【齋藤孝】大人も読みたい「こども『学問のすすめ』」福沢諭吉




こんにちは、ちゃママです。

図書館で、齋藤孝さん「こども『学問のすすめ』」という本を借りました。

そう、あの一万円札にのっている誰もが大好きな?福沢諭吉の「学問のすすめ」


齋藤孝さんが現代語訳し、こども向けにわかりやすく解説してくれています。

目次

福沢諭吉について語れない

名前はもちろん知っていても、子どもに「何をした人?」と聞かれたら答えられますか?

江戸時代から明治にかけて活躍した人

ヨーロッパやアメリカに何度も渡り、西洋の文明を勉強した人

慶應義塾大学を作った人

「学問のすすめ」などたくさんの本を書いた人



など簡単には説明できても、なぜ「学問のすすめ」を書いたのかなぜ慶應義塾を作ったのかなど背景までは、恥ずかしながら知りませんでした。

こういうときは、やっぱり子ども向けの本が一番w

目次と内容を少しだけ紹介

第1章
どうして勉強するんだろう

第2章
あなたの夢は何ですか

第3章
まわりの人や、お金とのつきあい方

第4章
日本で生きるってどういうことだろう

と、4章に分かれているほか、コラムとして福沢諭吉がどんな人だったのかどうして学問のすすめが書かれたのかなどの豆知識情報も盛り込んであります。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といへり

⇒「天は人の上にも下にも人をつくらなかった」といわれている。
 人はみな平等なんだ。

これはあまりに有名な言葉ですが、私が読んでみて心に残ったのは、

「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによりて出来るものなり」

⇒賢い人間とそうでない人の差は、学ぶか学ばないかできまるんだよ。


「およそ人間に不徳の箇条多しといへども、その交際に害があるものは怨望より大なるはなし」

⇒人間にはいろいろ欠点があるけれど、人をねたんだり、うらむことほどおおきな欠点はないんだよ。

他にもあるけれど、あとは本を読んでからのお楽しみで?

詳しい解説はとても分かりやすく書かれています。


息子に読んであげましたが、まだ抽象的な言葉で理解できないものが多く、ちょっと早すぎたかもしれません。。

「平等」「権利」「法律」「経済」「幕府」など、読んでいる途中で「それってなに?」を連発…。

読み進めるのがちょっと大変でした。

それでも「読んで!」という息子…

高学年になったらもう一度読ませたいと思いました。

ちゃママまとめ

子どもに「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれたときは、この本がオススメです!

勉強することの意義を感じられない子や、いまいちやる気が起きない子に読ませたら、


「あれ?勉強をがんばってみようかな?」

「いま勉強しないとまずいんじゃないかな?」


という気持ちになると思います。


小学校の高学年以上向けという感じですが、大人にもオススメです。

福沢諭吉が生きた時代の日本はもちろん、学ぶことの大切さ、人生を幸福に生きるためにはどうあるべきかがわかりやすく書かれていて、自己啓発的な要素もありますよ。