思い出を忘れないためにあなたができるたった1つのこと




こんにちは、ちゃママです。

あなたが自分で思い出せる限りの一番古い記憶は、何歳ころのどんな記憶ですか?

息子の7歳の誕生日を迎えて思うこと




でも書きましたが、息子に、

「小さいころは楽しかった!」

と思える幼少期を与えたいと思っているわたし。



わたし自身「自分の幼少期は楽しかったな〜」と思っているのですが、頭の中に残っている記憶って少ないんですよね…。


そこで、記憶の仕組みについて、茂木健一郎さんの本を読んでまとめてみました。

目次

脳はハイライトで記憶する

人間の脳は長期間、記憶を保存することができないのだそうです。


ある程度の年齢以降になると、人は自分の身に起こったことなどをハイライトで記憶するようになります。


特別に楽しかったこと、特別に悲しかったこと、特別に笑い転げたこと、日常にはないどこかに連れて行ってもらったことなど、何が自分にとって大切で、何が不要なのかについて、脳が無意識的に情報の編集作業をして、必要な情報だけを保管しておこうとするのです。

2種類の記憶

記憶には大きく分けて、すぐに消えてしまう「短期記憶」と、後々まで頭の中に残る「長期記憶」の2種類があります。


覚えたことは、まず海馬短期記憶として蓄えられます。


最終的に記憶が収納されるのは側頭葉の部分で、そのときに長期記憶という安定した形で保存されるのだそうです。



はじめに記憶が蓄えられた海馬が活性化されると、その働きによって情報が短期記憶から長期記憶へと変化します。


つまり、海馬に記憶されているもののうち、何度も反復して脳にアクセスされたもののみが「重要」と判断されて側頭葉に送られ、長期記憶として定着するのだそうです。

未熟な子どもの脳

3歳くらいまでの子どもは、海馬に送られた情報を選別する能力が未成熟なのだそうです。


そのため、1日24時間、起こったすべてのことを記憶しておこうとしてしまいます。


でもそれは不可能です。


脳の容量には限りがあるので、結果的に古いものから忘れていって新しい出来事を上書きするということを繰り返しているのです。




過去にさかのぼって思い出せる限りの一番最初の記憶を「最早期記憶」と言います。


この最早期記憶は、平均的には3歳程度で、たいていの人はそれ以前のエピソードを思い出すことができません。


幼児期の記憶の欠落は「幼児期健忘」と呼ばれていますが、これは幼児期の脳が記憶の再生や編集を行う点でまだまだ未熟であることが原因だと考えられているそうです。

記憶は消えない

息子も3歳くらいまでの記憶は「ほぼない」と言っています(淋

ちゃママが卒園式を前に思うこと




でも書きましたが、人間は「忘れた」と思っていても、完全に忘れることはできないそうです。


記憶そのものは思い出せず、取り出せないけれど、必ず脳の中に入っているのだそうです。(メタ記憶)

ちゃママまとめ

わたしは息子との日々を「出来るだけ覚えておきたい!」と、生まれてから毎日日記を書いています。


読み返すとすっかり忘れていたことでも「こんなことあった!」と記憶が蘇ります。


というわけで、


忘れたくない記憶をハイライトでの記憶にしないためには、“書いてたまに読み返して思い出す”のがいいということですね!

(写真や動画など関連するものがあれば、より鮮明に思い出すと思います)

余談・・・

わたしは高校生くらいから、日記を書いたり休んだりを繰り返してきました。

でも息子が生まれて、いつかの引っ越しのときに過去の日記を全部捨てました!


わたしの身に何かあったときに、「誰かに読まれるのだけは避けたい」と思ってね(笑)


そんなわけで、

わたしの頭の中でハイライトで残っている記憶は、良かったことはより美化されて、つらかったことや悪かったことはキュッとまとめられて記憶されている気がします。