オキシトシンは愛情と攻撃のホルモンだった




さっそく調べましたよ、オキシトシン!

これから出産、育児をされる方は必見!?

目次

愛情ホルモン「オキシトシン」

おととい登場した「オキシトシン」。
見ていない方は【→出産&育児で脳が変わる?女性脳と母性脳を見てね】

女性が妊娠、出産するときに脳下垂体から多く放出されるホルモンだという話は書きましたね。

このオキシトシンは、筋肉を収縮させる作用があり、出産時に大量に放出されて子宮を収縮させるため、出産ができるのだそうです。また、産後には乳腺を収縮させて母乳を出します。

子供を産み育てるときには欠かせないホルモンなのですね。

我が子やパートナーへの愛情を深める働きもあるので「愛情ホルモン」とも呼ばれています。

攻撃性も発生する

こんな素敵な役割をするオキシトシンですが、

なんと!

相手から少しでも心地いいものが与えられると愛情が深まりますが、少しでも不快なものが与えられると攻撃性が高まるということがわかったというのです。

このオキシトシンの働きは、我が子を敵から守ろうとするために母親に備わっていると考えられているそうです。

「愛情ホルモン」「絆を深めるホルモン」と言われてきたオキシトシン。

それなのに、忙しくてなかなか子育てに参加できないパパまでもが、期待するように協力してくれない場合、不快な感情が強くなって攻撃の対象になるというのです!(衝撃的!)

ついパパにあたってしまう方、、犯人はオキシトシンかもしれません!

全国母子世帯等調査によると、子育て世代の離婚件数は、子どもが0~2歳の離婚率が3~5歳に比べて1.6倍以上、15~17歳と比べると14倍以上なのだそうです。

育児が大変で協力しなければいけないときに、オキシトシンによって裏腹な行動を強めてしまう可能性があるとは、、、ホルモン恐るべし。。

パパはどうすればいいの?

慣れない育児とあふれる家事とで大変なママは24時間の多くをストレスにさらされていて、攻撃性も高まりやすくなっています。

ところがそんなママでも、リラックスした状態になる時があります。それは、

授乳しているとき

パパがママと向き合って育児の悩みや意見に耳を傾けて一緒に考えているとき

だそうです。

具体的なアドバイスや解決法がなくても、ママはパパと向き合って会話をすることによって、自分の悩みが受け入れられたと感じてオキシトシンが心地いい「愛情ホルモン」として働くというのです。

つまり、ママが攻撃性を表して怒ったり、抗議したりしたとしても、ひるまずに真っすぐ向き合ってママの悩みを真剣に聞き、一緒に考える時間を持つことで、ママの愛情を深く変えることができるのだそうです。

ママの話を聞いて「そうなんだ、大変だったね」と共感するだけでもいいのです!

パパさん!ひるまないで!
(真矢みき口調w)

男女の脳差を受け入れる

ママに比べて我が子への反応が鈍いパパ・・・

残念なことに、男性の脳は女性の脳ほど子どもの泣き声に対する反応が強くないということがわかっています。

ママは我が子の泣き声を聞いた時に、脳の複数の場所が活性化するのだそうです。

ママは泣き声を聞くと、

脳の愛おしさや不安を感じる部分が反応

なぜ泣くのかを分析

我が子の泣き顔を見て即座に体が反応

この3つの連動した働きで、素早く行動に移せるのだそうです。

このように、女性は次に何をしなければいけないのかを常に考えているため、子どものちょっとした変化にも敏感に対応できるんですね。

つまり、パパに反応の速さを求めても無理ということが科学で証明されていたのです。トホホ。。

パパも出る!オキシトシン

男性でも育児に参加し、体験することによって子どもに愛着を感じる場所など、脳の複数カ所が活発化するそうです。

しかも、父親が子どもをあやすと体内でオキシトシンが増え、赤ちゃんのほうも体内でオキシトシンが増えるという実験結果があるそうです。

子育てに関わるほど親子の絆や夫婦の絆が深まるしくみが男女ともに備わっているということですね☆

ちゃママまとめ

赤ちゃんを見ているだけでも分泌されるというオキシトシン。まさに、子育てをするために生まれてきたホルモンでした。

忙しいパパは、子どもの成長をでしか見ていない場合がありますが、ママはずーっとで見ています。

この連続的な作業中にパパの何気ない一言でママが爆発する・・・ということにならないように、パパのみなさん!たまにはママを連続的なストレスから解放してあげましょう!

そして、パパに言い過ぎちゃったママさんは、ホルモンのせいにして謝っておきましょうw

今回も科学でここまでわかっているのなら、母親学級や両親学級で教えるべきでは?と思ったちゃママでした!