本さん
「人工知能の研究者は、人に興味がある人も結構いる。わたしは人に興味があって研究している」
そんな坂本さんが行っている研究は、感覚や状態を表すときに使われる言葉“オノマトペ”をAIに学習させる研究。
たとえば病院で、
患者「お腹がズキズキする」
医師「ズキズキというのは、刺さるような痛みですか?」
患者「刺さるようなというか…」
と、自分の症状を正確に伝えるのは難しいもの。
そこで、オノマトペを学習したAIが、患者の言葉から可能性のある病気のパターンを医師に提示。
坂本さんの研究は、医師をサポートする新たなAIとして期待されています。
「AI格差」とは
林先生
「今年の流行語大賞、まだ言うのも早いが、より有力なのが『AI格差』。
極端な場合、2030年。そんな遠くない12年後、2,700万人が失業するという予想をしている人もいる。
どんどんAI化が進んでいくと、人がいらなくなる。
そういう中で、AI化を進めていくスピードが速いと思われている企業をダイヤモンドが発表した。
AI化が進みやすい企業 (週刊ダイヤモンド2月10日号)
1位 | トヨタ自動車 |
2位 | ソフトバンクグループ |
3位 | 日本電信電話(NTT) |
4位 | ホンダ |
5位 | 日産自動車 |
6位 | 日立製作所 |
このランキングでおもしろいなと思ったのは、AI化という技術的なことかと思えば、それを進めることができるかどうかは、社長のリーダーシップという人間的な部分でスピードが変わってくるだろうということで、いろいろ数値化してトータルのランキングを出していること。
AI化を進めると、どうしてもリストラを伴なうので内部からの反発が出てくる。
ですから、強いイニシアチブ、リーダーシップで押し切っていけなければいけない。
企業が生き残れるかどうかは、もしかしたら上手にAI化できたかどうかの差でサバイバルが決まる、ある程度は影響されるのではないかと。
それを、企業間の『AI格差』という」
青山学院大学陸上競技部原晋監督
「右から左に流すだけの仕事は機械化になるわけだから、各企業の社員の皆さんも意識を変えていかないといけない。よりクリエイティブな仕事に変えていかないと」
林先生
「AI格差は、実は企業間の話だけではない。いま原さんがおっしゃったように、一人一人の働き手もAI格差にさらされないわけにはいかない」
澤部さん
「将来そうなるのなら、子どもには資格とか学ばせたい」
林先生
「では資格を持っていれば大丈夫なのか。
少し荒っぽい分類になるが、今までは“体を使う仕事”はロボットがやって、“頭を使う仕事”は人間がやるというのが主流だった。
縦軸の上は、“定型的”の仕事。
頭は使うけど割合決まっている、同じような数字を処理しているとか同じようなコンピューターの扱い方でだいたい終わるという仕事。
それに対して、“非定型的”の仕事。
いろんなことが起きるし、状況がころころ変わって、その場その場に応じて一番良い方法を考えなければいけない。さらに人との絡み合いが出てくる仕事。
昔は縦の軸で区切っていたが、AIが発達してくると横の軸で区切って、頭を使う仕事であろうが、体を使う仕事であろうが、型にハマっているのはもしかしたらAIに変わられてしまうかもしれない。
いろいろな研究があるが、ある方の本を読んでいると、“頭を使う仕事”に何が入るかというと、例えば弁護士、会計士、税理士など」
芦田愛菜さん
「あまりAIばかりになってしまうのも怖い気もする。人にいろいろしてもらう仕事は残しておいてほしいなと」
林先生
「でも民間企業は基本的には、利潤追求のために存在しているから、仕事を残してあげるために企業が存在しているわけでは…」
千原ジュニアさん
「愛菜ちゃんにガチで行くなよ」
(スタジオ笑)
ちゃママ感想
2030年といえば、息子は20歳。
12年後なんて、あっという間に来そうですね(>_<)
その前に、2020年、学校教育も大学入試も大きく変わります。
でも、どんな時代になっても、幼児期に親がやるべきことは変わらないのかもしれません。
日本語という母語の土台をしっかりつくること、小さな成功体験をたくさん与えるなどして自己肯定感を高めてあげること、非認知能力を伸ばしてあげることなど…。
親は“自分がやっておかないと不安だから”と、アレコレと手を出したくなりますが、子どもは発達にそぐわない働きかけをしても、潜在させている能力を伸ばしてやれないといいます。
2~3歳の子が英単語を話すと「すごい!」と思いますが、ある程度の歳になると、1日でもっとたくさん覚えられたりします。
変化の激しい時代ですが、親は最新情報を気にしつつ、どんな時代になっても子どもが柔軟に対応できるように…
まずは、よく食べて、よく遊んで、よく寝て、丈夫なカラダを作ってあげることが大切かもしれません。
当たり前のことでごめんなさい(^-^;
ちなみに、林先生は以前、
社会で活躍するには、何かの問題を解決する能力があるか、何か新しいものを創造できるか。
この「解決」と「創造」の2つに尽きるのではないかと思う。
と発言していました。
そのときの話はこちら↓