自己表現ができる子になる、自他を尊重する「アサーション」とは

こんにちは、ちゃママです。

子どもがお友達や気の強い子に自己主張ができずトラブルになったとき、

「やられたらやり返せ!」

「目には目を!歯には歯をだ!」

と教えることは、”自分の身を守るためなら相手を傷つけてもいい”ということになりかねません。

また、やり返したことで、ますます自分自身が危険にさらされる可能性もあります。

そこで今日は、相手を責めずに自分の気持ちを伝えることで、自分の身を危険から守ることができるというお話です。

目次

アサーションを学ぼう

「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。

トレーニングを通じて、一方的に自分の意見を押し付けるのでも、我慢するのでもなく、お互いを尊重しながら率直に自己表現ができるようになることを目指します。

コトバンクより

相手に強引に無理なことをさせられそうになったときは、3つの方法があります。

  1. 強く出て相手を攻撃する
  2. 我慢して気持ちを言葉にしないでいる
  3. 相手に配慮しつつ、自分の気持ちを伝える
この(3)の方法が、アサーションです。

アサーションの使用例

ではこんなとき、どう言えばいいのでしょうか。

◆交換したくないカードを交換しようと言われたとき

(1)「イヤだって言ってるだろ!」とキレる

(2)「・・・そんなに言うならいいよ」と耐える

(3)「これは大切にしているカードだから、交換したくないんだ。でもこっちならいいよ」と言う

この場合、(3)の言い方なら、相手を尊重しつつ、自分の気持ちをさわやかに伝えられていますよね。

小さい子供には難しい

アサーションが”身につけられるスキル”だとしても、子どもが小さいうちは難しいと思います。

では、小さい子供が「本当はあげたくなかったものをあげてしまった」と泣いている時、あなたならどうしますか?

「自分で『あげる』と言ったのだからしょうがないよ」

「本当に大事なものだったら、次は『イヤ』って言おうね」

などと、あきらめさせるだけでは、子どもは心残りかもしれません。

「あなたもいろいろ考えて『あげる』って決めたんだね。優しい気持ちであげたならそれでいいんじゃない?」

などと、あげたことで友達も喜んでいたことを伝え、子ども自身の判断に納得感を得られるように伝えるのがいいそうです。

「『大事なものだからやっぱり返して』って言ってみたら?」

これでは「親に言えば、あとで返してもらえる」という考えにつながりかねません。

社会性を育てる上では、自分の言ったことに責任を持たせる声かけも大切だそうです。

嫌なことは「イヤ」と言えることは大切ですが、コミュニケーション上はそれだけではうまくいきません。

「仲良しだからあげたい」「あげないと悲しむかなと思った」などと、その判断に至った子どもなりの理由があったはずです。

その判断が必ずしも間違いではないことを伝えて、納得できるようにするのがポイントです。

その経験が、相手のことを考えながら自分の気持ちを伝える力(アサーション)につながっていくそうです。

ちゃママまとめ

子どもに「(自分の気持ちよりも)相手の気持ちを考えなさい」とばかり言っていては、自分の気持ちや意見を言いそびれたり、自己主張がうまくできなかったりしてしまいます。

このアサーションを身につければ、自分の気持ちを正直に、素直に表現することができ、たとえ意見がぶつかっても、譲ったり、譲られたりしながら納得のいく結論を出せるようになります。

余談・・・

大人でも、自分の感情をうまく伝えられず、自分の感情と行動に矛盾を抱えたままにしていると、体に症状が現れるようになります。

感情は適度に表現していきましょう!

そのためには、 アイメッセージを意識して使うのがいいかもしれませんね☆

って、体に症状が現れたのは数週間前のわたしなんですけどね(苦笑;

ひとまず解決したので、この話は明日書くことにします♪