こんにちは、ちゃママです。
今朝は、ゴミ捨てに行っただけで汗だくになりました…
今日は、首に保冷剤を巻いて過ごそうと思います。
さて、また「しつけ」って何なんだろう?と思った出来事がありました。
目次
息子の言葉が気に入らなかったYちゃん
日曜日に近所の子どもたちと遊んでいた息子。
ほんの数か月前は、息子が1人で外出することさえ怖かったわたし。
「遊んでいるなら、今のうちに買い物に行こ~っと」
って、ものすごい心境の変化w
外に出ると、ワイワイ遊んでいる子どもたちの中に、なんだか不機嫌そうな?怒っている?息子がいました。
「どうしたの?」
「Yちゃんが勘違いしてるんだよ」(Yちゃんも1年生)
「勘違い?」
「(年中の)Mくんが自転車に乗ってたら車が来たから、”車が来たらよけないと危ないよ”って言ったら、Yちゃんが”Mくんに注意しないで!”って」
「え??道路の端に寄ったほうがいいよって教えてあげたのに?」
「うん、それなのに”注意しないで!”って意味わかんない」
「う~ん、、(ちょっとわたしも意味わかんないw)」
「それで勝手に怒ってるんだよ」
「そっか、教えてあげたことが”注意してる!”って思ったのかな?」
「そう、だから勘違いしてるの」
「ん~そっか、、、とりあえず買い物に行ってくるね」
「何分くらい?」
「レジが混んでたら遅くなるけど、30分以内にがんばるよ」
「了解~いってらっしゃ~い」
自分たちで解決できるかな?と思い、息子を残して買い物に行きました。
Yちゃんお母さんが登場していた
買い物から戻ってくると、息子や他のお友達がいる中にYちゃんのお母さんがいました。
MくんとYちゃんは自転車に乗っていました。
「こんにちは~」
「こんにちは~」
「あれ?Yちゃんと仲直りした?」
「うん、まぁ・・・」
「なんかね、さっき勘違いからのすれ違いが起きたみたいで・・・」
「あぁ、、いまYがみんなに謝らなくて、言うこと聞かないから怒ってたの」
「えっ?どうかしたの?」
「みんなに謝らないからって、Yちゃんのお母さんがYちゃんを叩いたの」
「えっ!?」
「”謝れ”って言っても謝らないからさ~、しつけ、しつけ」
「わぉ・・・」
自転車に乗ってるYちゃんは、ちょっと半泣きで、でも知らん顔で乗り続けています。
「Yちゃんのお母さんが、頭を2発、ほっぺを1発叩いたの」
「えっ・・・(それ以上、なにも言わなくていいよ~息子~)」
その場の空気が最悪…;
「な~んかイライラしててみんなに八つ当たりしてるからさ」
「そうなんだ、なにか嫌なことがあったのかな?」
「みんなに謝らないんだよ」
「そっか・・・(だからそれ以上、言わないで~)
「でも・・・さすがに叩くのはやりすぎだと思います」
「(息子ーーー!!!!!)」
「いいのいいの、しつけだから」
「・・・あ、ごめん、アイスとけるから行くね、仲良くね」
「うん、じゃぁーねー」
「じゃ、お先に・・・」
「はいはーい」
「しつけ」という言葉
しつけとは、
社会生活に適応するために望ましい生活習慣を身につけさせること。
基本的生活習慣のしつけが中心になるが,成長するにつれて,家庭,学校,社会などの場における行動の仕方へと,しつけの内容が拡大していく。
しつけの目標は,社会生活の秩序を守り,みずから生活を向上させていくことのできる社会人に育て上げることである。
また,しつけを効果的に行うためには,成長段階に応じた適切な方法をとることが必要である。
すなわち,乳児期から幼児期にかけては親が範を示して根気よく繰返し,叱るよりも,上手にできたときにほめて力づけ,理解力が深まるにつれて説得に主眼をおくようにするのが望ましい。コトバンクより
「親が範を示して根気よく繰返し」
ここがとても大事ですよね・・・
Yちゃんを叩いたら、ますます謝らないと思うのはわたしだけでしょうか?
