こんにちは、ちゃママです。
2018年5月27日放送の「林先生が驚く初耳学」を見ました。
今回の白熱教室のテーマは「日本は義務教育でお金の授業をすべき!」でした。
目次
金融リテラシーが低い日本
林先生
「日本人はあまりお金の話をしたがらない。お金の話をするのは卑しいとか、なるべく人前でしないほうがいいという傾向がある。
ところが、そんなことを言ってはいられない状況になってきている。
各国の16歳以上を対象に、複利計算やインフレなどの基本的な4つの金融知識に3つ以上答えられた人の割合。
日本は先進国のなかでも正解率が非常に低かった。
欧米ではリーマン・ショック以降、多くの国でお金に関する教育が義務化されている。
たとえばイギリスでは小学校低学年から高校までの全学年で、金融教育がカリキュラムのなかに組み込まれている」
浪費や衝動買いの失敗をさせる
林先生
「では、どういうことを子どもに教えていけばいいのか。
たとえば子どもがもらうお年玉。こういう考えの記事を見つけました」
お年玉でスマホゲームの課金をさせるべき!
(記事へのリンクは最後に)
林先生
「この記事を見つけた瞬間、いいこと書いてあるなと思った。そのとおり!
最近のスマホゲームは、貴重なアイテムやキャラクターがお金をかければ手に入る仕組み。
それを与えたお年玉でやらせるべきだと書かれている記事」
東出昌大さん
「親としては『無駄遣いはするな』と言いたいけど、なんでだろう?」
林先生
「子どもはそれが無駄遣いかどうかわからないし、使ってしまって『もうお金がない』という喪失感。さらには『あのお金を節約しておけば、(欲しいものが)買えたよな…』などという思いを、小さいころに経験することに意味があると。
逆に、5,000円で貴重な体験ができるのだとしたら、むしろ使わせるべきなのではないかというのが筆者の考え。
お金の大切さを学ぶには、お年玉は適切な範囲におさまるのではないかと」
「年収いくら?」への正しい答えかた
林先生
「子どもに『年収いくら?』って聞かれたら、どう答えますか?」
みなさんはどう答えますか?
この問いには、はぐらかさずに正面から向き合うべきなのです。
林先生
「今回、ファイナンシャルプランナー10人にいろいろな質問をしたところ、この問いに関してはほぼ全員が同じ回答でした。
実は、具体的な金額を言う必要はないんです。志らく師匠はどう答えますか?」
ここで小学生の子役が登場して質問。
志らく師匠
「少なくともお前の友達のパパのなかでは一番たくさんもらってる」
(スタジオ「いやらしー」笑)
林先生
「いまの回答は落第ですよね。いまの言い方だと、お金を稼いでいることが人間として偉いんだという感じにとれるだけでなく、他者と比較して『自分が1位なんだ、どうだ』という子どもに伝える必要のない情報が満載でしたよね。
お金の苦労から見たときに、小学生に対しての正解は、安心感を与えること。
ですから正解は、
『お父さんお母さんが働いているでしょ?だから今の暮らしができるんだよ』
『お金というのは、今の暮らしを支える安心感の源なんだよ』
ということをきちんと子どもに伝えることが大事。
具体的な金額を言う必要はないし、ウソをつく必要もない」
小学校低学年の子どもに教えるべきことは、両親が一生懸命働いていることがお金につながっているということ。
では、中学校に入った子どもに向けての正解は?
ここで中学生の子役が登場して質問。
川田さん
「あなたを私立の高校に行かせてあげられるくらいのお給料だよ」
林先生
「いまのお答えは、本来子ども自身が決めるべき進路を親が決めている印象になるので不正解。
子どもに伝えるべきことは、対価の仕組み。
つまり、
『お父さんお母さんが人の役に立つことで、対価としてお金をもらっているんだよ』
要は、世の人の役に立つことが結果的にお金になるんだということを教えるべきという意見が多かった。
高校生になるといろいろなことがわかってくるので、状況に応じて具体的な話をしてもいいのではないか」
ちゃママ感想
お金の教育。
たしかに、学校では納税の義務しか教わらなかったような?(←“しか”は大げさ?)
納税のことは教えるのに、確定申告については教えてくれないという不思議。
わたし自身、お金のアレコレは両親からと自分の探究心のみで学んだ気がします。(もちろん失敗もアリw)
せめて簿記3級程度のことは、義務教育で教えてほしいものですよね。
キャッシュレス化が進んでいるので、お金の教育はますます重要な気がします。
今回、林先生がオススメした記事、
「お年玉で子供にガチャを引かせるべき理由」はこちら↓
http://president.jp/articles/-/24115
以前書いた「お金に関する知性を育てることは大切だ」という話はこちら↓
アメリカの高校生が読んでいるシリーズ。親もお金の勉強をしましょう☆