【世界標準の子育て】子どもの「コミュニケーション力」を育てる方法とは

こんにちは、ちゃママです。

「世界標準の子育て」とは、つまりどんな能力を伸ばす子育てなのか。

今日は、「自信」「考える力」「コミュニケーション力」の3つのうちの「コミュニケーション力」についてです。

 

世界的に見ると、アジアの子どもはコミュニケーションが苦手なのだそうです。

その理由は、アジア人の多くが「コミュニケーション力は自然に育つ」と思い込んでいるからだといいます。

自然には育たないというコミュニケーション力。どのように育てたらいいのでしょうか?

目次

0~6歳

この時期は、子どもが人と信頼関係を築くことを学ぶ大切な時期です。

家庭で「人と関わる力」の育成を意識した子育てを実践することが大切です。

赤ちゃんを放っておかない

親が豊かに声をかけ、歌いかけ、遊んであげると、赤ちゃんは人と関わることはうれしい、楽しい、という経験を積むことができます。
この楽しい経験がコミュニケーション力の土台になります。

言葉、表情、動作を使ったコミュニケーションを多くすると、赤ちゃんの人と関わる力を大きく育てることができます。

「ごっこ遊び」に付き合う

2~3歳になり、言葉を通してコミュニケーションがとれるようになったら、「ごっこ遊び」にたっぷり付き合います。

おままごとやヒーローごっこなど、子どもが大好きな「ごっこ遊び」は相手の立場になって考えたり、人と関わる基本スキルを伸ばしてくれます。

たくさん笑わせる

この時期に教えるコミュニケーション力で大切なのが「感情表現」です。

人間は感情表現が豊かな人に親しみを感じるので、人間関係をスムーズにするためにも表情は豊かでないとなりません。

感情表現が豊かな子どもに育てるには、子どもの気持ちに親が共感することが大切です。

 

ことさらに大事なのは、母親の笑顔。母親の表情は、必ず子どもにうつります。
もちろん、父親も笑顔になることで「笑顔になりやすい家庭環境」になるので、意識して表情を明るくしていきましょう。

いっぱい笑って育った子どもは快活で素直な性格になります。

共感して聞く力を育てる

感情表現を育てたあとは、6歳までに「話す力」と「共感して聞く力」を伸ばしてあげてください。
とくに「聞く力」は重要で、聞く力が育つと、勉強が得意な子になります。

親が「聞き上手」になると、子どもの側からどんどん話をするようになります。

 

読み聞かせは「聞く力」を育てるうえでも最高の取り組みです。

読んでいる途中で子どもに疑問が生まれたときは、思考力を伸ばすチャンスだと捉え、質問返しをして深く考えるように導いてください。

また、子どもの心の動きを察知して「悲しいね」「痛かったね」などの言葉を加えて「共感性」を高めてあげることも大切です。

そういえば、幼稚園に入る前は、こどもちゃれんじのエデュトイでかなり「ごっこ遊び」をした気がします。

毎日朝から晩まで同じような子どもの遊びに付きあうのは、精神的に大変なこともありましたが、天気がいい日はなるべく子育て支援センターに行って、ほかの「大人」と話をすることでリフレッシュしていたのを思い出しました。

聞き方については、学びの土台「話を聞く力」を伸ばす3つの方法を参考にしてください。

7~12歳

小学生以上は、家族以外の人とのコミュニケーションを訓練する時期です。

また、子どもと良好な親子関係を維持するには子ども扱いせず、一人前の大人として接することが大切です。

習い事をさせる

日本人は、興味や関心、世代の違いを超えてコミュニケーションをとることを苦手と感じ、見知らぬ人との交流をできるだけ避けようとします。

コミュニケーション力を伸ばすことも考えたら、「集団で行う活動」に参加させてください。

他の子どもと一緒に身体を動かす活動を通して意思疎通したり、共感したり、伝え合う力を伸ばすことができます。
また、身体を動かすことでストレスを発散させることができるのです。

