こんにちは、ちゃママです。
2017年9月24日放送の「林先生が驚く初耳学SP」を見ました。
以前も、林先生は「小さいうちからの英語は不要だ」と発言していましたよね。
今回の2時間SPは「常識を覆すイマドキの教育ベスト10」と題して、子どもから社会人までさまざまな新しい教育法が紹介されていました。
その中で、幼児期の英語教育や幼児教育に関して紹介された部分をレポします。
目次
英語の幼児教育は優先度が低い
9月から9歳と7歳の子どもがイギリス名門校へ留学するという紗栄子さん。
紗栄子さん
「1歳の終わりから英語教育をしている。コミュニケーションツールとして、英語ができることは強みになると思う」
幼児期の英語教育を肯定する専門家も多い。
成蹊大学文学部教授 小野尚美さん
「無意識の中で緊張せずに、非常に純粋な感覚で語学にのめり込んでいく」
しかし!この英語教育の通説が覆る!
英語が得意な親ほど、早期教育に否定的
林先生
「子どもに早期英語教育をやらせている東大出身の親に会ったことがないです」
先日、ビジネス誌「プレジデントオンライン」にこんな記事が…
バイリンガルの親ほど、幼児期の英語教育に否定的なのだという。
林先生は自身の経験から、英語の早期教育は否定派で、この考えに賛成なのだそう。
林先生
「まず僕が感じるのは、『親ができた』『子どもにやらせる』これは見事な反比例関係。
つまり、自分が英語をペラペラに話せる人は、子どもにそんなに早くから英語はやらなくていいよと言っている」
「逆に、子どもに英語をやらせている人というのは、自分ができなかった人のほうに多い」
「僕は『語学はアプリ』という仮説を持っている。アプリを動かすスペックを上げておけば、アプリが簡単に入る頭になる。
もう一つ言えることは、『言語には、思考の言語と伝達の言語がある』。
英語がペラペラになるとして、思考まで英語でやるようになるかどうか。
つまり、日本語で考えたことを話すとするならば、思考がしっかりしていなければ、伝えることができない。
別な言い方で言うならば、『英語を話すこと』が目的なのか、『英語で話すこと』が目的なのか」
「『英語で話す』ならば、英語で何を話すかを自分の頭で考えて、いろいろ話す内容を作らなければならない。
この部分がしっかりしていなければ、単純に『通訳ができる』では、恐らくAI(人工知能)で代行できる。
だとするならば、(幼児期に)英語で話せる思考力を培っておけば、意外と簡単に語学というアプリは入るのではないかと」
『幼児教育は英語よりも思考力を伸ばすべき』
「幼児期という限られた時間の中で、英語教育の優先順位は低い」というのが、林先生の考えなのです。
採用基準も英語重視ではない
英語教育への過度な崇拝は、就職活動でも覆り始めている。
林先生
「これは、ある有名な企業の採用基準を、僕が得意なマトリックスで書きます。
『英語ができる』『英語ができない』『仕事ができる』『仕事ができない』。
この中で、どの社員が欲しいか。
これは当然、1番です。次は2番、その次は3番です。一番とりたくないのが4番です」
林先生
「つまり、英語ができるけれども、仕事ができないという学生をとると、英語ができることは仕事ができることだと勘違いして、一番使いものにならないから、『自分は何もできないんです』という学生をとったほうが鍛えやすい」
林先生
「日本社会はそこの物差しが狂っているなと思う。
本人のスペックを高くしておけば、英語はすぐにできるようになります」
幼児教育は英語よりも「やり抜く力」
2017年、前人未到の公式戦29連勝という快挙を成し遂げた、プロ棋士の藤井聡太四段。
彼の師匠、杉本昌隆七段は、幼いころの藤井四段について、
「将棋が始まったときの集中力は、ビックリするほどのものがあった」
と言います。
藤井四段の強さの秘訣である集中力を培ったと言われるのは、幼児教育。
その中で、いま最も注目されているのが、スイス生まれの積み木「キュボロ」。
お値段はおよそ34,560円から。
幼児のおもちゃにしては高額だが、最短で手に入るのが来年の春以降と言われている。
穴や溝が彫られた積み木を組み合わせて道を作り、ビー玉を走らせるキュボロ。
立方体の中をビー玉がどう動くのかを予想しながら組み立てるため、空間認識能力、論理的思考力、集中力が身につくという。
このような幼児教育で才能を育むことについて、教育経済学者の中室牧子先生は、
「教育に一番、お金と時間をかけるべき年齢があるのだとすると、0歳~10歳ころの年齢ではないかと」
キュボロのような高額な教材でも、幼児期にお金をかけることは大正解。
というのも、教育にお金をかけたお金に対する将来の見返りが、子どもの年齢が上がるにつれ減少するという衝撃のデータがあるのです。
その根拠となるのは、
シカゴ大学が40年にもわたって追跡調査をした結果、「質の高い幼児教育を受けた人たちほど、将来の収入が高い」という事実が明らかになった研究。
中室先生
「たとえば、自制心があるとか、物事をやり抜く力があるとか、コミュニケーション能力があるとか、さまざまな生きる力を身につけることができていた」
(この能力は、非認知能力といいます)
『もっとも必要な幼児教育は、やり抜く力を育むこと』
お金をかけるなら、大学受験に向けてではなく、0歳~10歳のときにやり抜く力を育む幼児教育を。
ちゃママまとめ
信じるか信じないかは、あなたしだい…
ですが、
以前、わが家の英語教育の記事を書きました。
そして、”就学前教育”で非認知能力を身につけることが大切だとも書いてきました。
↓この記事の後半、目次の8に注目!
幼児期のうちに「地頭」を鍛える。
それは机に向かう勉強ではなく、非認知能力を身につけること。
研究の結果、データで証明されていることです。
小さいお子さんをお持ちのかた、いつやるの!?
今でしょっ!!
(↑古いって言わないで~笑)
ちなみに、わが家にもキュボロがあります。
でも息子の場合は、レゴが一番夢中になってやっていた気がします。
【2018年1月8日追記】
2018年1月7日放送の初耳学で、また早期英語教育に関して取り上げました。
今回の内容に反論された林先生は、どう答えたのかはこちら!
↓ ↓