「ホントにやめて!」息子が友達に激怒!実はかなり我慢していた話

こんにちは、ちゃママです。

昨日の放課後、息子の友達がうちへ遊びに来ました。

まだまだ子ども同士の対立は、避けて通れないですね…

今日は、息子が友達とのトラブルをどのように解決したかを書いておこうと思います。

目次

伝えても聞いてくれないKくん

宿題を終えて遊びに行った息子。

しばらくすると、仲良しのRくんを家に連れてきました。

「ちょっとうちに入って遊んでいい?」

と、隣の部屋で遊んでいました。

しばらくすると、玄関をガチャっと開けて入ってきたKくん

「なんだ、ここにいたのか~、すごい探したよー」

と、靴を脱いで部屋に入ってきました。

(”おじゃまします”とかないんだ;)

しばらく息子のおもちゃを見たり、Rくんが持ってきたカードを広げたりして遊んでいました。

そして、

「あれ?これラジコン?」

と、息子のラジコンの中の1台を手にとるKくん。

「あ、ラジコンは全部には電池が入ってないんだ」

「え?どれができるの?」

「これならできるよ」

息子の車のラジコンで遊び始めたKくん。

あまりやったことがないのか、夢中です。

そして、操作があまり上手くないので、扇風機や壁などにガンッ!とぶつけることも…

「ねぇ、ちょっと、気をつけて」

「えー」

それでもやはり、ゴンッ!とぶつけてしまいます。

「ねぇ、壁にぶつけないでよ」

わたしは息子が特にそのラジコンを大事にしているのを知っていたので、息子の気持ちはわかります。

そのラジコンは、おじいちゃん(お義父さん)からもらったラジコン。

でもKくんはどれだけ大事にしているかなんて、わからないんですよね。

「ちょっと、もうホントにやめて!」

それでもKくんはやめません。

「やめないともう一生遊ばないよ!」

息子の口調がだんだん強くなってきました。

それでもKくんは遊び続けています。

「もう外で遊ぼうよ!行こう!」

全然聞いていません。

「ホントにやめてよね!Kくん!」

でも全く聞き入れていないKくん。

ちょっと息子の声も涙声になってきた?

(このやりとりはいつまで続くんだ?なんか…息子泣きそう…)

息子の怒りがついに爆発!?

最後まで経過を見守ろうと思いましたが、あまりにKくんが無視して遊び続けているので介入しました;

「さぁ!17時まであと20分しかないよ!外で遊ぶなら早く行かないとだよ~」

と、私が言ってもラジコンのコントローラーを離さずやり続けるKくん。

「Kくん?外で遊ぼうだってよ?」

「早く行くよ!」

ようやく手を離し、玄関に向かうKくん。

「そんなに怒らなくてもいいじゃん。ラジコンなんて安いんだからまた買えばいいじゃん。3,000円くらいで買えるよ」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

(お金の問題じゃないんだよねー!)

息子はRくんとKくんが玄関を出ていくと、バタン!ガチャッ!と玄関のドアを閉めて、部屋に戻ってきました。

「もうホントにKくんムカつく!!許さない!!」

と泣きながら言いました。

かなり怒りの感情を抑えていたんでしょうね。

「あいつ言うこと全然聞かないし!」

「そうだよね…やめてって言ってるのにね」

「もう絶対許さない!朝も迎えに行かない!」

「人が嫌がってることはやったらダメだよね」

それからも、しばらく怒りが収まらず、

「ママ、悪い言葉使っていい?」

「いいよ(笑)」

「Kくんはね、♢★◎◆なんだよ!」(←伏せますw)

「うんうんうん」

いつもながら、暴言を吐く前に断りを入れる息子

すると、ピンポーンと、Rくんが迎えに来ました。

「外で遊ばないの?」

「Kくんが謝るまでオレは行かない!」

Rくんは外に行ってしまいました。
(Rくんは悪くないのに、怒っててごめんねー!)

しばらくしても、誰も来ない様子。

息子もだんだん落ち着いてきました

時計を見ると16:50。門限まであと10分。

「ちょっと外に行ってみる」

「うん」

息子はどうするのだろうか…

すっきり解決して帰宅した息子

17時。

息子が帰ってきました。

「はぁ~~!胸がす~っとした〜!」

「え?どうしたの??」

「Kくんのパパがいたから報告した」

「え!?」

「そしたらパパがオレに謝って、Kくんにも謝ってもらえた」

「そうなの?」

「いや~Kくんのパパは最強だわ」

「最強w」

「“ちゃんとごめんって言いなさい”ってパパがKくんに言って」

「そうなのか」

「最初は良かったんだけど、だんだん許せなくなってきて。だって、あのラジコンはおじいちゃんから受け継がれたやつなんだもん」

「そうだね、大事にしてるもんね(…受け継がれたw)。でも、Kくんはどれだけ大切にしてるのか知らなかったんだと思うよ」

「うん……でもスッキリした~」

というわけで、Kくんのお父さんに話すことで、自分なりに解決して帰ってきました。

しばらくして、

「よくよく考えると、“よくもパパに言ったなー!”って思ってるかもしれないな…」

「Kくんに恨まれてるかもっていうこと?」

「うん」

(そういうことも想像するんだね…)

「でもま、次にやったらまた言えばいいか」

「ははは(苦笑;)」

我慢は前頭連合野を育てる

相手の立場に立って、相手の気持ちを考えられるようになるのは、4~5歳あたりと言われています。

脳の前頭葉の底部に「人の気持ちがわかる」部位があります。

また「いまは我慢する」という行動の判断をするのも、前頭連合野の働きです。

脳というのは基本的に、使わないとその機能は育たないという特性があります。

何かを我慢する経験をたくさん積むことが、それに対応する脳内の回路を発達させることにつながり、その回路を使えば使うほど処理能力は高くなるそうです。

誰かと譲り合ったり、分け合ったり、ときにはケンカをしたうえで、相手の気持ちを考える、お互いに折り合いをつけて我慢するという経験。

このさまざまな経験を積み重ねることにより、前頭連合野が発達していくそうです。

ちゃママまとめ

”大人は子どものケンカに口を出すな”とは言うものの、今回はちょっと見ていられなくて介入してしまいました…。

でも、息子は最後まで言葉で説得をして、今すぐKくんからラジコンを取り上げたいという気持ちを我慢していました。

この時期のいざこざは、そのいざこざを子どもがどう解決するかを考えるためのレッスンですね。

 

親はまず、子どもの悔しい気持ちや怒った気持ちを受け止めて、思いを吐き出させ、そのあとどうしたらいいのかを子ども自身に考えさせることが大事です。

親が「おうちの人に言ってあげる」「そんな子とはもう遊ばなくていい!」というのは、親自身の怒りや不安を解消するための行為。

親は子どもの心を癒す役割に徹して、その先の解決法は子どもの持っている力を信じましょう!

子どもの「我慢する力」を育てる3つのコツとは