2017年7月3日放送の中居正広のミになる図書館を観ました。
公式戦で29連勝を果たした藤井聡太四段。
幼少のころから藤井四段を知る将棋ライターの方が語るエピソードや、お母さんの教育方法が紹介されていましたので、メモ書き程度に書きます。
目次 [閉]
3歳の藤井少年にみる教育法
対局中、なんであんな長時間も集中力が保てるの?
3歳のときに遊んでいたパズルがキーポイント。
スイス製の知育玩具「キュボロ」
立方体のパーツを組み合わせて、ビー玉を転がして遊びます。
遊びながら集中力や論理的思考が培われるのだという。
藤井四段が3歳のころに作ったと言われるキュボロの作品を再現。
お母さんによると、藤井君はキュボロで何時間も遊んでいたということです。
(社)日本知育玩具協会 藤田篤代表理事
「3歳児としてはレベルの高い独創的な組み方ですね」
将棋ライター 鈴木宏彦さん
「藤井家の教育方針として、”集中しているときはそれがどれだけ長くても、絶対に途中で話しかけない!やりたいだけやらせる”とお母さんは言っていた」
教育研究家 石川幸夫さん
「子どもが満足するまでやらせるのは、子どもを伸ばす3大要素の1つ!」
子どもを伸ばす3大要素
1.やりきらせること
最後までやり遂げるというのは、すごく大切なこと。
やっている間は、思考力、想像力が働いているので、それを途中で止めるのはダメ。
やり遂げることで達成感が出てくる。
考えているときは、邪魔してはいけない。
2.興味を持たせること
完成品のおもちゃを買い与えると飽きやすい>。
作り上げる物など素材的なものがいい。
3.丁寧にこなさせること
言葉遣いや文字を書くことなどは、丁寧にさせる。
考え方も丁寧になるし、しつけにも関係してくる。
石川さん
「心が出来上がるのが3歳くらい。そのあとの3~5歳に、興味があることを突き詰めることは、自分の力を試していくのに一番大事な時期」
増田ユリヤさん
「母親は子どもがやっているのを待てないことが多い」
田中虎彦九段
「待つ、見るだけじゃなくて、本人が達成したと思われることを褒めてあげていると思う。わたしの場合はその達成感が、また将棋にのめり込む力になった」
5歳のとき詰将棋に熱中
詰将棋とは、
「王将の詰め手を研究する将棋。連続して王手をかけて詰めるもの」(大辞林から)
田中九段
「1年間勉強して5手詰まで解けたら立派」
自分、相手、自分、相手、自分がさして詰むのが5手詰。
田中九段
「相手のことも考えるのが将棋のいいところ。詰将棋はパズルとしては最高におもしろい。答えがわかったときは、誰にも褒められなくても達成感がある」
藤井少年が通っていた、ふみもと子供将棋教室 文本力雄先生
「詰将棋を教えると、1年で11手詰まで進んだ。あんな子供は初めて見た」
田中九段
「1年で5手詰というのは、もう少し上の年齢の子の話。5歳で11手詰までというのはすごい。普通はすぐイヤになる」
藤井四段のマル秘私生活
14歳とは思えない難しい言葉を知っているのはなぜ?
将棋ライター 鈴木宏彦さん
「とにかく小さいころから読書が好き」
小学4年生で、新聞の隅々まで読む!
田中九段
「藤井さんは社説を論じられる」
小学5年生で、司馬遼太郎「竜馬がゆく」全8巻を読破
小学4年生の時の記念色紙
<最近関心があること>
電王戦の結果、尖閣しょ島の問題、南海トラフ地しん、名人戦の結果、げん発について。
<最近読んで面白かった本ベスト3>
1.海賊と呼ばれた男 百田尚樹
2.深夜特急 沢木耕太郎
3.アド・バード 椎名誠
<好きな食べ物ベスト3>
1.さし身
2.味噌煮こみうどん
3.ラーメン
<将来の夢>
将棋だけではなく、勉強も得意らしいですが、どんな勉強方法ですか?
将棋ライター 鈴木宏彦さん
「藤井家の教育方針として、”子供部屋を作らず、リビングで勉強させる!”。その理由は、子どものほうからコミュニケーションをとりやすい環境を作るため」
教育研究家 石川幸夫さん
「人間は意外に”ながら族”。子どもにとってリビングはみんなが集う場所なので、安心できる。
人の目があるので、1人よりもいろいろなものに誘惑されにくい。
子ども部屋は自分のものでデコレーションしてしまう。すると、常に目移りしてしまう。
リビングにお父さんの本などがあると最高。
子どもからコミュニケーションをとらせる事で、集中力や自己教育力が身につく。
今までの流れがずっとあるが、藤井君は自分で読書などをして、自分で自分を高めている。
負けるとまたさらに自分を高めようとしていく。
普通ならそこで終わり。
自分を一歩ずつ高めていくのが自己教育力」
ちゃママまとめ
このブログの初めのころ、

で紹介しましたが、ユニセフの世界子供白書2001年には、
脳の発達がほぼ完了する3歳までの時期が、のちの学業の成否を決め、青年期や成人期の性格を左右する
と書かれていました。
(3歳以降ももちろん大切ですが)
藤井君のお母さんは、0~3歳になるまでにどのように育てたのかを知りたくなりました。
そしてちゃママも、

で、「キュボロ」に注目していました!
「対象年齢的に遅すぎたか・・・」
と思っていましたが、一緒にテレビを観ていた息子が、
「ママ買って!買ってくれなかったら、サンタさんに頼むよ」
と言いました。
大人でもハマるらしいけれど、今は大人気で入手困難のようですよね。
息子の集中力はレゴのおかげだと思っていますが、改めて、子どもに与える環境(おもちゃや本など)はとても大事だと思いました。
林先生も「レゴをやっていたら絶対にやめさせたらダメ」「徹夜でやっていたら寝かせる必要はない」と言っていましたよね(笑)

