いきなり歴史マンガはダメ?子どもの本嫌いを克服する方法

こんにちは、ちゃママです。

息子と同じ、小1男子がいるママ友とランチをしてきました。

そこで、

「本って与える順番?タイミング?があるのかもしれない…」

と思ったので、今日はそのことを書こうと思います。

目次

歴史マンガを与えるタイミング

わが家では、クリスマスプレゼントは息子の希望するものをサンタさんが届けてくれますが、ママ友の家にはサンタさんがこないそうで、子どもの希望を聞くことはないと…

去年は文房具セット、今年はドラえもんの学習マンガをプレゼントしたのだそうです。

「ドラえもんが好きだから買ってあげたんだけど、全然読んでないんだよね」

「どんな本なの?」

「これ」

「えっ!?日本の歴史3巻…旧石器時代から平安時代、鎌倉時代から…」

「もう机に置きっぱなしって感じで、”読んだの?”って聞いても”う~ん”みたいな」

「ん~、、ちょっとまだ難しいからじゃない?ちなみに、三内丸山遺跡とかには連れて行ったことある?」

「むか~し連れて行ったけど…もう記憶にないと思う」

「たぶんだけど…旧石器時代とか縄文時代とか言われても、いきなり英語の本を渡されるくらい意味がわからないと思うよ?」

「えっ!?」

これまであまり読み聞かせはしてこなかったというママ友。
本人も忙しくて本を読むことはないのだそうです。

小学校1年生は、ひらかなもカタカナも読めるようになるので、漢字にふりがなが書かれていればいくらでもは読めます。

でも、紀元前の話はもちろん、まだ歴史は習っていないので、いきなり歴史マンガを与えてもチンプンカンプンだと思うのです。

もちろん、ドラえもんのマンガで恐竜がいたころの時代や、石器時代などにタイムマシーンで行く話はあります。

なんとなく、大昔の世界はわかるかもしれません。

でも、読書の体験や実際の体験がないのに、「土偶だとか石器だとかが出てきても、わからないのでは…」と思ったのです。

芋づる式につながっていくもの

勉強とは、カリキュラムに基づいてやるものだけではなく、芋づる式の勉強を体験することが大事だといいます。

何かに興味を持ち、そこから次のテーマにつながっていき、気がつけばそれが学校の勉強とリンクしていく。

車好きの息子を見ていると、まさに芋づる式にさまざまな知識が増えていったと感じます。

それには、本がかなり大きな役割を果たしてきたと思います。

なので、読書も「積み重ねや体験が大切なのでは?」と思うのです。

 

たとえば、息子はテレビで一緒に見たピラミッドに興味を持ちました。

わたしはすぐに、図書館からピラミッドについて書かれた本を借りてきました。

すると、ピラミッドのことを知りたい息子は「一緒に読もう」と言ってきたり、一人で読みます。

エジプトでピラミッドが作られていたころ、日本は縄文時代だった

縄文時代ってどういうことをしていた時代?

三内丸山遺跡に行ってみよう!

実際の竪穴住居や土器、石器などを見て、ミニチュア土器などを作る体験をする

縄文時代ってすごい!おもしろい!

となっていったわけです。

そうなると、ドラえもんに縄文時代の話が出てきたときも学校で習うときも、簡単に想像することができると思うのです。

息子もドラえもんのマンガを読んでいると、まだ意味がわからない言葉があって聞いてくることがあります。

今夜は、図書館から借りたコレ↓を読んでいましたが、

ためしに「〇〇って意味はわかってるの?」と聞くと、「知らない」という熟語も出てきます。

それでも前後の文脈から意味を類推して、ときにはわからなくても飛ばして読んでいるようです。

歴史マンガは子ども向けとはいっても、抽象的な表現や難しい熟語が出てくると思います。

なので、そもそも読書の習慣がなく、歴史が好きというわけでもないのなら、いきなり歴史マンガはハードルが高いと思いました。

 

そう思って、ママ友にもそのことを話したら、

「なるほどねー」

「でもそのうち必ずその本が役に立つ日がくると思うよ」

と話したのでした。

だって、わたしも歴史はマンガで覚えたいもん(笑)

ちゃママまとめ

本を読むことで言葉の数が豊かになり、そこで身につく読解力は読み書き能力の基本になるといいます。

でも、字が読めるようになったからといって、いきなり歴史マンガを与えるのは難しいかもしれません。

本を読む習慣がない場合は、まず子どもが本に関心を示したら、対象年齢の低い、字の少ない絵本でも否定しないようにしましょう。

そして、小学生でも読んでもらうと耳から入る言葉でイメージの世界に没頭でき、本を好きになるきっかけになるそうです。

本を読むことは、本に慣れていない子どもにとっては地道な作業です。

テレビやゲームのほうが楽ちんですが、親子で読書タイムを作るなどして、少しでも興味を持った分野の本を読み聞かせることからはじめましょう♪

余談)好きで身につけた知識はどんどんつながる

本が読めるようになると、驚くほど漢字を読めるようになります

息子も、まだ習っていない漢字なのに、たくさんの漢字(熟語)を読めることがわかり、わたしが驚きました;

最近はテレビでもほとんどの番組でテロップが出るので、テロップでも漢字を覚えているようです。

息子はここ数日、ドラえもんの「地図大探検」を毎日のように読んでいます。

本の内容を一生懸命教えてくれるのですが、バスコダガマとかマルコポーロとか、わたしにとっては数年ぶりに聞く名前が出てきて懐かしいです。

桃鉄(←ゲーム)に出てきた伊能忠敬についても気になるようで、マンガ以外のところも興味深く読んで教えてくれました。

すぐわたしに教えてアウトプットするから覚えるのかな?(親は聞くことが大切ですね)

 

そして、この本に出てくるのですが、「徳川埋蔵金を探したい!」と言っています(笑)

本では埋蔵金は”300億円”と書かれていますが、

「ラ・フェラーリが4億だとすると、300億は……えぇーっ!」

とその額の大きさを想像して驚いていました。

(もちろん、車が4億円というのは破格だとわかっています)

 

あの知識とこの知識がつながる。

本は、子どもの世界をどんどん広げてくれますね♪