【美と若さの新常識】体臭の悩み解決!におい美人のテクニック




におい。

夏が近づくと、気になりますよね。

自分のにおいは常日頃から嗅いでいるので、自分では気がつきません。

他人を頼りにしたいけれど、においのことはなかなか人には言えないですよね。


2017年5月11日放送の「美と若さの新常識」では、自分でなんとかするしかないにおいに関する新常識が次々と紹介されました。

これがカラダのにおい&対策だっ!

※緑色はスタジオの先生の発言です

目次

加齢臭

加齢臭のにおいは、ミドル脂臭とも呼ばれ、使い古した油みたいなにおいがします。

私たちの皮膚の表面を覆う皮脂。

20代までの皮脂と比べると、流れ方がかなり違います。

30代を過ぎると、皮脂は流れづらく、落ちづらくなるのです。


さらに汗のにおいにも異変が。

汗に含まれる乳酸皮膚常在菌が分解します。

すると、ジアセチルという物質に変わり、油くさいにおいを出します。




これが先ほど見た皮脂と合わさって、ミドル脂臭になるというのです。




女性でも加齢によってにおいが出てきます。

20代と40代でにおいを比較。黄色く染まったところはにおいの出ている部分です。

20代は脇や首が中心ですが、40代はさらに胸まわりにもにおいが広がっています。

この広がっているにおいは、油が分解したようなにおいがしました。

においは油っぽくなっていくのは、皮脂が酸化しているから

その油の正体は「ペラルゴン酸」で、古い油のにおいがします。

本来、不快なにおいがしなかった皮脂が歳を重ねるにつれて酸化するスピードが速くなることで、ペラルゴン酸が多く発生します。


さらに40歳を過ぎると、皮脂の質も変わります

若いころにはなかった成分が増え、これが酸化することで、加齢臭になるのです。

つまり、30代を境に酸化のスピードが速くなり、皮脂の性質も変わっていく中、人はにおい出していくのです。


「皮脂自体は男性のほうが多いのでにおいやすいが、酸化自体は男性も女性も起こるので気をつけないといけない。」

皮脂の効果的な落とし方は?

皮脂洗いは6時間後が決め手。

せっかくお風呂に入っても洗い方によっては、早くにおいがでてくることがはっきりわかりました。


実験に参加したのは、54歳、51歳、45歳、51歳の男性4人。

カラダのいろいろな部分の皮脂量を測り、洗う前の皮脂量をどこまで減らせるかを調べます。

特に皮脂量が多かった場所は、「額」「首」「耳の裏」「胸」「背中」の5ヵ所。

1日目はシャワーで流すだけ

2日目は泡洗い

3日目はナイロンタオルでゴシゴシ洗い

時系列で一人一日160回、4人で640回を、3日間測定してみました。


体を洗った直後の皮脂の量をグラフにしてみると、ゴシゴシ洗いがどんどん増えていくことがわかりました。




6時間後のにおいの変化を調べてみた。

最初を100%としてどれだけ変化したかを見ると、

泡はにおいが抑えられているが、ゴシゴシ洗いでは2倍においが出てくることがわかった。


泡が面倒だという方は、強めのシャワーがオススメ。

40℃のお湯を勢いよく出して、皮脂の出やすい場所肌の近くにそれぞれ30秒ほど当てます。

簡単で効果もバツグン。

6時間後の皮脂の量も泡で洗ったときと同じくらい抑えられています。

ゴシゴシ洗いで増える!皮脂のヒミツ

皮脂腺の中に、皮脂を生みだす皮脂細胞があります。

この皮脂細胞は、皮膚を守らないといけないと思うと皮脂を分泌します。

皮脂細胞に紫外線を当てると、肌を守るために懸命に皮脂を放出したのです。

ゴシゴシ洗うことは、有害な紫外線を当てたことと同じことなのです。


「皮脂は生体にとって非常に重要なもの。落とせばいい、無くなるくらい落とそうとするのは謝り。肌に保つことが重要なポイント。」

口臭だけじゃない!においの元

にんにくとアルコールは食べるといつまでにおいものなのでしょうか?

実験の結果、

にんにくは、たくさん食べても4時間後には人が気づくレベルを下回りました。




お酒は1時間後には人が気づくレベルを下回りました。




でも、口以外にも食べた物のにおいが出るルートがあります。

なんと!全身から食べた物のにおいがする、皮膚ガスが出ているというのです。

青が皮膚から出ていたにんにくのにおいです。




最初こそ口臭よりも低く出ていますが、その値はなかなか減らず、10時間経っても人に気づかれるラインを上回っていました。

お酒は直後には口臭の2倍の強さでにおっていました。

おさまったのも5時間後です。

皮膚からにおい成分が出てくることが新しい発見。

しかも長く続くということも新しい知見。


特別な装置を親指に当ててみると、普段は目に見えない小さな汗が出てきている。

これこそが皮膚からにおう出口の一つ

汗の中にいろいろな食べ物のにおい成分が溶け出していたのです。

「人間は水蒸気のベールで覆われている。皮膚から出てくる水分には、体の中に入った栄養や食べた物が入っている。
常にいろいろなものが放散されているので、他の動物と同じように人間はにおう存在。」

