こんにちは、ちゃママです。
友達の子どもに会いに行ったら、目の上やおでこにすり傷ができていました。
下校中、うしろにいたやんちゃな子にランドセルを押されて転んだのだそうです。
ボールを投げられない子
コンパスが使えない子
転んだときに手がつけずにケガをする子…
カラダの複数の箇所を同時に使う運動ができない子、カラダのバランス感覚や日常生活で使う筋力が不足している子が増えているそうです。
目次
子どもなのに老人化!?
学校で骨折をしている子の割合は、携帯ゲーム機が普及した2,000年代からの伸びが大きく、40年間で約2.5倍に増えているそうです。
小学生のうちに危ないことをさせないようにするため、そのぶん、しわ寄せがいき、中高生での数値の伸びが大きくなっているとか。
老人は、ちょっとしたことでバランスを崩して転倒し、受け身を取れずに大けがをしてしまいます。
この加齢により、バランスが取れなくなるといった運動器機能、運動神経の低下をロコモティブシンドロームといいます。
最近の子どもたちに起きている諸症状は、このロコモティブシンドロームの症状と似ているのだそうです。
「子どもロコモ」になると、片足で立つ、両腕を垂直に上げる、しゃがみ込む、体前屈をするなどという運動がうまくできません。
症状が深刻になると、体調や日常生活にも支障が出始めます。
腕を垂直に上げることができない子、腰痛をかかえる5歳児、肩こりで苦しむ5歳児などが、本当にいるのだそうです。
姿勢が悪いと授業に集中できなかったり、疲れやすくなったりします。
また、悪い姿勢でカラダを支えれば、他のカラダの部分への負担が大きくなり、顎だし、猫背、おなかがつき出した老人のような姿勢になってしまうのです。
スポーツ少年でも要注意
最近は、子どもたちに遊ぶ場所や道具を提供しても、大人から「こうやるんだよ」などと遊び方を教わらないと、遊べなくなっているといいます。
「運動は習い事でさせているからうちの子は大丈夫」と思いがちですが、地域スポーツへの加入率が50%以上を誇るドイツでも、同様の能力低下が報告されているそうです。
週に2~3時間ほどの運動では根本的な解決にはならないということです。
スポーツは大事ですが、”毎日公園で1時間遊ぶ”という日常的な運動量には勝てないのです。
また、生活環境の変化も運動量の減少につながっているといいます。
水道から水を出すときには、蛇口をひねらなくてもセンサーやレバーで水が出ます。
また、家の中でもドアノブではなく、レバー式のドアが多く使われるようになりました。
生活の中から、「回す」「ひねる」「引っ張る」などの動作が減り、「押す」という単純な動作が多くなっているのです。
これではやったことがない子供たちが増え、やったことがないからできるはずもないのです。
小さいうちから遊びの中でやろう
友達の子どもは、転んだときに手が出ずに、顔を傷つけてしまったようでした。
わたしは息子が赤ちゃんのときに、”そういう子どもが増えている”ということを知り、気になっていました。
そこで、長座しているわたしに抱きついてきたときなどに、息子を肩を越えるように抱いて、背中越しに逆さまになるようにして、両手が出るように促して遊んでいました。
だんだん成長すると重くなってきて、できなくなってしまいましたが、布団などでじゃれて遊んでいるときなどは、逆さまにしたりすることも大事だと思います。
その友達は、「そういう遊びは全然してこなかった」と言っていました。
ちゃママまとめ
子育てをしていると、たまに「そういえば、息子にやらせたことがなかったかも」ということに出会います。
筋力や個別スポーツの技能は、中学生以降に大きく伸びるそうですが、運動の巧みさやリズム感といった運動の神経回路は、小学生のうちに形成されるそうです。
6歳~10歳のころは、運動分野の脳の神経回路がまだ伸び盛りなのです。
以前、
という記事を書きましたが、小学生のうち、とくに低学年のうちは、机に向かうよりも普段から外で遊ぶ習慣を作ることが大切ですね。
…と書きながら、うちの息子は体前屈ができません!
床に手がつかないっていう…(私でもつくのに)
以前、ホンマでっかTVで、第一子はカラダが硬い傾向があるとやっていましたが、柔軟は全く意識してこなかったと反省。
誰でも開脚できるようになるというから、練習あるのみ!?