「しつけ」と思ったその行動が好奇心の芽を摘むかも…

こんにちは、ちゃママです。

――子どもには「ダメ」と言わないようにしよう

子育てをしていると、小耳に挟んだこともあるのではないでしょうか?

今日は主に、3歳ころまでの好奇心の育て方についてです。

目次

いたずらを注意したつもりが好奇心の芽を摘むことに…

ママ友の息子くんが2歳ころのことでした。

わたしに、

「最近イタズラがひどくて、すっごく大変。勝手に戸棚の戸を開けて中の物を出すし、本棚の本は全部出すし」

と言いました。

「何度注意してもやるときは、頭をはたく(軽く叩く)」

と言うのです。

(そんなこと絶対やめてー!)

寝てばかりいた赤ちゃんだったのに、自由に動けるようになると、見るもの、触るもの、すべてが新鮮です。

赤ちゃんは、

「何だろう?」

と思ったら、とりあえず掴んでみたり、舐めてみたり、投げてみたりします。行動範囲が広がります。

大人にはいたずらに見えても、子どもにはそれが大事なものなのか、高価なものなのかはわからないので、子どもにとってはすべてが探索行動なのです。

この探索行動は好奇心の芽なのだそうです。

そんな大切な芽だと捉えれば、全然いたずらではないのです!

好奇心からの探索行動が、将来の「自主性」を造る

そもそも2歳くらいの子が

「ママを困らせてやるー(ニヤリッ)」

なんて悪いことを考えていたずらをするわけがありませんよね。

子どもの知的探究心を満足させるためには、親が規制しすぎないようにしたほうがいいそうです。

あれもダメ、これもダメと規制しすぎると、親の顔色を伺うようになり、あんなことをしたい、こんなことをしたいという好奇心が育たなくなるのだそうです。

危険なものや大事なもの、高価なものは、はじめから子どもの手が届かない所へ置きましょう。

開けて欲しくない戸などには、赤ちゃんが開けづらい工夫がされたグッズを100円ショップなどで購入しましょう。

そして、探索行動をすることは、将来、子供が勉強したり、運動したりするときの大事なベースになることなので、自主性を損なわないように、いっぱいさせてあげましょう。

ちゃママはどうしてた? 1

わたしの場合、息子が9ヵ月のころ、ハイハイなどで探索行動をし始めたな~と思ったら、

「ま、あとで片付ければいっかー」

と好きなだけやらせていました。

本棚の絵本を床に全部出したこともありますが、あとで片づければいいだけの話だなと

一緒に遊びながら隙を見て片づけて、寝る前までに部屋がきれいになっていればいいのです。

さらにあるときは、実況しながらビデオで撮っていたこともありました(笑)

「さぁ、(息子)くん、引き出しに手をかけました。うまく引けるのか?

…おっと!両手で上手に引きました!

そこに入っている大好きなバスタオルを見つけた!

さぁ〜バスタオルを取り出せるのか!?

引っ張ったけれど引っかかって出てきません!がんばってください!

おぉ~見事にクマのバスタオルを取り出しました〜!

パチパチパチ~

なんてね(恥)

まだ話すことができない息子の状況や気持ちを代弁するのです。

無事にやり終えると声をかけていた私を見て、今度はビデオカメラに興味を持って近づいて来ます。

もちろんビデオカメラは触られないように隠しますが、もう自分の探究心が満たされたバスタオルはそっちのけ

でも、

「上手に引き出し開けたね!バスタオル取れたね!」

一緒に喜んでいました。

ちゃママはどうしてた? 2

好きなだけやらせると言っても、やはり触って欲しくないものに触りそうなときがあります。

そんなとき私が言っていたのは、

「ドンタッチー!」

つまりは

「Don’t touch !」

「触らないで!」「触ったらダメ!」という英語でした(笑)

「ダメ」とは言ってないからいいかなーというヘリクツ?

(いま思えば「それは触らないでね」で良かったんだろうけど、とっさの時って、より短い言葉で止めたいんですよね)

不思議なことに、これが意外と伝わります

触ろうとしたときに「ドンタッチ!」と言うと私を見るので、首を横に振りながら目を見てもう一度言っていました。

そして、言いながら片づけたり、別なものへ興味を向けたりしました。

ちゃママはどうしてた? 3

部屋にはボールなどの投げてもいい物と、投げてはいけない物がありますよね。

1〜2歳のころは、まだまだ物事の善悪がわからずにやってしまうことがいろいろあります。

もしも投げてはいけないものを投げたときは、投げてからすぐに、

「これは投げられたら・・・・・・イヤだって」

「いま投げられて痛い、痛いって言ってるよ、大丈夫かな?」

「おっと、投げないようにしようね」

と、物には気持ちがあるということにしたり(トイストーリーの世界?)、提案したりして伝えていました。

この提案型は小さい頃からかなり使っていて、

「走らないで!」

「ここは走らないで歩くようにしようね」

「うるさい!」

「静かにしようね、シーー」

などと、やって欲しい行動を提案します。

人格を否定するのではなく「行動を否定する」のです。

また、「ママも同じ行動をするから一緒にやろうよ」という感じになり、意外とすんなり聞き入れてくれます。

年齢が上がるにつれて、どうしてそうしないといけないのか理由を教えます。

このとき、

「〜しないと誰々に怒られるから」

人のせいにしないようにしました。また、

「前はダメだと言ったけど、今日は同じことをしても何も言わない」

などと、判断基準がブレないように気をつけました。

※個人差はあると思いますが、3歳未満の子に「今しつけをしないと将来~になる」と規制したり、厳しい言葉をかけるのは、効果がない気がします。
3歳以降、自我が芽生えて理由の言える自己主張ができるようになってから、わかりやすい言葉で「なぜいけないのか」を伝えるほうが、聞き入れてもらえると思います。
(ちゃママの体感ですが)

どんな子どもも興味を持つ「3つの宝物」

ちなみに、幼い子どもが興味を持つものはこの3つだそうです。

1. 水

たしかに大好きですよね!

夏の水遊びはもちろん、毎日のお風呂でも遊び方がいろいろ。

外で水たまりがあるとほぼ入りますよね(笑)

できれば入って欲しくないけれど、入るとどうなるのかを知ることも大切なのかも?

2. 穴

とりあえずを突っ込みますよね。

自分が入れそうな穴なら入るし、穴がなければ掘るし!

中国ではよく穴に入った子供が出られなくなっていますよね。

世界共通なのかしら(笑)

3. 棒

お散歩中や公園で長い枝を見つけたら、必ずと言っていいほど拾いますよね!

家では新聞紙を丸めて棒状にするだけで、しばらく遊んでいます(笑)

ちゃママまとめ

0~2歳ころの「いたずら」は「いたずらではない」。

探索行動もいつかは卒業します。

「ここには何があるんだろう?」「こうしたらどうなるんだろう?」などと自分で考えて行うことで、自分で考えることは楽しいことと思えるようになるそうです。

本棚の本を全部出すなんて、

「指先をうまく使っているなー」

「腕の力もついてきたんだなー」

くらいに考えて、子どもに危険がないように配慮しながらどんどんやらせてあげましょう!

世界に一つだけの花の芽は、摘まずに育てましょう!

(なんかうまいこと言ったような?笑)

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