【ウワサの保護者会】「アクティブ・ラーニング」とは何か?




あなたは「アクティブ・ラーニング」を知っていますか?

2020年から実施される教育改革の中に「アクティブ・ラーニング」があります。


※2020年度から始まる教育改革に関しては、他にも、

ウワサの保護者会「”プログラミング教育”って、なに?!」レポ
ウワサの保護者会「早期化する小学校の英語教育」レポ
を見てください。




3月24日(土)放送のウワサの保護者会「入試が変わる?授業が変わる?アクティブ・ラーニングって何?」をようやく観たので、まとめておきたいと思います!

不安な声が多数

街の保護者に聞いてみると、あまり知られていない様子。

一方、知っている人には不安が・・・


「2020年で区切ってそれ以前とそれ以後で(大学入試が)まったく違ってくるというのは、子どもたちがどう対応していけばいいのか不安

勉強の力の差が、どんどんついてしまうような気がする。考える力の差が出てくるのかな」

「ウチの子は結構引っ込み思案。ちゃんと対応できるのか不安」


人ごとではいられないアクティブ・ラーニング?!

尾木ママ
「2020年は、初めて大学入試のあり方が変わって、それに連動して小中学校の義務課程、高校も変わっていこうとしている」


スタジオの保護者で「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがある人は、ほとんど。

でも、よくわかっていない人もいた。


マロンさん
「今までの勉強ではとても太刀打ちできないような力を求められてくるのかな?というイメージ。うちの子は中2で、ちょうど大改革されるという年に大学入試を迎える。全くどうなるのかがわからない

カラスウリさん
「私学の娘(中1)も学校でそれに向けてやっているが、どういう制度になるのか、どういう採点をするのか、基準がわからないので、先生も手探りでやっている状況でとても心配

アクティブ・ラーニングとは

アクティブ・ラーニングとはそもそも何なのか。

文部科学省 初等中等教育局 視学官 田村学さん

「これまでの教師は、黒板の前に立って子どもたちに一方的に説明をして、ある意味子どもたちはそれを受け止めるという授業のイメージがあったと思う。

でも、これから社会がどんどん変化していく中で、今までのように知識をただ暗記しておくだけでは、どうも実際の社会ではなかなか活躍できる人材とはなりえない。

そこで、自分から進んで学んでいく”主体的な学び”、子ども同士がお互いにディスカッションして話し合うなど問題を解決していく”対話的な学び”、これまで使ってきた様々な知識や技能を積極的に活用しながら、自分の考えを出したりアウトプットして深く理解していく”深い学び”、こういったことを今まで以上に学校の授業で実現していきたいということを目指している」

この考え方を取り入れた新しい学習指導要領が、2020年度から順次実施される。

さらに、大学入試も変わる。

「これまでのような知識のみならず、自分の考えを作って、それを表現していくような力を見ていかなければならない」

2020年度から大学入試センター試験に替わり、新テストを実施。

知識を問う選択問題のみならず、思考力や表現力を問う記述式の問題が導入予定

さらに、各大学で実施される試験も、面接や集団討論、ボランティア活動などを活用する方針も打ち出されている。

つまり、学生の主体性や意欲がより総合的に評価される


<スタジオ>

パンダさん
「上の子と下の子で入試制度が変わるから不安しかない。思考力などを記述でとなると、その公平性はどうなのかな?」

ももさん
「子どもに用語とか方程式とかなら教えられると思うが、それがなくなると子どもに教えられないから怖い

マロンさん
「ウチの子は前に出たがらないタイプなので、ウチの子がマイナス評価になるような気がして心配」

マリモさん
「わたしは自分が学生のころから、覚えるのって意味があるのかな?と思っていた。だから、自分が知りたいことを学んで、自分がアウトプットできるということは、一番人間として普通だと思ってきた。学校で(暗記の)勉強ができた子が会社で使えるかっていうと・・・ね?w」