叩いてまで強制的に謝らせることに意味があるのでしょうか?
自分の気持ちを押し殺して、本当の気持ちが入っていない「ごめんね」でもいいのかな?
お友達の様子からも、そこまでひどいことをしたのかな?という感じを受けたし・・・
すべての状況を見ていたわけではないけれど、きっとYちゃんも気に入らない何かがあって、息子にも強い口調になったのではないかと思うのです。
まずはYちゃんがどうしてイライラしているのか、どうしてみんなに困った行動をしたのか、Yちゃんの話を聞くのが先だと思うのです。
親の教育法を受け継ぐ
親の教育方法は、親の数だけあると思います。
そして、かなりの部分はその親から受け継いだものになりがちです。
反面教師にする場合もありますが、親の仕事には練習期間がないので、まずは自分の親を参考にするのです。
テレビや本、インターネットで情報を得られる時代です。
叩かれて育った子どもがどれだけ傷ついていて、のちのちどうなるのかも、検索すれば簡単にわかります。
「叩かれる痛みを味わわせた方がいい」
本当にそうでしょうか?
Yちゃんは怒られたり、叩かれたりするのに慣れていて「またか…」と思っているようにも見えます。
「ありがとう」は自然に出てくるもの
少し話は変わりますが、
「ありがとうは?」
「ありがとうって言いなさい」
と、子どもに強制的に言わせるのを見かけます。
「ありがとう」や「ごめんね」は、その言葉が飛び交っている家庭では、自然に出てくる言葉だと思います。
年齢的に、性格的にまだ言えない子どもがいたとしても、親が代わりに
「恥ずかしいみたいで・・・ありがとうございます」
と感謝する姿を何度も見せることで、自然にできるようになると思います。
また、
「何かをあげたときに『ありがとう』って言ってもらえないと悲しいよね」
「『ありがとう』って言ってくれない子に、また今度あげようって思うかな?」
などという、子どもに考えさせる会話をすることも大切だと思います。
実際に、Yちゃんは訪問してきても、おやつをあげても、反応が薄いことが多いです。
先日は息子と一緒に学校に行こうと思ったようで、チャイムが鳴ったので玄関のドアを開けたら立っていました。
「・・・」
「あ、Yちゃんおはよう」
「・・・」
「今日はもう行っちゃったんだよね」
「・・・」
「ごめんね~」
「・・・せっかく迎えにきたのに」
「ごめんね、もしかしたら追いつくかもしれないけど、ゆっくり歩いて行ってね」
「・・・」
「・・・」
小学校1年生だとまだうまく話せない子もいるのかもしれませんが、「おはよう」くらいはね・・・
ちゃママまとめ
叩かなくても「しつけ」はできます。
子どもを叩くことは、「叩かれたくないから~する・しない」と思うようになりますよね。
「叩かれたことがない子は、人の痛みがわからない子になる」ということは全くありません。
「愛のムチ」「子どももいつかわかる」は、根気よく子どもに伝えられない親の言い訳に聞こえます。
「お友達を叩いたらいけない!」と言いながら、親が子どもを叩いているのはどうなのでしょう?
その子もあなたの孫を叩いてしつける親になるかもしれません。
ちょっとアツく書きすぎましたね…
わたしのブログを読んでくださる方は、育児に関心があり、勉強している方だと思います。
子育ての悩みは尽きませんが、引き続き、親も勉強していきましょう!
(余談)ホンマでっかTV情報
Yちゃんも、息子もひとりっ子です。
心理評論家の植木理恵先生によると、
一人っ子はすごく甘やかされるか、すごく厳しく育てられるか激しく分かれる。
厳しく育てられた一人っ子は、自意識との葛藤で自己中心的になりがち。
甘やかされて育った一人っ子は、空気を読める大人になりやすい。
ちなみに、わたしは甘えさせては来たけど、甘やかしてはいないつもりです。
そして、Yちゃんママの前で、”Yちゃんを叩いた報告”をわたしにした息子。
今のところ全然空気が読めていません!(笑)
※Yちゃんが初めて登場した話は、
を見てください。