こんにちは、ちゃママです。
先日、息子と一緒に見ていたニュース。
来年度予算案は総額97兆7,100億円。
予算の3分の1以上を借金にあたる国債の発行に頼る状況。
「ママ、国が借金するってどこからお金を借りてるの?」
「そうだよね、どこからお金を借りてるんだろうね?」
小1の息子には、まだ国債の説明はもちろん、来年度の国・地方の借金が1,108兆円にもなって、それが将来君たちに…
とは言えませんでした。。
未来の年表という本がベストセラーになっていますが、息子が大人になったころの日本。どうなっているんだろう?
わたしたち親はそういうことを意識して子育てしないといけないのかな?と思うことがあります。
さて今日は、ブログランキングの「ひとりっ子」カテゴリーに参加しているので、ひとりっ子について書こうと思います。
注)兄弟っ子を育てている方には不快に感じる部分があるかもしれません。
わが家はひとりっ子なわけですが、息子が4歳くらいまでは「2人目は?」とよく聞かれました。
(出生率は1.44人だし、みんな1人か2人しか産まない時代でしょ~)
と思っていましたが、気がついたら、結婚している周囲の人はみんな2人以上産んでいました。(小学校には8人兄弟もいる!)
出生率って、「1人の女性が生涯に産む子どもの数」だから、独身の女性も含まれるんですよね。
幼稚園のとき、ママたちの集まりに行ったら、全員兄弟がいてビックリ。
田舎では2~3人が当たり前で、ひとりっ子のほうが圧倒的に少ないようです。
そのためか、なんなのか、もともと?ひとりっ子にはいろいろな色眼鏡があります。
- ひとりっ子は兄弟がいなくてかわいそう
- ひとりっ子はワガママ
- ひとりっ子はマイペース
- ひとりっ子は競争が苦手
- ひとりっ子は友だちづくりが下手
- ひとりっ子は子どもらしさがない
なので、今日は息子を7歳まで育ててみたわたしが「本当にひとりっ子は兄弟がいなくてかわいそうなのか?」を息子で検証してみたいと思います。(検証って笑)
目次
兄弟がいなくても全然平気
結論から言いますと、全然、かわいそうではありません。
そもそもかわいそうというのは、どういうところが”かわいそう”なのでしょうか?
- 子ども同士の話し相手や遊び相手がいない
- 将来親の介護などで助け合える人がいない
という考えから”かわいそう”になるのでしょうか?
息子はよく、
「兄弟がいなくて良かった~!」
と言っています。
それは、自分の好きな遊びを自分の空間で思う存分できるからだと思われます。
他の兄弟がいたら「邪魔される」「壊される」など勝手に想像して思っているようです。
兄弟の仲がいい場合には、子どものころは遊び相手に、大人になってからは良き相談相手になると思います。
でも、小さいころは同じ環境でも、大きくなるにつれて兄弟それぞれ出会う人や環境が違っていきます。
出会う人によっては、性格までも変わってしまい、兄弟よりも友だち、友だちよりも配偶者やパートナー、新しい家族となっていきます。
介護の押し付け合い、遺産相続で泥沼、テレビでたまに見かけます。
表面上は仲が良さそうに振る舞っていても、内心はそうではない場合もあります。
弟が結婚したら、弟のお嫁さんと全然合わなくて、兄弟の仲まで悪くなってしまった友だちもいます。
そう。すべての兄弟が大人になってもずっと仲良しとは限らないのです。
親が「仲良くしなさい。助け合いなさい」と言って育てても、親の思い通りにいかないこともあるのです。
親がやってあげること
そもそもひとりっ子は、兄弟がいたことがないので「淋しい」と思っていません。
「弟が欲しい」「妹が欲しい」と言うのは、周りのお友達に兄弟がいるのに自分にはいないから”ただ言っているだけ”で、親からの100%の愛情がなくなることまでは考えていません。
息子もそのうち兄弟を欲しがるのかと思いきや、幼稚園のころ、
「ママのところに赤ちゃんが来ませんように」
と言って手を合わせてわたしのお腹に拝んでいるので、笑ってしまったことがありました。
理由を聞いたら、
「赤ちゃんがいたら、オレの大事なトミカがベロベロ舐められて大変なことになるー」
ということでした(^-^;
「大丈夫、ママは(息子)だけが大事なんだから」
と100%の愛を誓いました(笑)
兄弟がいないのなら、パパやママが一緒に遊んであげればいいのです。たくさん話し相手になればいいのです。
普段はお母さん、あるときはお姉ちゃんになって遊びを教えてあげたり、あるときは妹のように頼ってみたり。
生まれた時からこの子だけを見ていればいい。
子どもと接する時間が長いぶん、子どもの視点になって、子どものころに戻ったように一緒に遊んでみると、たくさんの発見があります。
発見することで「こんなこともできるようになったんだな」「こういうところはまだ難しいんだな」などと感じ、子どもを褒めるポイントが変わります。
そして、コミュニケーション能力を育てるためには、兄弟がいてもいなくても、親がやってあげるべきことは同じです。
コミュニケーション能力を身につけてあげれば、友だちづくりも上手になりますよね。
実際、息子は幼稚園のころ、公共の遊び場などで同じくらいの子に声をかけ、
「ママ、あの子5歳なんだって。〇〇くんっていうんだって」
などと、わたしがビックリするくらい積極的に声をかける子になっていました。
子ども同士のコミュニケーションを取らせたいのならば、学校はもちろん、学童や習い事、スポーツ教室などでいくらでも体験させることができますよね。
介護に関しては、確かに1人では大変かもしれませんが、いまは「子どもに迷惑をかけたくない」と親が早めに対策しておくのが当たり前になっていますよね。
ちゃママまとめ
結局は、どんな子どもでも親の育て方しだいです。
「兄弟がいなくてかわいそう」はただの偏見です。
そもそも、兄弟の有無はその子の本質とは何の関係もないそうです。
兄弟がいてもいなくても、子どもは必要なときに必要な経験を手に入れるものなのです。
兄弟間の競争(劣等感、シブリング・ライバリティ)は人生最大のリスクのひとつと言いますが、ひとりっ子はそんなリスクはゼロです。
また、1人で遊ぶ時間は「ひとりでいるときにしか起こらない内面世界」を育てるために、とても大切な時間です。心の中でいろいろな成長が進んでいます。
たとえ親がいなくなっても、”いざという時に頼れる相手を見つけられる子”に育てればいいのです。
ひとまず、お正月、親戚の集まりなどでも根拠のないことを言っている人の話は聞き流しましょう♪
何よりも子どもに対して「ひとりっ子でごめんね」なんて思わないことが一番大切です。
ひとりっ子育児で悩んでいる方は、ぜひ諸富祥彦さんの本を読んでみてください。
心が救われて前向きな気持ちになれます。
今日は、思ったことをダーッと書いてみました。
いろいろな考え方があるうちのひとつだと思っていただければと思います(^-^)
ひとりっ子でいいのかな…と思い悩んだ日もあったけど、7歳まで育ててみたいまは、わたしにはひとりで良かったんだと思えます♪