大人に交ざって会話・交流をさせる

小学生の子どもは大人の話に興味津々です。

子どもを「子ども扱い」するのは、「子どもを自分の分身」だと考えているからです。
小学生といえども一人前の大人扱いをすることで、子どもの自立心に火がつくのです。

親子の甘えた会話から大人同士の会話へとコミュニケーション力を向上させるには「指示」「命令」を極力やめることです。
大人同士が話をするように子どもと会話をしましょう。

演劇をさせる

イギリスでは、演劇が必修科目になっている学校が多くあります。
また、アメリカでも演劇部は運動部と並んで人気が高い課外活動です。

人前で堂々と話す技術、表情、身ぶり手ぶりを使って意思疎通する方法、相手に伝わりやすい発声・発音の方法、相手に親しみを与える話術など、コミュニケーションのスキルのすべてが演劇を通して身につくのです。

また、演劇経験者は「英語習得が早い」という特徴があります。

いまはまだ外でお友達と遊ぶことに夢中な息子。

集団で行う活動。
4年生から始まる部活動は、野球を選んでほしいなぁと思っているけど…。

演劇経験者と英語の習得力に関係があるとは知らなかったので驚きました。

13〜18歳

中学・高校時代はコミュニケーションの対象を世界へと広げて行く時期です。
今は日本にいながら外国人と接することが簡単に実現できます。

多感な時期に異文化と交流することによって偏りのない価値観を身につけることが目標です。

英語が話せる=グローバルではない

グローバル感覚とは、国籍、文化、価値観、宗教の違いなどにかかわらず、あらゆる人々がお互いを尊重し合う、多様性を尊重する意識であり、態度です。

人間に上下優劣はない。
自分の文化を大切にするのと同じように他者の文化も尊重する。

そんな態度を身につけるには、実際に外国人と友だちになり、信頼関係を築き、多くを語り合う経験が必要です。

海外留学のチャンスを与える

ティーンエイジャーが世界標準のコミュニケーション力を身につける一番の方法は、やはり海外留学になります。
お金もかかることなので強制はできませんが、外の世界を見ることで得られるものはお金以上の価値があります

重要なのは期間で、2週間くらいではダメです。
その国の人たちと、その国の言葉でコミュニケーションをとれるまで、最低でも半年はかかります。

交換留学プログラムや助成金を利用して、お金がなるべくかからない方法を調べましょう。

日本の大学でグローバル経験を積む

2014年、日本の大学に通う外国人学生は20万人を超えました。

居心地の良い仲間、同じ価値観を共有できる仲間とだけ付き合うのではなく、わざわざ日本に学びにきた留学生たちに関心を持つように子どもを促してください。

留学生たちは、留学中に日本語を身につけ、学問を極め、人脈をつくり、自分の価値を高めなければ、日本での就職、あるいは祖国に帰ってからの厳しい競争に勝ち残ることができない。

そんな高い意欲を持った留学生たちと交流することで、子どもは大きな刺激を受け、「自分もがんばらなければ」という気づきを得ることができるはずです。

外国人と接する機会をつくる。

たしかに留学して、英語を使わざるを得ない状況になった方が、たくさんの体験を伴う生きた英語を早く話せるようになりそうですよね。

もし息子が「留学したい」と言ったときは、「行ってこい!」と送り出せるように心とお金の準備をしておかないと?

ちゃママまとめ

コミュニケーション力は、教えなければ身につかない「スキル」です。

親が教えればどんな子でも必ず身につけることができます。

とは言え、実際の子育てでは、思ったとおりに行かないことがたくさんあると思います。

この『世界標準の子育て』という本には、巻末に“よくある子育ての悩み”に対する筆者の回答が58例載っています。

3回に分けてほんの一部を書きましたが、小さいお子さんをお持ちの方には、ぜひ読んでみて欲しい本です。

Amazonでの評価も参考に↓。この内容で1,600円は安いと思います☆

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