こんにちは、ちゃママです。
今朝、息子を送り出したあと、ママ友からLINEが届きました。
「朝からまた〇〇の挑発的な態度に激怒してしまったよ…」
という、小1息子くんを怒ってしまったという反省メールでした。
どうやら、昨夜は子どもの宿題を確認することができず、今朝になって、
「昨日はどこをやったの?」
と子どもに聞いたら、
「ここだってば!」
とイライラした口調で言われたため、カチンときてしまったのだとか。
時間のない朝から言い合いになり、子どもが学校に行ってから後悔してメールをくれたようでした。
目次
親の言葉に潜む3つのメッセージ
親のしゃべりかたは、子どもに三重のメッセージを届けるのだそうです。
1つめは、その文字どおりに届きます。
たとえば、子どもがなにか忘れ物をしたとき。
「忘れちゃったの?」
と言えば、ふつうは疑問のメッセージが送られたことになります。
ところが、お母さんの顔つき、身ぶり、声の高さ、口調などが、それ以上のものを届けてしまうのです。
同じ「忘れちゃったの?」でも、顔つきや口調によって、
「どうして忘れるのよ。だから言ったのに」
というように届いてしまうと、お母さんが叱っている、怒っているというメッセージを伝えることになります。
この2つめのレベルが最も心に残るので、いつまでも”悔しさ”や”バカにされた”という感情が消えず、心にトゲが刺さった状態になるのだそうです。
さらに、「お母さんはきっと私のことをダメな人間だと思っているんだ」というような、人格まで評価するメッセージも届くかもしれません。
これが3つめのレベルです。
いつも「がんばれ、がんばれ」と言われ続けると、子どもは「がんばっていないと思われてるんだ」「私はダメだと思われているんだ」と感じかねないのと同じで、知らず知らずのうちに、子どもの性格形成にまで関わる可能性があるのです。
つい、2つめや3つめのレベルをぶつけがちですが、そこまで評価されてしまうと子どもにはたまりません。
叱りたくなっても、できるだけ1つめのレベルにとどめるようにし、必要以上のことを言葉にしないほうがいいのだそうです。
また、「ほめる」ときも同じで、何でもかんでもほめると、子どもには「そうしなさいと、お母さんは期待しているんだ」「お母さんから自分はまだ任されていない。信頼されていないんだ」というようなメッセージで届きます。
これでは、叱られるのとあまり変わらないので、どうしても言葉で言いたいのなら、どう感じたのかを伝えるのがいいそうです。
子どもを評価するのではなくて、「うれしい!」「そんなのイヤだな」「こういうのが好き」など、ほめるというよりも子どもの気持ちに同化して共感することが大切なのだそうです。
怒りの裏には第一感情がある
では、今朝のママ友の場合はどうすれば良かったのでしょうか。
ママ友は、
「考えてみれば、昨日ちゃんと話をして、確認しておけば良かったんだよね」
と反省していました。
それが怒りのもとになった、第一感情ですよね。
その第一感情があったにも関わらず、目の前の子どもの態度にカチンときてしまった。
怒る前に、その第一感情を伝えることが大切です。
今回の場合、
「ここだってば!」
「あ、ここね。ごめんね、昨日のうちに確認しておけば良かったね。うん、ちゃんとできてるね、オッケー」
などと言えば、そのあとに言い合いになることもなく、笑顔で「いってらっしゃい!」と送り出せたのではないかと思います。
そう。怒る必要は全然なかったのです。
たとえ子どもの言い方が乱暴だったとしても、
「なんなのその言い方は!」
と怒るのでは、ただ子どもを押さえつけただけで、子どもの心は変わらないと思います。
そのときの顔つきや口調は、2つめ、3つめのメッセージとして届いてしまったかもしれません。
口答えされたときは、土俵を降りて距離をおく。そして、
「ママはそういう言い方は好きじゃないな」(←アイメッセージについてはこちら)
「お~怖い怖い、言い方がキツいなぁ~」
などと言っておけば、「(たしかにちょっと強く言いすぎたかな?)」と自分で振り返って考えられる子になると思います。
ちゃママまとめ
”子どもにはこう育って欲しい”、”今しつけないと大変なことになる”などという固定観念で力で押さえつけてしまうと、子どもの心はトゲトゲしくなり、自分を否定し、自分を責めるようになってしまいます。
子どもに謝ることは、決して子どもに気を遣っているわけではありません。
親も完璧ではないので、できないことや間違うことはありますよね。
ママ友には、第一感情を伝えるということと共に、
「忙しいかもしれないけれど、”宿題は必ず前の晩に確認する”って決めちゃうのがいいかもね」
と伝えました。
大切なのは、同じことを繰り返さないことですからね☆