こんにちは、ちゃママです。
わが家ではほぼYouTubeは見ていませんが、今朝のTBSビビットを見て驚きました。
子どもに人気のキャラクターが暴力や排せつ行為を繰り返すなどのショッキングな動画が、悪質な動画投稿者によってあふれかえっているというのです。
目次
エルサゲートとは
「エルサ」は”アナと雪の女王の主人公エルサ、「ゲート」は不祥事を表す接尾語。
「エルサゲート」はこの2つが合わさってできた造語です。
エルサに扮した女性による”わいせつ行為”を連想させる動画が、世界的に拡大して問題になったことが発端となりました。
現在までに15万本以上が作成されており、人気の動画は500万回以上再生されています。
日本では、子どもにスマホやタブレットで動画を見せる”スマホ育児”が拡大しているため、被害も増えているといいます。
エルサゲート動画の内容
- 子どものスパイダーマンとエルサと思われる2人がボールで遊んでいると、テレビの画面にボールが当たってしまい、画面が割れる。その割れた破片で手や足を切ってしまい流血して大泣きしている。
- ミッキーとミニーとおぼしきキャラクターがハサミを使って遊んでいると、ミニーが持っていたハサミがミッキーの耳を間違えて切ってしまい、流血する。
長いものなら10分くらいあり、愉快な話が続く中で、急に展開が変わることもあるといいます。
育児情報誌miku編集長高祖常子さん
「大好きなキャラクターが今までと違う行動をしたり、凶暴になったりすると、トラウマのようなかたちになって、そのキャラクターを見るたびに怖い思い出がよみがえることがある」
あまりに過激な動画は削除の対象となり、現在見ることはできなくなっています。
この問題はイギリスBBCやニューヨークタイムズでも大々的に報じられています。
なぜエルサゲートが作られるのか
1つは、子どもにショッキングなものを見せるというイタズラ目的。
もう1つは、有名なキャラクターを使うことによって再生回数を稼げるため、広告収入を狙っての行為だといわれています。
ITジャーナリスト三上洋さん
「YouTubeはあまりに多くの動画がアップされているので、問題動画をなくすことができていません。究極的にはYouTubeを見せないという方法しかない状態」
サイト運営側も、日々悪質な動画を削除するなどの対策をとっていますが、エルサゲートの投稿はあとを絶たず、いたちごっことなっているのが現状です。
広告が入る仕組みとして、ユーチューバーとして一度許可がおりてしまうと、そのあとは通報でもないかぎり自分の動画が削除されることはありません。
一度アップされて再生回数が増えると、どんどん広告主がついてしまいます。
広告主側としては、どの動画に自分の広告をつけるかをすべて選べるわけではないので、エルサゲートのような動画にも広告がついてしまうのです。
見た人が「この動画はまずいな」と思ったら、通報すると削除されます。
エルサゲート対策
- 公式動画以外のものは、見ない、見せない。
- 自動再生をオフにする。(ひとつの動画を見たあと次の動画が何秒後かに勝手に再生されることで、次にエルサゲート動画が勝手に再生されてしまうのを防ぐため)
- スマホやタブレットなどでフィルターをかける。
ちゃママまとめ
子ども向けYouTubeアプリ『YouTube Kids』を使っていても、不適切な動画が混じることもあるそうです。
ついつい頼りたくなるスマホやタブレットですが、設定なども気にせずに、子ども1人で見せておくのは危険です。
親と一緒に見ていても、そんな動画に出会ってしまう可能性があるということですよね…怖い。
長時間の視聴は、視力の発達も心配です。
わたしは動画を見るという受け身だけの時間は小さい子どもにとってプラスなのかな?と思います。
どうしても頼らずにはいられないときは仕方がない時代なのかもしれませんが、子どもは意外となければないで平気だったりします。
動画は手っ取り早いけれど、動画にハマる前に、興味を他に向けてあげる親の努力も必要かなと思いました。
ある程度の年齢になって、動画で学ぶなど自分の役に立つ使い方ができるようになったらいいのでしょうけどね♪