4月22日(土)Eテレで放送されたすくすく子育て「脱・ワンオペ育児」を観ました。
結局は「ママの一歩が大切」という結論だったけど、できる人とできない人がいるような?
ひとまず、レポをどうぞw ↓
目次
ワンオペ育児とは
ワンオペとは、外食チェーン店などで従業員1人が長時間すべての業務をこなすことです。
そのブラックな働き方を、家事や育児をたった一人で24時間担っているママの姿に当てはめて、ワンオペ育児と呼んでいるのです。
体も心も限界になるワンオペ育児。
どうしたらこの状態から抜け出せるのか、その方法と可能性を徹底的に考えるというテーマでした。
スタジオゲストは、恵泉女学園大学 学長の大日向雅美さんと、玉川大学 教授の大豆生田啓友さんです。
ママたちの現状
パパの仕事が忙しい/非協力的
大日向さん
24時間の家事と育児でママたちは休みがないこと、ママたちは孤独であることをパパたちは気づいていません。
ママたちは「察して!」と思いますが、パパたちはハッキリ言わないとママのつらさがどれほどなのか、伝わらないのです。
育児支援が使えない
大日向さん
地域で頼れる場所や人を、少なくとも5ヶ所くらいは確保しておくのがいいと思います。
大豆生田さん
子どもの預け先を前もって確保しておいて、いつでもリフレッシュできるようにするのも1つの方法だと思います。
ワンオペ育児を脱する方法
パパに育児体験をさせる
パパが育児に非協力的で困っていたママ。
パパが丸1日一人で育児をすることを体験させました。すると、
「これが毎日休みなく続くと考えると、すごくしんどいだろうなっていうのが、やってみてわかった」
と、パパの気持ちを大きく変えました。
それからパパの提案で、土曜日は丸1日、パパが育児を担当することになり、ママの自由時間を作ってくれるようになったそうです。
ここで、
「どうしても非協力的なパパにはどういうアプローチをしたらいいの?」という質問が。
大日向さん
人生設計について、きちんと話し合う場を持つこと。一度だけでなく何度も話し合い、常に努力をし続けることが大事。ただ、無理はしない。自分の人生がめちゃくちゃになると思ったら、清算する決意も必要。
パパの労働時間を減らす
パパの帰りが遅く、会話をする時間もなかったという双子を育てるママ。
産後半年ごろから体の不調を感じるようになり、突然パパに強くあたったり、泣いてしまったりして感情のコントロールができなくなりました。
起き上がることもつらく、頭痛や吐き気にも襲われ、病院の薬を飲むようになりました。
そこで、パパに「一緒にいる時間を増やして欲しい」と相談しました。
初めてママの思いを知ったパパは、上司に相談して、週1回は早く帰宅するようになったそうです。
今では夫婦の会話も増え、ママの気持ちもとても落ち着いてきたそうです。
大日向さん
企業や会社は変わろうとしているので、勇気を出して声をあげたほうがいい。
大豆生田さん
祖父母のサポートがあっても、パパはしっかり育児に関わって欲しい。
近所の力で乗り切る
以前は転勤で知らない土地を転々とし、心細い日々が続いていたという2児のママ。
家を購入することにして、今の場所に引っ越してきてから気持ちに変化が現れました。
「いざというときに助けてもらえるだけの繋がりがないと自分が不安。自分から心を開いていかないと相手にも開いてもらえない」
自分から自治会に参加し、ご近所にも自分から積極的に声をかけて、少しずつ関係を築いていきました。
今では家族ぐるみで集まって楽しんだり、お互いの家を行き来して兄弟のように子供たちを遊ばせられる環境を作っているということです。
大日向さん
地域にどれだけ心の根をおろすかが大切。地域には何かできることはないかなとママたちを助けたいと思っているシニア世代もいるので、支えあいのネットワークを組んでいけたらいい。
大豆生田さん
ある調査では、支援センターに行って友達を作りたいというママはかなりいるけれども、なかなか言えないでいる。
それがある期間「居続ける」ことで、周囲の人との関係が変わってくる場合がある。先輩ママや支援員などの力を借りて、関係作りの場を作ってもらうのもいい。
日本の労働時間から見るワンオペ育児の背景
ワンオペ育児の大きな原因の1つが、日本社会の長時間労働。
「労働」といっても、会社勤めなどでお金をもらう有償労働と、家事や育児でお金を伴わない無償労働があります。
先進主要国の男女それぞれの労働時間を比較したグラフを見ると、
日本人は男女ともに先進国の中で、労働時間が最も長いグループに入ります。
注目したいのは、日本人の男女の有償労働と無償労働の比率が大きく違うことです。
日本の女性は先進国の中で、家事や育児などの無償労働の時間が最も長いグループに入ります。
それに対して日本の男性は、無償労働時間が極端に短く、有償労働時間が非常に長いです。
また、日本の女性の睡眠時間は一番短いです。
日本のように、男性が家事や育児をする時間が短い国ほど、女性の睡眠時間が短いことがわかりました。
つらいワンオペ育児をしているママを助けるためには、パパの働き方を見直すことがとでも大事なのです。
※スウェーデンが素敵すぎる!!(ちゃママの心の声)
ちゃママまとめ
共働き世帯が増えて、家事や育児に協力してくれるパパが増えている一方で、パパが忙しすぎたり非協力的なために、働きたくても働けないママもたくさんいます。
「言わなきゃわからない」という日本のパパたち。
ちゃママの周りでもワンオペ育児をしているママ友が数人います。
「頼りにするから裏切られた気持ちになる、最初から頼らなければいい」と思いっきり割り切っていたママ友もいますがw、パパに「オレのほうが稼いでいる」「オレが食わせてやっている」と言われたママ友もいて、なんだか淋しい気持ちになりました。
そして、根強い昭和時代の「男は仕事、女は家事」みたいな古い考えを、学校などで再教育する必要があると思いました。
ママたちが子どもを育てながらパパも育てるなんてムリー!!
だから、察して(笑)