【レポ】NHKおはよう日本「産後うつ」から母親を救え




こんにちは、ちゃママです。

今朝、2017年6月17日放送のNHKおはよう日本

けさのクローズアップのコーナーは、「産後うつ」についてでした。

こんな取り組みが広がるといいな…と思ったので、レポします。

目次

産後うつ

幸せいっぱいのハズの出産。

産後のホルモンバランスの急激な変化や、育児のストレスで引き起こされる産後うつ

10人に1人がかかると言われています。


深刻化すれば取り返しのつかない事態に。

去年茨城県で生後2ヵ月の赤ちゃんが母親に殺害された事件。

30代の母親は育児に悩み、産後うつの状態でした。

ポイントは「早期発見」

国や学会では、医療関係者向けに”産後うつへの対応を盛り込んだガイドライン”の策定をすすめていて、近く公表する予定です。


そこで重要なポイントになるのが「早期発見」です。

これまで産後うつが発症する時期は個人差があるとされていましたが、最近の国の調査では、出産から2週間後をピークにしたおよそひと月の短い期間にリスクが高まることがわかってきました。


こうした時期に産後うつをどう発見し、悪化を防ぐのか。

東京都世田谷区の取り組み

こうした母親たちの異変に早くから気づき、治療に繋げていく先進的な取り組みが、東京の世田谷区で始まっています。


まず、早期発見を担っているのが区内にある産婦人科医院です。

出産後の検診は生まれてから1ヵ月が一般的ですが、ここで行っているのは2週間後の健診です。


赤ちゃんの成長を見るだけでなく、チェックシートを使って母親の精神状態も確認しています。

はっきりした理由もなく不安になったり、恐怖感をおぼえたりしていないか、10の項目について細かく答えてもらいます。


看護婦
「2週間おうちに帰ってみてどうでしたか?大変でしたか?」

母親
「夜、なんでかわからないけど、全く寝てくれない時は”寝てくれ!”って思って、あの時が一番(大変だったけど)、それ以外は(大丈夫)」


チェックシートへの回答を細かく検討し、産後うつのわずかな兆候も見逃さないようにしています。


母親
「2週間のあたまに入ったくらいで、あれもこれも聞きたいというのが増えた。このタイミングで一回(健診)があったのは、自分としても助かったと思う」


この2週間健診によって、出産からまもない母親の2割近くに産後うつの兆候が見られることがわかりました。

専門家医同士の連携

世田谷区での取り組みの最大の特徴は、こうした早期発見だけでなく、精神科医とも連携していることです。


毎月開かれているこの会合。

区内の産婦人科医助産師保健師のほか、精神科医も参加しています。


診療科の違いを越えたつながりで母親を救おうという全国的にも珍しい取り組みです。

産婦人科では、母親の異変に気づいても治療は行えません。


そこで、健診や自宅訪問などでうつの兆候が見られた母親たちを、精神科医へスムーズに紹介できる仕組みにしました。


国立成育医療研究センター こころの診療部 立花良之医師
「産科だけでメンタルヘルスが不調なお母さんのケアは完結しない。多職種がサポートしていくことが重要」

精神科クリニックの取り組み

この仕組みに参加している、世田谷区内の精神科クリニック。

産婦人科医や保健師から紹介された女性たちを多く受け入れています。


週に1回ここに通っている女性。

産後、夫も母親も全面的にサポートしてくれましたが、不安感は日に日に増していったと言います。


母親
「すごく恵まれた環境だったのに、私ひとりが不安定だったので、保健師からこの病院を紹介されて…」


女性は精神科の医師の診察を受け、授乳中でも服用できる薬を処方してもらいました。

今では症状を抑えることができています。


クリニックおぐら 生田洋子精神科医
「薬の使いかたにも注意がいりますし、産後のうつは”時間がたつと治る”と思われていて、だからそれまで待とうという空気がある。早い段階から必要に応じていろんな連携が取れれば、わりと芽が小さいうちに断てる


さらに、このクリニックでは受診に訪れた母親が子供と一緒に利用できるデイケアも行っています。

臨床心理士や看護師が常駐し、親子に寄り添いながら精神面に気を配ります。

女性は、臨床心理士にささいなことも相談することで、育児を楽しむ余裕が出てきたといいます。


母親
「ここに来て良かった。もちろんイライラすることもあるけど、元気に過ごしています」

病気と認めて受診する

時間が経てば自然と癒されていくということでもないのですね?


産後うつというのは、れっきとした病気です。

また、夫のサポートがあれば大丈夫と思われがちですが、取材した女性のように家族の支えがあっても産後うつになることがあるのです。

きちんと診断を受けて、きちんと治療することが必要です。


世田谷区が行っているようなチェックシートを活用した早期発見や、専門医同士の連携といった取り組みが他の地域に広がるよう、今後ガイドラインでも呼びかけることにしています。


身近にいる家族や周りの人たちはどういう対応が求められますか?


取材した産婦人科医によりますと、母親たちに精神科のクリニックを紹介しても中には抵抗感を感じてなかなか行けないという人も少なくないということです。

ただ、母親の精神状態が不安定ですと、子どもの発育にも影響を及ぼしかねません。


本人の意思だけに任せているのではなく、一緒に受診することを促したり、本人に代わって医師と面談することも必要なのではないかと感じました。

ちゃママ感想

あなたが「育児が辛い」と感じる本当の理由」「オキシトシンは愛情と攻撃のホルモンだった」でも、産後のホルモンバランスの急激な変化について取り上げました。


初めての育児だと特に一生懸命がんばりすぎて、1人で抱え込んでしまうママも多いと思います。


「子どもを連れて受診できない」ではなく、子どものために受診することも必要だと思いました。


心が安定しているお母さんが近くにいたほうが、子どもの笑顔や心の安定にもつながりますからね♪