あなたの周りには「要領がいい人」や「感覚がいい人」はいますか?
誰の育児書だったのかは忘れてしまったのですが、
「だいたいを教える」
と書いていた育児書があり、その言葉だけがすごく印象に残っています。
それなのに「なぜ教えたらいいのか」「どうやって教えたらいいのか」という本の内容の記憶が全くないというわたし(ダメじゃん!)。
そんなわたしですが、息子に「だいたい」をどうやって教えてきたのかを書きたいと思います。
目次
時間の感覚
時間の感覚を身につけるには、ズバリ「家にアナログ時計を置く」です。
1歳にもなれば、周りで話していることはだいたい理解しています。
そこで、お出かけする前やお風呂に入る前などに、
「長い針が”6”に来たら出かけようね」
「長い針が”9”に来たらお風呂に入ろうね」
と伝えておきます。
実際にその時間になったら、
「あ、6(または9)に来たね」
と、一緒に時計を見て行動します。
お片づけのときは長い針が、
「◯に来るまでに片づけよう」
寝る前には、
「◯に来たらお布団に行こうね」
と、いつも時計を意識させていました。
もう少し大きくなったら、息子に「長い針がどこまで来たらやるのか」を決めてもらいました。
続けていると、自然に、
「(次の数字までだとすぐに長い針が来ちゃうから…)」
と自分で考えるようになり、遊ぶことや楽しいことはずっと先の数字を言うようになりました。
そんなときは、「それは長すぎない!?」と話し合って調整しました。
↑でも書きましたが、「ポンピングブレーキを使う」ときも時間を意識させていましたよね。
あとは、お風呂に入る前とお風呂から出たあとの時間をチェックして、
「いま30分くらいお風呂に入ってたんだ」
とか、買い物から帰ってきたときに、
「やっぱり40分くらいはかかるんだな」
とか、事あるごとに時計を見て「時間を計る」のもいいと思います。
息子の時間エピソード
そういえば、小学校に入ってまもないころ、
「今日は待ってるときにお友達が2人で叩き合ってて、先生が怒ったんだけど、もぉー8分くらい怒ってるんだよ!」
「8分なの?笑」
「だいたいそれくらい」
「叩き合うなんて、幼稚園で卒業しないとね〜」
「ホントだよ、子どもっぽいっていうか…まぁ子どもっぽいって言ってるオレも子どもなんだけどさー」
と大笑いしたことがありました。
長さの感覚
長さの感覚を身につけるには、やはり「何でも測ってみる」です。
引っ越しのときに、メジャーを使って長さを測っていたら「長さ」に興味を持ちました。
家にある物の縦と横の長さ、息子の小指の長さや、小指の先から第一関節までの長さ、手を広げた時の親指から小指までの長さなど、あらゆるものを測ってみました。
ところで、あなたは 手を広げた時の親指から小指までの長さを知っていますか?
わたしは手が大きいので、だいたい20㎝なのですが、この”手定規”は覚えておくと便利です。
(10㎝は手定規の半分など)
絵本を読んでいるときなどに、
「だいたい(子どもの)小指くらいの長さだよ」
とか、しゃくとり虫のように手定規で測るのを見せて、
「ココからココくらいまでの長さだって!」
とか、本で見るだけではわからない長さを想像することができます。
子どもは成長するので、指の長さも変わりますが、そういうことをしてきたからか、
「セロテープを3センチくらい切ってくれない?」
なんて言うと、
「(だいたい小指の第一関節が3つ分か…)」
などと考えるのか、だいたい3センチ切ってくれます。
また、テレビや本で「高さ」が出てきたときは、子どもの身長をもとにして、
「(息子が)2人分だって!」
とか、
「床から天井くらいまでの高さだって!」
「アパートの2階くらいの高さだよ」
とか、実際にあるものに例えると想像しやすいようです。
息子の長さエピソード
先日小学校で、枝豆の種の観察をして文を書くことになったそうです。
そこで、筆箱から定規を出して種の長さや幅を測ったのが息子だけだったらしく、
「先生にすごい!って褒められた」
と喜んでいました。
それは、測ったことがある経験があったからなのだと思いました。
ちゃママまとめ
わが家では、こんなことを生活の中で、また、遊びながらやってきました。
一度だけではなく、ぜひ何度も「最近やってないな…」という頃にでも、やってみてください。
今日は時間がなくなってしまったので、「重さ」や「量」に関してやってきたことは明日書こうと思います。