こんにちは、ちゃママです。
昨日も息子が怒って帰ってきました。
話を聞いて、「もしかして、このことかな?」と思うことがありました。
今日は、子どもの一生を左右するとも言われる「シブリング・ライバルリィ(sibling rivalry)」について書きたいと思います。
(諸富祥彦さんの本を参考にしています)
目次
ちょっと困った子の言動
【悩】子どものケンカに親はどうすべき?で、息子を振り回して転ばせたSちゃん。
その後、息子は「Sちゃんと仲良くなってきた」と話していました。
ところが、昨日また息子が怒って帰ってきたのです。
(いつも怒っているような…;)
クラスの男の子と帰っているときに、Sちゃんはその男の子に声をかけて「(息子を)置いていこう」とたくらみ、急にダッシュして息子だけを置いて行ったり、息子が追い付こうと走るとさらに走って逃げたりされて、頭にきたのだそうです。
「(そのクラスの男の子は)前はSちゃんと仲が悪かったのに、Sちゃんの言いなりになっているんだよ!」
「みんなSちゃんの言いなり。クラス全員が言いなりなんだよ。先生は知らないけど」
どんだけ強いのよw
「そんなことされたら悲しいよね。どうして人がイヤな気分になることをするんだろうね」
「ホントだよ!」
そして今朝、息子と途中まで登校した帰り、学校に行くSちゃんに会いました。
私「おはよう」
S「おはよう。(息子は)もう行った?」
私「もう行っちゃったよ」
S「いぇ~い☆喜」
私「・・・・・;」
シブリング・ライバルリィとは
きょうだいの間で生まれる競争や劣等感のことを、心理学用語で「シブリング・ライバルリィ(sibling rivalry)」と言います。
子どもが2人以上いる親は、無意識のうちにきょうだいを比べてしまいがちです。
優劣をつけるつもりはなく「単なる違い」を見ているだけであっても、子どもたちの心には「勝ち負け」の意識が残り、コンプレックスが植え付けられるのです。
「私の兄のほうが両親から愛されている」
「パパやママはぼくよりも妹のほうが好きなんだ」
他のきょうだいと比べて親からダメ扱い、バカ扱いされてきた子が受ける心のダメージは想像以上に大きく、多くの子どもはそれを一生引きずるそうです。
場合によっては「きょうだいと比べて愛されなかった」という思いによって、一生、自己否定的な人生しか送れなくなる人もいるそうです。
ひとりっ子でも気をつける
きょうだいと比べられないことで、劣等感や自己否定の気持ちを抱え込まずにすむのは、ひとりっ子の最大のメリットです。
親の愛情を100%注ぐことができます。
そこで、ひとりっ子の親が気をつけたいのは、ほかの家の子と比較すること。
他の子と比較してやる気や競争心を引き出そうとすることは、子どもを傷つけます。
あなたも、他の家の奥さんやご主人と比べられたらイヤな気持ちになりませんか?
親子でも、傷つけるようなことを言ってしまっては、子どものやる気を奪ってしまいます。
子どもは、小学校高学年以上になり「自分」というものがある程度確立したあと、ライバルと競い合って成長できるそうです。
自分で自然に誰かをライバル視しはじめた時にだけ、やる気が高まるのです。
あなたが一番を伝える
以前、テレビでモデルの道端三姉妹のお母さんの話を聞いたことがあります。
三姉妹をモデルにしたかったため、食べ物や運動に気をつけた英才教育の話は有名ですが、三姉妹それぞれに、
「あなたが一番大好きよ」
「あなだが一番キレイよ」
と、2人きりになったときに言っていたそうです。
3姉妹それぞれ自分に自信を持っていて、キレイになるための努力をしている感じがしますよね。
また、ダウンタウンの浜ちゃんも、下の子が生まれた時に上の子が淋しくないように、
「なんやこいつ、サルみたいな顔して」
「うわっ!鼻水出とる!きったないな~」
などと、まだ何もわからない下の子の前で、上の子と笑って話していたそうです。
そして、上の子が起きているあいだは、絶対に下の子を抱かなかったとか・・・(これはすごい!)
おかげで、上の子は赤ちゃん返りをしなかったと、妻である小川菜摘さんが話していました。
ちゃママまとめ
まだ1年生なので、悪意を持った陰湿なものではないのだろうけど、Sちゃんはきっと家ではいい子なんだろうな・・・
Sちゃんにはお兄ちゃんもいますが、1歳くらいの赤ちゃんもいて、親にうまく甘えられない反動が出ているのかも?と思ってしまいました。
世界中の誰よりも親に愛されたいのが子どもです。
親の愛情がしっかり伝わった子どもは、自然に他の人を思いやるやさしい気持ちが生まれてきます。
パパやママを独り占めにして、愛情を感じられる時間を毎日もてたら、心が安定するのかもしれませんね。
それにしても、、
息子は意地悪をされたり、仲が良くなったりを繰り返しながらいくのでしょうかね…
また息子の気持ちを聞いて、共感して、見守っていこうと思います。