こんにちは、ちゃママです。
図書館に行くと、たいてい誰かに借りられているプレジデントファミリー。
まだ見ていなかったかも?という2017年冬号を借りてきました。
その中で、算数に苦手意識を持っている母子のための、
「この教え方でいいの?素朴な疑問50にすべて答えます」
というコーナーがありました。
約1年前の本ですが、入学前や小学校1年生のいまから対策ができそうなものを取り上げてみました。
答えてくれたのは、学習院初等科教頭大澤孝之先生、宝仙学園小学校算数科千葉忠茂先生、蒔田紀彦先生です。
目次
いつまでも指を使って計算している
指を使うことでイメージがわいたり、計算が速くなったりするなら、使わない手はありません。
ただし、10までのたし算、ひき算については、頭の中でできるようにしたいですね。
「7は10にいくつ足りない?」「あといくつで10になる?」と聞いて、10をつくる練習を繰り返しましょう。(大澤先生)
(⇒こどもちゃれんじの効果?息子の計算力)
いまではもちろん10をかたまりとして計算していますが、「10に対する補数」を出すことは慣れなので、子どもとクイズを出し合うのもおもしろいかもしれませんね。
算数が嫌いで勉強から逃げまくるわが子。どうすればいい?
たとえば、食べ物の好き嫌いはありませんか?
算数を得意にするには、自律心を育てることが大切です。
算数は苦しいところを乗り切ると、楽しくなります。
苦手な食べ物を克服することも、心を強くするのにいいかもしれません。(大澤先生)
算数とは関係なさそうなのに…意外!
くり上がり、くり下がりの計算が苦手
9と1、8と2・・・といった足すと10になる数の組み合わせを覚えさせましょう。
そうすれば、7+8なら、7は(10に)3足りないから、8‐3=5で15と、速く計算できます。(大澤先生)
時計が読めない
そこで、まず、長針で何分か読めるようにしましょう。
次に、短針だけでおおよそ何時何分か読めるようにしましょう。
実は、短針だけでも時計は読めるものです。(大澤先生)
息子も「40分って8だっけ?」と怪しいことが…
これもたくさん見ているかどうか、慣れなのかもしれないですよね。
小さい頃から部屋に1つは針の時計をおきましょう。
見直しの大切さを教えたい
なぜなら、社会に出たら、あまり見直ししている時間はないので。
見直し以上に大切なのは、ミスなくできるようにすること。
普段の勉強のなかで、写し間違いやかけ算の7の段がある計算に間違いが多いなど、子どものミスのパターンを親子で見つければ、そういう問題が出たときに注意するようになります。
もちろん、写し間違いなどの見直しは必要ですから、そういうミスをしていたら、「もったいない」とお母さんが悔しがりましょう。(大澤先生)
「この前、40+20の答えを6って書いちゃったんだよね。見直したのに気がつかなくて」
「うわ~もったいないね。でも自分で間違えたってわかってるなら、次は気をつけるんじゃない?」
と話したばかり(^-^;)
友達に「計算が速い」と褒められたのに間違えたので、悔しかったようです。
見直したのに気がつかないことってあるあるだけど、本当にもったいないですよね。
公文、塾、そろばんetc…うちの子には何がいい?
反復するので、計算力とスピードが確実に身につきます。
向上心のある子なら、競争することによってレベルアップするので、難関校を目指すような集団塾がいいでしょう。
苦手な子は、集団塾では埋もれてしまうので、個別塾や経済的な余裕があるなら家庭教師がオススメです。
そろばんは計算力が段違いに高くなる。
さらに物を扱って計算するので、数を量としてイメージできる子に育ちます。
いずれも続けることが大事です。(蒔田先生)
(⇒【習い事】ちゃママが子どもに習わせたい唯一の習い事とは)
実は、わたしの両親もそろばんができるんですよね。
そろばんを習っている子の親は、そろばんができる人が多いのかな?(データがあるかは不明;)
大人になっても計算するときは頭の中でそろばんを使っています。
算数が得意な子にするにはどうすればいい?
新しい単元を習ったときに、今まで知っていることと何が違うのか。どんな規則性が隠れているのか。
それに気づくと、学習が楽しくなる。
習ったことをただ鵜呑みにするのではなく、自分でそしゃくし、理解していくためにも大切。
この力は、小さいときからの親や周囲の大人のかかわり方に左右される。
「あそこに花が咲いているね。(同じ種類でも)いろんな色があるね」
「この花はしおれているね」
花畑で一つ一つの花の違いにまで気づける大人と接している子には、豊かな観察力が育まれる。
また、高学年になると算数の問題を解くとき、つらいことも増えてきます。
でも、ああでもない、こうでもないと知恵を絞って式を立てて、地道に計算する。
そして、導いた答えが合っていたとき、やっぱりうれしいもの。
山登りと一緒。登頂するまでは、ずっと苦しい。
途中で投げ出してしまう子は、いつまでもおもしろさに気づくことはできない。
つまり、自律心、がまんする力が身についていることが大前提。
我慢が苦手な子には、手伝いをさせたり、マラソンに挑戦させたりと、いやなことを乗り越える機会を意識して作ってあげる。
この2つが育まれている子は、分からない問題に出合ったときにワクワクする。
正解でなくても、考えることを楽しめる子は、きっと算数が得意になるといえるでしょう。(大澤先生)
「考えることを楽しめる子」にするためには、親の働きかけが大切ですね。
自律心、がまんする力…息子は育っているのだろうか…
中学受験をする予定。低学年では何をするといい?
変わったところでは、カルピスづくりもいいです。
5倍と2倍の薄め方では、味はどう変わるかなどを体験させると、濃度問題などの理解度が変わってきます。(蒔田先生)
触れるモノで数字を扱う経験をたくさんさせて、イメージを豊かにしておくといいです。
この経験があるかないかで、中学受験の難しい問題に取り組むときの理解度がまったく変わってきます。
オススメ教具が「100玉そろばん」。
たし算やかけ算で実際に手を動かして、計算結果も目に見える。
2個ずつ数えさせたり、3個ずつ考えさせたりすると、九九の理解がスムーズになります。(千葉先生)
いまからでも一緒にやったほうが良さそうですね。
(その後、紙ひこうき作りにハマり、紙を折るのがすごく上手になりました☆)
ちゃママ感想
算数は基礎が大切で、積み重ねの教科といいます。
ある単元がわからなければ、関連する次の単元がわからなくなってしまい、苦手どころか嫌いになりかねません。
子どもの“わからない”を作らないように、サポートしていくのが大切ですね。
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