ここで、小1~小4、中1~高1までをアメリカで教育を受けてきた保護者からはこんな意見も。


ネクタリンさん
”やっとか”と思う。自分が受けた教育に似ているなと思った。まず(クラスが)少人数。1クラスが15~16人だった。(授業中は)黙っていられなかった。絶えず意見を聞かれて”あなたはどう思うの?””どうして?”と

尾木ママ
「ものすごく大事なこと。海外では自分の考えや意見をアクティブに表現することが当たり前で、常に自分の意見を発表しないといけない環境になっている。日本もこのままでは世界から置き去りになってしまう。切り替えていかないともう間に合わないということで、日本の授業でも表現したり発表したりする力を育てることが必要とされている」

学校現場はどう備えている?

横浜市立大岡小学校。

先生たちは積極的にアクティブ・ラーニングに取り組んでいる。

大切にしているのは、体験と話し合い

これを繰り返し行うことで、子どもたちの考えぬく力を育てようというのだ。


5年1組が総合的な学習の時間にすすめているのが、「学校の池」プロジェクト

古くなった池の環境を整え、植物や魚など多様な生物を育む場所を、一年がかりで作り出そうとしている。

授業の主役は子どもたち

テーマ決めから課題の達成まで、あくまで子ども主体で行われる。

しかし、だからといって先生が何もしないわけではない。

担任の鈴木先生。

誰もいない教室で、翌日の授業で行われる話し合いのシミュレーションをしていた。

目指すのは、ある意味、「答えのない授業」

臨機応変に対応するため、あらゆる可能性を想定しておかなければならない。

鈴木先生
「ここまでやるのは、自分も答えがわかっているわけではないし、この場合どっちに行ってもいいと思う。一番大事なのは、子どもが何を話しているかをちゃんとわかって楽しめること

授業当日

話し合いのテーマは、先日池に設置した試作の橋とウッドデッキについて。

授業は、子ども自身が次に話す人を指名して話し合いが進められる。
(ポイント:子どもたちが主体となり学習に向かう)

先生は、子どもの声にしっかりと耳を傾け、黒板に要点をまとめていく。

次々に飛び交う、さまざまな意見。

先生が指示しなくても、自発的な発言が飛び出す。




友達の意見を聞くことで、絶えず新たな視点が生まれている
(ポイント:仲間の意見を聞き、新たな視点から考える)


しかし、ときには先生が子どもの声に耳を傾け、臨機応変に授業の流れを整えることで、子どもたちの対話をさらに深めていく。
(ポイント:子どもの声に耳を傾け、対話を深める)




女子生徒
「自分が感じたことを、みんなで伝え合うことで、考えてもいなかったことを友達が言ってくれたりして、自分の考えが広がるところが良いです」

授業後

見学していた他の先生たちも集まり、授業について意見交換が行われた。

うまくいったと評価される一方、このほうが良かったのでは?という意見も。

鈴木先生
「教える側ではないという感じ。活動中は子どもたちと一緒にやっていく立場だし、一緒に楽しんだり、一緒に問題にぶち当たって、一緒に考える立場だと思う」


<スタジオ>
カラスウリさん
答えがないというのが、先生が大変だと思った」

マロンさん
「積極的に意見を言える子はいいが、言えない子はどうしたらいいのか

カラスウリさん
「子どもが次の人をあてていたので、最後のほうはまだあたっていない子を優先的にとなるのかも」

パンダさん
「うまく回ったらすごく楽しくて、学んでいること自体が楽しくなると思う。子どもの力は信用しているが、(意見を)引き出す先生の力が…

マリモさん
「先生が前に行きすぎなければ、引き出さなくても勝手に出てくると思う」

尾木ママ
「でもリーダーシップは先生。先生がリーダーシップをとって子どもと一緒に考え、一緒に答えを見つけていくことが大事。(総合的な学習の時間だけではなく)これを全教科の中でやる」

ネクタリンさん
アクティブ・ラーニングのほうが学んでいる感じがする。暗記はすぐに忘れる。カンバセーション(対話)すると忘れない」

尾木ママ
「今までの講義型の授業による知識の伝達も、基礎学力としてとっても大事」

家庭でもできる?

