こんにちは、ちゃママです。
録画していた「ホンマでっか!?TV」を見ていたら「世の中にはさまざまなことにベストタイミングがある」と、いろいろなことを紹介していました。
【悲報】脳には、モノによって「臨界期」があるっ!でも書きましたが、人間の脳の発達にも段階や臨界期があります。
※脳の発達具合のグラフは「アタマを良くするには「前頭連合野」を鍛える!」を見てください。
そこで、これまでわたしが見たホンマでっかTVからの情報や、読んできた本から、子どもの脳や体の”ベストタイミング”をまとめてみました。
目次
ホンマでっか!?TVから
生物学 池田清彦さん
「人間は2~3歳までにシナプスの繋がり方がだいたい決まる。3歳までは一番大事な時期。そして8~9歳までに、脳の基本的な機能は決まってしまう。その後は、能力をいかに上手く使うかという話になる」
脳科学 澤口俊之さん
「『優しさ』は、幼少期に作っておかなければいけない。友人関係を良くするためには、後々ではダメで、だいたい2~3歳から人間の『優しさ』を覚える。誰かと誰かが親切な行動をしているのを見ると、自分も親切な行動をしたくなるという研究結果がある」
「赤ちゃんは1歳くらいになると泣く頻度が減ってくる。赤ちゃんが泣く主な理由は『痛い』『寂しい』『怒る』だが、1歳くらいになると自分の怒り感情を抑える能力が出てくる。それから2~3歳くらいまでに自分の感情をコントロールする能力を学ばないと、あとあとキレやすい子になってしまう」
「2~3歳までに親切な行動をしておかないと、自分勝手で攻撃的になる可能性がある」
心理学 植木理恵さん
「2歳ころに、親になんと言われて育ったかが、中学生の時の性格に反映されるということがわかっている。2~3歳のころに『賢い子だね』と言われていれば、賢い子の思考性を持つ。『かわいいね』と言われていれば、かわいい子の思考性を持つ。『優しい子だね』と言われていれば、援助行動が増える」
「『やればできる、やらなければできない』という随伴性が、3歳くらいまでに習わなければいけない大事なこと」
生物学 池田清彦さん
「2歳までに動く物を見せる、声をかける、音楽を与えると脳はどんどん発達する」
脳科学 澤口俊之さん
「7~8歳で脳は変わるので、それまでに知能を伸ばさないといけない。7歳くらいまでにIQを伸ばせば、そのあとも落ちないと言われている」
「効率よく勉強する基礎は6歳くらいまでに決まる」
「2歳未満まではデジタルばかりに触れない方がいい。2歳未満までは乳児脳という独特な脳。この期間は母親とのコミュニケーションが一番大事」
読んだ本から
3歳までにたっぷり言葉を聞いた子どもは、語りかけが少なかった子どもに比べて、語彙力とIQが高く、成績が良くなる。
(子どもが3歳の時点の言語能力から、9~10歳の言語能力は推測できる)
走るための型は、年長から小学校低学年のあいだに身につく。
幼児期は「知能」よりも「運動能力」の発育が大事。
0~3歳は脚力、3~6歳は胸を中心に胸部まわり。
6~10歳は下半身と上半身の動きの連結を特に鍛えた方が良い。
8~9歳くらいの幼少期までに「頭の良さ」の核心部分が育つ。
小学校低学年までは「外に出て、遊び尽くす経験」をさせると、物事をさまざまな角度から見渡す「視野の広さ」が身につく。
脳の神経回路のつなぎ目であるシナプスは、6歳ごろまでに8割近く作られる。
ちゃママまとめ
「優しさ」は小さいころから育むことが大切というのが心に残りました。
子どもは、言葉を覚えて語彙を増やすのも、感性を磨くのも、さまざまなことを「親子の会話」から学びます。
子どもと話をするときは、より丁寧な表現をしようと心の片隅にとどめておくだけでも、使う言葉は変わってきます。
日中子どもといられない共働きのご家庭でも、大切なのは、時間の長さよりも密度だそうです。
頭と体が飛躍的に伸びる乳幼児期に、しっかりと親子のコミュニケーションをとりたいものですね。
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