【初耳学】東大生幼少期の共通習慣「辞書は読むもの」

こんにちは、ちゃママです。

2018年3月12日放送の「林先生が驚く初耳学」を見ました。

今回の白熱教室のテーマは、「辞書は“引く”ではなく“読むもの”」でした。

今夜は林先生の知識の源に迫る!

林先生
「2ヵ月前、待ちに待ったアレが発売になりましたね、広辞苑の第七版!みなさん、もうすでに買われましたか?」

藤田ニコルさん
「全然楽しみにしてない。広辞苑は敷居が高い。頭が良い方が読むイメージがある」

林先生
「わかりました。今回は僕の考えを全面的に出します」

目次

辞書は読むもの!

林先生
「僕の予備校の仕事は、優秀な東大生に支えられている。

小学校入学前に何をやっていたかを聞いたときに、全員共通で『とにかく辞典(事典)を読むのが楽しかった』と。

正直に言いますが、僕も“1月12日に広辞苑が発売になったな”くらいの気分でいた。“どこかで買いに行けばいいや”くらいでいたが、あるネット記事を見て頭をガーンと殴られた気がした。

それは、知識人たるもの、辞書を読むのは当然。だから新版が出たら、それを自分で読むのが当たり前なんだと。

(週刊ポスト2018年1月12-19日号「まともな知識人なら改版が出るたび『広辞苑』を読み直すはず」)

そりゃそうだ、なんで僕はこんな基本的なことを忘れていたんだろう?と思って、すぐ買いに行った。

僕は大学時代、広辞苑を2回読みました」

りゅうちぇるさん
「チョー暇じゃない?」(笑)

林先生
「いやいや、辞書を読むこと自体が最高に楽しいのに、一番充実した時間を過ごしていてどうして暇って言われなきゃいけないんですか?メチャクチャ忙しかったですよ!」

(スタジオ笑)

林先生
「じゃぁ辞書って何なのかというところから。いろいろな考え方があるでしょうが、言葉という、『知』というのは無数にバラバラの形で世の中に散らばっている。それを50音順というルールで無理やり並べた。

例えば『かぶき(歌舞伎)』というところ。ふと気づいたら、(同じページに)『かふう(荷風)⇒ながいかふう』と書いてあって、永井荷風を見ろと書いてある。

ここで、僕の知の冒険が始まりました。

なら、鴎外はどうだろう。当然、鴎外はあった。でも龍之介と引いたらないんです。

つまり、われわれは明治時代の文豪は、下の名前で呼ぶんですよ。
(永井荷風、夏目漱石、森鴎外、樋口一葉)

ところが、ある時期(大正-昭和時代)からは、名字で読むんですよ。
(芥川龍之介、太宰治、川端康成、三島由紀夫)

こういうわずかな項目に、知の整理のルールが隠されている。それに気づいた時の楽しさわかります?」

千原ジュニアさん
「オサムはそれが楽しいんや?」

林先生
「楽しい!」

辞書を買い替えたほうがいい理由

電子辞書でピンポイントに言葉の意味を調べるのも便利ですが、辞書を本のように読んでいると、50音順の言葉のなかに、思いもよらない知識との出会いが隠されているといいます。

林先生
「さっきたまたまニコルが使った言葉をピックアップしてみると…」

例題1 敷居が高い

林先生
「右團次さんは当然、言葉の意味はご存知ですよね?」

市川右團次さん
「いわゆるハードルが高いというか、自分にとっては高級すぎて近寄りがたいとか、そのお店に行きづらいとか」

林先生
「いま右團次さんが使われた用法は、実は第六版までは載っていなかった。第六版までは『不義理をしてしまった、そのせいで行きづらい』という意味で説明されていた。

たとえば、ある高級な料亭に行って、以前に酔っぱらって大暴れをしてしまった。『お前なんか二度と来るな』と言われて、そこへ行こうと言われたときに『以前やらかしてるから、敷居が高くて行けないよ』って、そんなことはめったにない。

ということで、今回の改訂で、『また、高級だったり格が高かったり思えて、その家・店に入りにくい。敷居がまたげない』という意味が追加されました」

例題2 確信犯

林先生
「時代に逆行する王子キャラのケンティは、この言葉をどういう意味で使っているか、例文を黒板に書いてもらえますか?」

中島健人さん
「わかりました」

みなさんは、確信犯という言葉。普段どのように使っていますか?

