みなさん、毎月のスキンケアにどのくらいの費用をかけていますか?
2017年4月13日放送の「美と若さの新常識」では、最新の研究によって自分が持っている”美肌菌”を増やすことで、肌にうるおいをもたらしてくれることがわかったというのです!
そんな最新の研究成果に基づいた美肌を手に入れる方法をまとめてみました。
目次
美肌とは
美肌とは、健康的で美しく見える素肌のことです。
<美肌の定義はこの5つ>
1.うるおいがある
2.毛穴が目立たない
3.キメが整っている
4.はりと弾力がある
5.シミが目立たない
美肌菌のすごいパワー
わたしたちの顔には、5~7種類、一千万~10億におよぶ菌が住んでいます。そんな肌に住む菌を総称して「皮膚常在菌」と言います。
この皮膚常在菌の中に、肌に美しさをもたらしてくれる菌がいることがわかりました。
その菌とは「エピデルミディス(表皮ブドウ球菌)」と言い、この菌が今回のテーマである「美肌菌」だというのです。
美肌菌は、グリセリンという物質を分泌し、肌を保護して水分を保ってくれます。
グリセリンは、私たちが普段化粧品として使っている原料に広く使われている代表的な保湿成分です。
美肌菌は表皮の角質の中にすんでいるので、角質の中でグリセリンを分泌するほうがより確実に肌のうるおいを保つことができるというのです。
また、この美肌菌は、アトピー性皮膚炎を悪化させたり食中毒の原因としても知られる「黄色ブドウ球菌」という悪玉菌の増殖を抑える効果もあるそうです。
スタジオゲストの美肌菌
スタジオゲストの美肌菌の数は、月に350万円かけているというIKKOさんがダントツの1位!
「腸内環境と肌は一緒だと思って乳酸菌系の化粧品を使っていた」とのこと。
↑IKKOさんのスキンケア(驚)
スタジオの先生によると、
美肌菌は多ければ多いほどいい。
世の中の人の標準の美肌菌数は、だいたい1㎠あたり1000個~1万個くらい。
乳酸菌は、肌を弱酸性に保って美肌菌が増えやすい環境をつくるのでいいと思う。
高麗人参は肌の血流が良くなるのでいいのかもしれない。
とのことでした。
美肌菌バンク
美肌菌を人工的に増やす育菌の研究が進められています。
他人の菌を移しても定着するのは難しいので、自分自身の美肌菌を培養してもらう「美肌菌バンク」というのがあるのだとか。
菌を増殖させたあとは、常温での保存を可能にするフリーズドライ加工をして、使用するときは水で戻して肌につけます。
この自分だけの美肌菌を増やすオーダーメイドの美肌菌化粧品は、半年分で36万円するのだそうです!
お金をかけずに育菌生活
高額な費用をかけなくても、美肌菌を増やす方法があります。
それは、肌にも美肌菌にも良い環境を作ることです。
1.メイク落とし
帰宅後、メイクや汚れをしっかり落とす。
2.夜の洗顔
石鹸をよく泡立てて、泡のクッションで汚れを浮かすイメージでやさしくこすらずに洗う。
洗顔をすると、表面の美肌菌は流されてしまいますが、優しく洗えば美肌菌の棲家である角質層に美肌菌が残ります。
ゴシゴシ洗いでは、角質層が壊されてしまい、中にすむ美肌菌まで流されてしまいます。角質層は1ミリの100分の2の薄さなので簡単に壊れてしまいます。
3.入浴
お風呂の温度はぬるめで、時間は15分以内にする。(角質層がふやけて壊れるのを防ぐため)
4.スキンケア
防腐剤やアルコールが入っていないものを使う。(入っていると美肌菌の数を減らしてしまう)
5.運動
寝る前に軽い運動で汗をかく。
このとき、肌の表面の汗や皮脂などは美肌菌のエサとなります。(かいた汗は肌にのばす←汗の化粧水)
適度な汗の水分は美肌菌が増えやすい環境を作ります。
角質層の中に残っている美肌菌たちは朝まで8~12時間かけて増えていくのです。
6.朝の洗顔
朝は水(またはぬるま湯)だけで、洗顔料は使わない。
水洗顔なら寝ている間に増えた美肌菌のほとんどが残ったままになります。
美肌菌を簡単に増やす方法
- 肌断食をする
- 肌断食の注意点
肌断食とは、週末の2~3日、化粧をせずに朝晩、水洗顔だけにするというものです。
メイクをしていない日は、水洗顔だけのほうがいいそうです。メイクを落とすことで、肌の美肌菌や角質を落とすことになるからです。
眉間や鼻周り皮脂が多い人やニキビのある人は、部分的に石鹸洗顔をするほうがいいそうです。
毛穴自体は広がらない
なんと、毛穴そのものは広がらないのだそうです。
※目立つ毛穴の治療法としては、IPLによる光治療で改善することができます。
月に1度、5回の施術で一定の効果が出ますが、保険適用外での自費治療のため高額になります。
毛穴を目立ちにくくする方法は、肌にとって重要なキメを整えることです。キメというのはミクロのシワです。
毛穴の幅が広がったと感じるときは、出口部分がすり鉢状になっています。
毛穴の大きさは変わらないのに、盛り上がったすり鉢状の部分に影ができて目立ってしまうことが原因だったのです。
どうしてすり鉢状になるのか
変形した毛穴の周りを調べると、本来そこにあってはいけない生きている細胞の核があったのです。
通常の皮膚の細胞(角化細胞)は、生まれたあと上へ上へと押し上げられ、角質層となって、あかとなって剥がれ落ちます。つまり、通常の健康な肌の表面は死んだ細胞で覆われているはずなのです。
しかし、毛穴の目立つ人は毛穴の周りの細胞だけが何らかの理由で暴走し、細胞の核が残ったまま、つまり、生きたまま角質層に達します。それが剥がれ落ちずに盛り上がって堆積し、すり鉢状になっていたのです。
影に対抗するのは光の力
キメの良い肌では、乱反射が起き、光をたくさん拡散するため、白く、ぼんやり、ふんわりと見えます。つまり、毛穴の輪郭がぼやけるのです。
キメの悪い肌では、溝が少なく表面はつるつるとしています。すると、光の拡散が少なくなりテカってしまうため毛穴が目立ってしまうのです。
このキメを整えるスキンケアによって、毛穴は今よりも目立ちにくくできるのだそうです。
キメを整えるスキンケアポイントは12個!
