【悲報】脳には、モノによって「臨界期」があるっ!

園バスがあと10分で来るというのに「先生にチチェン・イッツァの絵を描いてプレゼントする!」とお絵かきし始めた息子!

絵と簡単な説明を書き終えて、ギリギリセーフで園バスで登園していきました。。

写真を撮る暇もなかった・・・あぅ。。。

さて、今日は臨界期についてです。

「臨界期」とは・・・

大辞林 第三版の解説

りんかいき【臨界期】

発達過程において、その時期を過ぎるとある行動の学習が成立しなくなる限界の時期。

大脳生理学の発達によって、日に日に人間の脳のことがわかってきていますね。

文部科学省の資料にも・・・

平成21年 文部科学省の幼児教育課が発表した「幼児教育の無償化の論点」より、一部抜粋。

発達期に脳の構成要素は余分に作られ、冗長な神経回路網が形成される。
冗長な回路にはシナプス競合が生じ、良く使う回路は強化され、使わない回路は脱落する。

このようにして、生後環境に対応した回路が形成される。
・脳の大きさは、出生時では約400gであるが、6歳前後にはほぼ成人値(約1.3kg)に達する。(Dobbing.J.&.,1973)
・ヒトの大脳皮質視覚野のシナプス密度は1歳前後で最大となり、3~4歳までは大人より多い(La Mantia,A-S.& Rakic P.,1990)

 

この変化は感受性期(臨界期)と呼ばれる生後発達の特定に生じやすい。感受性期は脳機能ごとに異なる。
・人の両眼視では、概ね生後36ヶ月頃までが感受性期。(Awaya S.et al.,1973)

 

幼児期からの楽器演奏などの練習・訓練は脳に変化を起こすが、この変化は一定の年齢を過ぎると生じにくくなる。
・4~6歳児で1年間バイオリン練習をした場合、バイオリン音に対する脳反応が非練習児と異なるようになる(Eujioka T.et al.,2006)
9歳以前にピアノ練習を開始した場合、ピアノ音に対する聴覚野反応が大きくなる。

あのユニセフでも

ユニセフの世界子供白書 2001年」より一部抜粋

子どもが3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了する。
新生児の脳の細胞は多くの成人が何が起こっているかを知るずっと前に増殖し、シナプス(神経細胞相互間の接続部)による接合が急速に拡大して、終生のパターンがつくられる。

わずか36カ月の間に子どもは考え、話し、学び、判断する能力を伸ばし、成人としての価値観や社会的な行動の基礎が築かれる。

 

生後の何年かは子どもの人生にとって、非常に大きな変化の時期であり、長期的な影響をもつので、子どもの権利の保障は子どもの人生のスタートの時点で開始されなければならない。

この大事な時期に子どものためにどのような選択をし、行動をするかが、子どもの発達だけでなく、国の前進に影響を与える。

人間開発のための妥当なプランは子どもの権利を守るための行動をせずに子ども時代の18年間が過ぎるのを無為に待つことはできないし、子どもの人生をより豊かにするための努力に最も適した出生から3歳になるまでの期間をむだにすべきでもない

 

子ども時代の初期は、責任ある政府が最大の優先的関心を払って法や政策、プログラム、資金の面での決定を下すに値する。

にもかかわらず子どもと国の双方にとって悲劇的なことに、この時期の子どもに対しては最も関心が払われてこなかった。

 

【0~3歳の時期の大切さ】
生まれた瞬間やその後の数カ月から数年間は、幼い子どもが暮らしのなかで経験する接触、動き、情緒のすべてが脳内で爆発的な電気的、化学的活動に変換され、脳の何十億もの細胞がネットワークに組織され、何兆ものシナプスで結ばれる。

子ども時代の初期には、親や家族やその他の成人との間の経験や対話が子どもの脳の発達に影響し、十分な栄養や健康やきれいな水などの要因と同じぐらい大きな影響力をもつ。

この期間に子どもがどのように発達するかがのちの学校での学業の成否を決め、青年期や成人期の性格を左右する。

 

乳児は抱かれ、触れられ、愛撫されると、よく成長する。

子どもに応える暖かいケアがある種の保護機能を果たして、乳児がのちの暮らしで受けるストレスの影響に対してある程度の「免疫」になるようである。

だが幼いときの脳の柔軟性はまた、必要なケアを受けられず、飢餓、虐待、放置を経験すると、脳の発達が損なわれ得ることを意味する。

出生前や出生後の数カ月から数年間の子どもの暮らしに起こることの影響は生涯にわたって続く。

 

子どもが学校や生活全体を通じてどのように学び、人間関係を形成するかを決める、信頼感、好奇心、志向性、自制心、関係の構築、意思疎通や協力の能力など、情緒的知能の主な構成要素のすべてが親や保育施設などの教員や保護者から受ける早期のケアに左右される。

もちろん子どもが健康や発達を促進し、新しい技能を学び、恐怖を克服し、固定観念を変えるのに、遅すぎるということはない。

だが、子どもは適切なスタートを切ることができないと、遅れを取り戻したり、もって生まれた可能性を最大限に発揮するのが非常にむずかしくなる。

最も幼い時期こそが充実した人生のスタートを切るための最善の時期になる。

こんなにわかっている!

臨界期は脳機能ごとに異なるけれど、学習面だけでなく人間らしい心の基礎を作るためにも3歳までの時期が重要なのですね。

もちろん、3歳以降も親や周囲の人の働きかけはとっても大切です。
生まれた赤ちゃんの脳は、未加工の「素材」のようなもの。

周囲の環境に合わせて作り替えられ、学習しながら育っていくといいます。

一生に一度しかないのならば、赤ちゃんのころからたくさん関わっていきたいですよね。
それにしても、2001年にはユニセフで発表しているのに、2009年には国の幼児教育無償化に向けての話し合いの中でも話題に上がっていたのに、どうして多くの親に教える機会がないのでしょう・・・?

わたしはたまたま妊娠中に知ったけれど、母親学級や両親学級で少しだけでも脳の発達のことについて触れてくれたらいいのに。

 

もちろん、出産後に少しでもこのことを意識して育てるか、全く意識することなく自分たち流で育てるかは親次第ですけど・・・

わたしは知ってしまったので、かなり意識して育ててきました(^-^;

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