中島健人さん
「りゅうちぇるが、ちぇるちぇるランドと沖縄を混同してしゃべるのは、確信犯だー」

りゅうちぇるさん
「チョー嫌われてない?」(笑)

中島健人さん
「間違いだとわかっているのにも関わらず、間違ったふうにしゃべったほうがウケるという、そう思ってわざと間違えているという意味」

林先生
「今ケンティが言った意味の確信犯は、実は、以前の広辞苑には載っていませんでした」

(スタジオ「えぇー」)

本来の意味⇒道徳的・宗教的または政治的確信に基づいて行われる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯などに見られる。

林先生
「でも、ついに広辞苑もこの前の版から、いまみんなが使っている意味を載せた。そして、今回の改訂版から健人君に深く関わるあの言葉も掲載されるようになったんです。

『ゴチ』。(⇒(ごちそうを略した俗語)食事をふるまうこと)

例文「ゴチになる」。

だから、ずっと読んでると愛着がわくし、こういう変化を見たときは感慨深い。

ただ、全員に広辞苑を読んでくださいというわけではない。重いですし。

持って歩くときには、漢和辞典にしてました。

(林先生は広辞苑2回、漢和辞典5回通読したそうです;)

林先生
「たとえばこの字。

『幸』

漢和辞典は、字の成り立ちについて説明してくれている。有力なのは、手かせ。

何か悪いことをして処罰でつかまって手かせをはめられる。これがフッとはずれたらどう思います?

澤部さん
「…幸せ~?」

(スタジオ「えぇー」)

林先生
「そんなことがいっぱい書いてある。驚きの連続ですよ」

ちなみに、林先生は、小学校入学前に小学館こども百科事典8冊を熟読。内容をすべて暗記してしまったそうです。

ちゃママ感想

小学校入学前に「辞書を読むのが楽しかった」とは…唖然(@_@;

でもま、以前、林先生の仕事を手伝っている東大生の方たちをテレビで見たことがありますが、東大生の中でもずば抜けている方たちだという印象を受けました。

番組では「東大生の共通習慣」と紹介していましたが、東大生全員がやっているわけではないと思います。

東大生は幼少期に水泳を習ってた、ピアノを習ってた、あ~してた、こ~してたという情報はあふれていますが、全員がやっているわけではないということを忘れてはいけませんね。

同じことをやったから、東大に入れるわけではありませんので。

 

ただ、わが子が辞書を読んで楽しいと思うかどうかは与えてみないとわからないので、一度はやってみるべきかもしれません。

まずは、親が子どもに質問されたときに辞書の引きかたを教える、興味を持たせる。

辞書で知ることが楽しいと思う子なら、それをきっかけに読むようになるかもしれませんよね。

 

以前、【必見】「辞書引き学習法」で問題解決力を高められる!という記事を書きましたが、息子は辞書を読んではいませんが、たまに引いています。

そして、不思議なことに、1つの言葉を調べると、必ず(ついでに?)4~5個調べています。

“調べたらポストイットを貼る”というのをやっているからかもしれませんが…

小学生用の国語辞典、すぐ調べられる場所に置いておくことをオススメします。

余談)ドラえもんで語彙力アップ中?

昨日、息子とWiiで遊んでいたときに、

「さしあたり、〇〇までは△△かもね」

と言いました。

「さ、、さしあたり!?」

…えぇ~、わたくし、これまでの人生でこの言葉を使ったことがありません(爆)

「意味わかって使ってるの?」

「知らない」

(笑)

わたしが辞書を引いてみました。

さしあたり【差し当たり】(副詞)今のところ。
例)差し当たり足りない物はありません。

「っていう意味だって。いまの使い方ばっちりだったね。何に出てきたの?」

「ドラえもん。のび太が(あーで、こーで…)」

ドラえもん、、息子の語彙力アップに貢献してくれています!

 

会話だけでは読書から得られるほどの語彙力はつかない。

語彙力がないわたしとの会話では限度がある…納得です(+_+;

【本紹介】多読だけじゃダメ!「読解力」をつける4つの方法

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