キメを整えるためには「洗顔と保湿」が大切です。
1.固形石鹸を使う
クリームやリキッドだと油分をたくさん含んでいるので、しっかり汚れが落ちない。
2.テニスボール1個分のクリーミーな泡を作る
3.肌に直接触れないぐらい、やさしく洗う
4.すすぐときは35℃ぐらいのぬるま湯ですすぐ
温度が高すぎると皮膚の中の水分が蒸発したり、保湿成分が流出してしまう。
5.拭くときはタオルで軽く抑える程度に
6.化粧水は手のひらと指の腹を使ってのばす
7.乳液とクリームなど材質の異なる保湿剤を重ねて使う
8.乳液の使用量は1円硬貨2枚を目安に
9.クリームの量は1円硬貨1枚を目安に
10.お手ごろ価格のものをたっぷり使う
11.ティッシュペーパーが貼り付くぐらい塗る
12.保湿剤は洗顔後10分以内に塗る
顔全体に塗るのに抵抗がある人へのアドバイスとしては、
乾燥しやすい目元や口元だけはしっかり塗る。
ニキビが出やすい鼻やTゾーンは控えめに塗る。
とのことでした。
はりと弾力のために体を焦がさない
糖化が人間のカラダの中で起きると恐ろしいことが起きます。
これは、糖化の過程で発生する「AGEs(エージーイーズ)/終末糖化産物」が関係しています。
健康な肌では真皮にあるコラーゲン線維などが網の目のように張り巡らされ、ベッドのスプリングのように肌に弾力性を持たせています。
しかし、体内の糖化が進みAGEsが増えると、コラーゲン線維にべっとりとからみつき、肌が弾力を失ってしまうのです。
糖化が進むと、当然肌の老化も進んでいきます。
40歳、50歳、60歳になるにつれて、個人差が広がっていきます。
生活習慣の差のツケが、肌に出てくるのです。(怖い!)
糖化を防ぐには
糖化によって出てくるAGEsを作らないためには、食事の習慣が最も大切です。
血糖値を上げない糖尿病の食事療法が、糖化を防ぎ、お肌の老化も止めることがわかりました。
美肌になる食べ方は、食べる順番を守るだけでした。
1.食物繊維
まずはサラダ。きのこや海藻もOK。ゆっくり5分以上かけて食べきる。
食物繊維が、小腸に先に届くことで血糖値の上昇を抑える。
2.たんぱく質と脂質
消化管ホルモンのGLP-1が分泌されて、胃の運動が穏やかに。インスリンの分泌が促進されて血糖値の上昇を抑える。
3.炭水化物
ごはん(炭水化物)だけが辛いなら、おかずを半分ほど残しておいて、おかずと一緒に食べる。
若いうちなら甘いものを食べても、きちんと吸収されてエネルギーになるが、25歳を過ぎるとどんどん貯まって過剰になり、糖化反応が進んで肌が老化し、美肌を失うのだそうです。
抗糖化のお茶がある
糖化を防ぐと注目されているお茶が9種類あります。
・ドクダミ茶
・カモミール茶
・西洋サンザシ茶
・ブドウ葉茶
・甜茶(てんちゃ)
・バナバ茶
・柿の葉茶
・クマザサ茶
・グァバ茶
抽出したエキスを調べてみると、AGEsの生成抑制、分解、排せつ作用があることがわかったそうです。
ドクダミ、ローマンカモミール(花)、西洋サンザシ(実)、ブドウ葉を混同して抽出したエキスを粉末状にしたものを、40~60代の女性24名に3カ月間摂取してもらったところ、AGEsの値が減少して美肌が得られたという臨床結果が出たそうです。
1日に2~3杯飲むのが、臨床試験の摂取量に値するそうです。
ちゃママまとめ
2~3年前に、お肌のきれいな野際陽子さんが「朝は顔は洗わない」と言っていて衝撃を受けました。
わたしもそれから朝は洗顔料を使うのをやめたのですが、これは本当に肌質が変わります!
以前、肌の水分量をドラックストアで計ってもらったら68%くらいあって褒められました。
さらに、以前あさイチで、”前髪がかかっていたり、肌をこすりすぎたりすると、肌荒れやシミの原因になる”というのを見てから、洗顔はもちろん、化粧水などを塗るときや化粧をするときも肌に力を入れてこすらないようにしています。
ちゃママは中学くらいまで日焼け対策を全くしておらず、スキーで何年にも渡ってかなりの紫外線を浴びてしまったので、もう取り返しがつきませんが、少しでも保ちたいと思っていますw
なにもお手入れしていない二の腕の内側の皮膚が、体の中で一番キレイだったりしますよね。
肌をイジリすぎるのは良くないのかもしれません。
カラダの内側と外側からのケアが大切という、今回の美肌の新常識を生かしていきましょう!
※美と若さの新常識レポは、健康のことカテゴリーを見てください♪