今後息子に使えるのでは?と、脳科学者の茂木健一郎さんの本を読んでみました。
目次
テストの反省戦をする
子どもがテストで思うような点数を取れなかったときは、感情的に怒るよりも「反省戦をやってみよう」と問題のテストを一緒に解いてあげる作業をする方がいいそうです。
その際「なんでこんなところで間違うんだ」と怒るのではなく「ここで間違えてるね」と感情抜きで冷静に指摘することがポイントだそうです。
苦手なことを強制しない
何かの科目に苦手意識を持っている場合は、その苦手意識を刺激するよりも、あえて無関心を装うほうが効果的だそうです。
一番望ましいのは、子どもが自発的に苦手な勉強に取り組んで、しかも、自ら「算数は実は難しくないんだ」とハードルを下げていけるようになることです。
算数が苦手な子どもに算数の勉強を強制すると、ますます苦手意識を強めることになりかねません。
外部から強いプレッシャーを与えたり、他人と比較したりして苦手意識を克服することは、むしろマイナスに作用する場合が多いのだそうです。
認知的不協和とは
認知的不協和とは、AとBを心の中でうまく調和させられない状態のことを言います。
もし子どもに苦手意識を克服させようと願うのならば、子どもの心にこの「認知的不協和」を起こすことがいいそうです。
つまり、子どもが抱いている思いと、あえて真逆な考えをぶつけてあげればいいのです。
不協和状態を作るには
子どもは算数という苦手なものから逃げていることを内心苦にしていますから、親は反対に「算数が苦手なんだ。ふ~ん」とか「そんなこと大したことじゃないよ」と言ってあげるのです。
そうすると、子どもの心には不協和状態が生じるので、居心地が悪く感じるようになります。
子どもはこの不快な不協和状態を乗り越えるために、自分なりのやり方で苦手意識を克服する努力を模索することになるそうです。
外部から苦手意識を取り除いてやることができない以上、本人の力に任せるしかありません。
親ができること
子どもが勉強にやる気を起こさないというときは「ちょっと旅行にでも行くか」という方向にズラしてあげたほうがいいそうです。
欲望は何かが欠乏しているところからしか生まれません。
子どもが勉強したくないというときは、勉強への欲望が飽和してしまった状態だと考えるべきなのだそうです。
子どもは勉強と非常に距離が近いところで生活を送っています。
学校も勉強するところ、塾も勉強するところ、さらに家でも勉強しろというのでは、勉強への欲求はすぐに飽和状態になってしまいます。
勉強したくないと言ったら、あえて勉強と生活の距離を遠ざけて勉強を欠乏させてやればいいのです。
短期間子供を外に引っ張り出し、その間は、絶対に勉強させません。
こうした時間をもたせると、子どもはなんとなく不安になり、居心地が悪くなってくるので、自発的に勉強するようになるそうです。
ちゃママまとめ
ちょっと「ホントかな?」と思うところもありますが、親が子どもの勉強を導いてあげるには、無理やりやらせたり、自分なりの勉強法を押し付けても効果はなさそうですね。
子どもの自発性を引っ張り出してやる。
これがなかなか難しそうですが、今後この手段を使う日が来る予感がしていますw
本日は、脳科学というよりは、心理学?な話題でした!