ももさん
「ウチの子は自分の意見を求められると、逃げたいというタイプ。アクティブ・ラーニングが中心になったときに、どうやって自分の考えを相手に伝えればいいかを教えるのが・・・気が重い」

高山アナウンサー
「アクティブ・ラーニングは好奇心みたいなものがあると、道が開けそうなイメージがある。ももさんの息子さん(かずまくん)がアクティブ・ラーニングで花開くには、どうしたらいいのか」


<VTR>
ももさんの長男は小学5年生。

かずまくんには「競馬観戦」という趣味がある。

きっかけは、かずまくんが5歳のときにたまたまテレビの競馬中継を観て興味を示した。

かずまくんに馬の名前を教えてもらうと、次々と名前が出てきた。(500頭以上言える!)


かずまくん
「一頭、勝ちそうな馬の予想を決めて、その馬がどこまで行くのか見ているのが面白い。」


<スタジオ>
ももさん
「何の役にも立たなそうですよね…。のめりこまないで欲しいので、競馬中継の時間に外に行かせようとしたりするが、録画していったりして戦い」

マロンさん
「すごい素敵だと思う。一つのことをとことん追及して、自分で調べて研究して、すごいことだと思う」

ももさん
「でも学校の勉強には出てこないし、テストにも出ないし」

高山アナウンサー
「大人になったら何になりたいと言っているんですか?」

ももさん
騎手になりたいと言っている」

高山アナウンサー
「そこを伸ばしていきたいというのは?」

ももさん
全く思っていない。新しいことに興味を持って欲しい。英単語をどんどん覚えたり、漢字をもっと覚えたりとか」


子どもの興味から意見を引き出すには?

白梅学園大学 子ども学部 無藤隆教授

「親は子どもの興味に共感し、受け止める

親はなるべく口をはさまずに、ひたすら興味について話をしてもらい、しっかり耳を傾ける

子どもは話す機会を多く持つと、他のことも上手に話せるようになる。

勉強とつながりがないように感じるが、広い意味での”学び”につながっていると信じて接することが大事

マリモさん
「ウチの子は虫が好きだが、わたしは全然好きではない。だから、虫好きの親子を見つけて一緒に行ってもらっている。自分が興味を持っているものに一番同調して欲しいのはお母さんだと思う。拒絶じゃなくて、受け止めてあげるよというのが大事。アウトプットの仕方を一緒に考えてあげればいいと思う。人に話すのがかずまくんの力になっていると思う」

尾木ママ
「500頭の馬の名前を、”日本語に直すとどういう意味?”と聞いてみるといい。すると”鋭く走るという意味なんだ”などといろいろと言い始める。そこで”英語が特にになったんじゃない?”などと褒めてあげるといい」

高山アナウンサー
「親の価値観からすると無意味でも、自分の中で”オレにはこの力がある”と自信がつけば、それは学びの1つになる」

尾木ママ
「好きなことがその子の才能。アクティブ・ライフ。子どもが主役となり、家庭生活をアクティブにすることが大事。どんなに控えめでも、自分の意思をプレゼンできる力になっていくと思う」

ももさん
「今まで趣味のことも、選んだ本などのことも、わりと否定的だった

マロンさん
「大丈夫なのかなという不安はまだあるが、どういう世の中になったとしても、子どもをしっかり育てていく親子の対話が大事なんだと思った。そこがしっかりしていれば、何が来ても大丈夫な気がした」

ちゃママまとめ

2020年、東京オリンピックの影でいろいろなことが起こりそうですが、

親ができることって、

子どもが興味を持ったものは否定せず、やりたいようにやらせて話を聞いてあげる。

(最近はもう息子の車の話についていけないけれど、聞いています!)

興味を持った時に、それに関連するものを与えて深めてあげる。

(勝手に図書館で借りてきて置いておくと「何これー?」と読んでいます)


なのかな?と思いました。

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