こんにちは、ちゃママです。
2018年7月29日の「林先生が驚く初耳学」を見ました。
今回の白熱教室のテーマは、「孤独のススメ」でした。
林先生は以前も「ドライな人間関係を子どもにも習得させよ」と話していました。
人間関係で悩んでいる子どもに教えるべきこととは林先生
「今回のテーマは、“1年生になったら友達100人できるかな”を否定すべき!」
目次
友達が負担になる
林先生
「友達がたくさんいるのはいいことだと、いつの間に思い込むようになったのか。その出発点に”あの曲”があるような気がする。
(あの曲は)現代人の人間関係の悩みを象徴する歌であるという捉え方もできるのではないかと。
これは僕のオリジナルの考えではなくて、ベストセラー『友だち幻想』という本から。
友達が大切だと言いながらもときに友達関係、ちょっと重いなぁとか、面倒だなぁと思うときはないですか?
たとえば、そろそろ寝ようかなと思っていたら、メールがきた、返事をしなきゃ、またメールが来たというときどうします?」
澤部さん
「(来たら)すぐに返信するから負担」
林先生
「負担?友達って自分の人生がより良くなるように、大げさに言えば幸せになるために一緒にいたい人を選んで、選ばれてという関係なはず。
その人との関係が負担になっている。それでいいのかと。
人と繋がるのは本当に簡単な時代になった。だからこそ、繋がってしまった、多くの人と繋がりすぎてしまっていることが、負担になっていないかと聞いている。
つい最近僕が読んだ本にも、友達や知人は少ないに越したことはないとはっきり書かれていた。
ケンカがしたいわけじゃない。けどそんなに仲良くはなれないというときに、どうすればいいか。
ニーチェがいい事を言っている。
※ニーチェ…ドイツの哲学者。実存主義の代表的な思想家。
愛せない場合は通りすぎよ
『どうして仲良くなってくれないの?』『一緒にやろうよ?』と言われても、あなたとは無理だよという場合、スッと通り過ぎるような少しドライな人間関係。すでにニーチェが言っている」
中島健人さん
「通り過ぎすぎて、いつのまにか孤独になってしまうことが寂しくならない?」
林先生
「えっ?孤独って寂しいんですか?
先ほどある方が書いていると言った。最近めちゃめちゃ売れてる本のタイトルは『極上の孤独』。僕は孤独って大事だと思う」
寂しい人は本を読まない人
川合俊一さん
「4日間くらい休みができて、友達がつかまらず一人でハワイに行ったことがある。3日目に『あ、オレ3日間誰ともしゃべってないな』と気がついたときに、ものすごく孤独で寂しかった思い出がある」
林先生
「一つ伺いますが、そのとき川合さんは何冊本を持っていきましたか?」
川合俊一さん
「ヤングジャンプ1冊」(スタジオ笑)
林先生
「僕の経験で『孤独は嫌だ』という人の共通点は、本を読まない人が多い。だいたい人間が考えるという作業は、絶対一人じゃなきゃできない。
小学生のときに『みんなで考えましょう』と先生に言われた僕は、『みんなと話し合うことはできても、考えるのは一人じゃなきゃできません』と言った。
たとえば1998年のセンター試験にも出てきた文章だが、人間は一人で考えることによって初めて他の人と繋がれる。まずは一人で真剣に考える。
『人間は考える葦である』というあの言葉に、英語でいう冠詞の『a』が付いている。
※Man is a thinking reed.
(人間は考える葦である)
人間は考える一本の葦である。人間は考えると一人になる。一人になって自分を見つめ直す。その中で他人との繫がりを見出す。
それを唯一可能にしてくれる孤独が寂しいんですか?」
川合俊一さん
「今度ヤングジャンプは2冊持っていきます」(笑;)
ちゃママ感想
いまはまだ学校でいろんな子とコミュニケーションをとる練習をしている息子ですが、友だちはたくさんいたほうがいいわけではないということはそのうち伝えたいと思いました。
そして、本を楽しめる子に育てようと改めて思いました。
(最近またベネッセの電子図書館まなびライブラリーにハマっていますが)
今回の「友達や知人は少ないにこしたことはない」というのは人によるかもしれませんが、わたしは共感しました。
とくに女性は独身か既婚か、子どもがいるかいないかなど環境が大きく変わるので、昔のようにいかない場合が多くなりますよね。
お互いの生活が最優先になって簡単には会えないので、「便りがないのは良い便り」となることもしばしば。
そのうち年賀状のやり取りも毎年恒例の悩みになり、負担になることさえあります。。
やめればいいのにやめられない…でももう二度と会わない気がする人、いませんか?
思い切って「来年から年賀状はやめますが、いつでも連絡ください」などと書いてしまったほうが解放されたりします。
そもそも、
「いくら仲のいい友だちでも100%理解できる友だちなんてありえない。自分以外は全員『他者』と思うことが重要」
これは、『友だち幻想』の中に書かれていることです。
「親友は1人いればいい」「1人もいなくても平気」など、友だちに関しての価値観はさまざまだと思いますが、基本的には「本当に大切な人だけ大切にする」。
余談ですが、イギリスの人類学者であるロビン・ダンバー教授は、「定期的に連絡を取り合って交友関係を維持できる人数は150人」と定義したそうです。(多っ!)
こちらの記事は、子どもに教えたいことでした↓
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人間関係に悩んでいる大人にオススメ。読みましたがおもしろかったです↓