「皮膚ガスは全身から出る。アルコールを分解したときにできるアセトアルデヒドがにおいの元になる。アセトアルデヒドの分解が弱い人は長く体の中に滞留して、じわじわ皮膚から出てくる。長く放散が続く。」

においを早く軽減させる飲み物

<お酒>
お酒と一緒にしじみ汁を飲んだ結果、においが半分に減っていた。

「しじみ汁の中には、肝臓にやさしい成分が多く含まれている。例えば、オルニチンは肝臓の解毒作用を助けてくれる。タウリンは、お酒を分解する酵素の働きを助けてくれる。」

<にんにく>
牛乳を飲むと3時間でおさまった。

「牛乳の成分である脂質やたんぱく質という小さな粒子ににんにくのにおい成分がくっついて、体の中に吸収されにくくなる。にんにくを食べる前に飲んたほうがいい。」

過激なダイエットはにおいの引き金?

食後2時間の人の口臭と、食後14時間の人の口臭を調べてみると、食後14時間食べていなかった人の呼気のにおい物質のほうが多かった。

除光液のようなにおいのする「アセトン」という物質が見つかった。

過度なダイエットをすると、脂肪の代謝が進み、呼気中のアセトンの濃度が上がる状態になる

通常、カラダは糖を分解してエネルギーを得ます。


ところが、食事を抜いて糖が足りていないとカラダは脂肪を燃やしエネルギーを取ろうとします。

その際に肝臓で発生するのが「ケトン体」

ケトン体にはにおい物質のアセトンが含まれていて、揮発性が高いために呼気の成分となって出てくるのです。


この対策はきちんと食べること。

14時間食べていない人に食事をとってもらいました。

すると、食べてから2時間後には濃度が下がりました

においは食事が足りていないことも教えてくれるものなのです。


ここで、ゲストの皮膚ガス診断。(リモネン、カルボン、酢酸エチルは化粧品のにおい)

◎高橋真麻さん

年齢相応の量で、健康的な大人の女性の香り。

◎吉木りささん

アセトンは普通よりは多い。糖質制限など、無理にダイエットをしている、無理に食べるのをやめている方は、アセトンの数字が10倍にも100倍にもなる。

◎はるな愛さん

特徴的なのがミドル脂臭。女性にしては高いけれど、男性にしては低い。(笑)


「カラダから出ているにおいは、食べた物が影響する場合もあるし、生活習慣や生活行為がかなり影響してくる。においを調べることで、健康状態や生活の状態がどうなのかもわかる。」

においで可視化

番組収録前に、スタジオのみなさんの手首につけた腕時計のような装置。

ストレスを受けると、他人には気づかれないレベルだが、カラダからアンモニアが出るのです。

実は、ストレスを測る装置。

ピンク色になるほど、アンモニアが出ているということです。

高橋真麻さんは、ワイプで抜かれる顔やコメントを気にして緊張状態で収録しているとのこと。

一方、はるな愛さんは・・・緊張ゼロ?

脳が教えるアロマの効果

ストレスの度合いまでわかってしまうにおい。

その一方でストレスを和らげることができます。

「今は脳の画像を調べる方法ができて、においの働きが科学的な方法を使って明らかになってきている。」


香りを気軽に楽しむ方法と言えば、アロマ。アロマの種類は200以上あると言われています。

活力アップにリラックスなど効能もさまざま。

よく知られたラベンダーの香り。意外に嫌いな人が多いが、ラベンダーのにおいが嫌いという人の脳に青色が目立った。

これは沈静化してリラックスしている証拠。

ラベンダーを嗅ぐ前と嗅いだ後の変化を調べると、

コルチゾールが時間を追うごとに低下したことがわかった。

「NIRS(脳血流の画像)の結果ではストレスを軽減していることがわかった。また、カラダの中の反応としてコルチゾール(ストレスホルモン)が下がっているのがわかった。体の中で沈静化が起きていると言える。」


「ラベンダーは脳を沈静化させるにおい。においを嗅ぐとだいたい2~3分で脳の血流が変わる。」


「レモングラスは脳を活性化させるにおい。においを嗅ぐと、特に大脳皮質の前頭葉の血流が非常に上がる。
これが覚醒作用といって、やる気や元気を出させる。認知症の患者さんは前頭葉の血流が落ちているので、レモングラスのにおいを嗅ぐことで、認知機能も上がってくることがわかっているので、老健施設でも使われている。」

香水のつけ方 上級編

香水をつけたあとどれくらい香水の成分が飛んでいるかを調べてみると、

4ヵ所付けた中でも首回りが一番強かった。

首はカラダの中でも比較的体温が高い場所。熱によって香りが勢いよく飛ぶ。
首回りにつけるのは、においを強く感じさせたい欧米流のつけ方。日本人には強すぎることも。

くさいと言われないために、プロが勧める優しい香りのつけ方。

「足首やふくらはぎ、太もも、ウエストあたりにつけると、香りを強く感じずにおしゃれにつけることができる。」

下半身につけてほのかに香るのが日本流の優しいつけ方。

ちゃママまとめ

カラダのにおいは年齢とともに変わるけれど、正しい対策で軽減できるのですね。

香水のつけすぎは「公害」になりますので、くれぐれも気をつけましょう!

今後も【美と若さの新常識】で今までの常識を見直していきたいと思います☆


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